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『マレーナ』(00) イタリアの至宝 モニカ・ベルッチ

2010年11月07日 | 映画・ドラマ
 イタリア好きのおれですが、今回はイタリアの至宝といわれている女優(兼モデル)のモニカ・ベルッチの紹介です。イタリアの著名なモデルや女優って実際あまり知りません。思い浮かぶのは、チッチョリーナかな~。(ふるっ)
 64年生まれということで、今48歳ですか。きれいです。美人です。フェロモン全開です。今は、ハリウッド系の作品にもよく出ていますが、元々は、学費稼ぎのバイトではじめたモデルからこの業界にはいったようです。177cmです。モデルにしては、肉感的です。でもそこがよいです。モニカ・ベルッチを生で見たら圧倒されるだろうなって思います。
 あのイタリアに生まれた美女ですからね。これまでどれだけのイタリア野郎から口説かれたことでしょう。彼女を射止めたのは俳優のフランス人のヴァンサン・カッセル。離婚報道がしょっちゅう出ていますが、それは事実ではないようです。



 2人の間には2人の子供がいるそうですが、第一子が40歳の時。さらに第二子が45歳というのが素晴らしい。
 彼女の作品をはじめて見たのは、フラシス・コッポラ監督の『ドラキュラ』(92)、石岡瑛子氏衣装も素晴らしい。メインの役ではなかったのでその時は気づきませんでしたが。その後、ハリウッド大作の『マトリックス』にも出演。欧州だけでなくUSAにも進出していきます。これだけ美人だと、かえって女優としては使いにくい素材かもしれません。出演作は数多くありますが、オスカーにノミネートはされてはいません。そういうおれも彼女の作品を全部見ているわけではありませんが、彼女の魅力が最大限に活かされた作品が今回紹介する『マレーナ』ではないでしょうか。
 イタリアの才能が集結した作品でもあります。監督は、イタリアを代表する監督、ジュゼッペ・トルナトーレ。(日本でやたらと愛され、アカデミー外国作品賞もとった『ニューシネマパラダイス』が有名)音楽を、イタリアを代表する音楽家・エンリオ・モリオーネ。この『マレーナ』でもアカデミー賞にノミネートされています。(おれ的には『Once Upon A Time In America』が最高)そしてイタリアの至宝・モニカ・ベルッチです。彼女も、自分がモデル上がりの女優というのは自覚していて、周囲の目の厳しさも意識しながら女優業に踏み込んだみたいです。まさに『マレーナ』の中にも出てくる、美しすぎる女性への女の嫉妬が全開って感じでしょうか。
 そういう意味でも、この作品はわりと地でいける部分もあったのではないかとも思います。舞台は、1940年代の第二次世界大戦のシチリア島。イタリアの中でも、シチリアは陽気なイタリア人って感じではないそうです。あまり喜怒哀楽は表に出さず、内に秘める感じというのでしょうか。トルナトーレ監督もシチリア出身だそうです。島ですから閉鎖的なとこもあるでしょう。

 

 モニカ演じるマレーナが歩くと街中の男は釘付けになる。そんなマレーナに12歳の少年、レナートが恋焦がれる物語です。マレーナは夫が戦地に行っている人妻です。12歳といえば第二次性徴期の頃。性の目覚めってやつです。モニカ・ベルッチの肢体は少年にとってはたまらない対象でしょう。この性というのもけっこう生生しく表現しているので、こういうのを嫌悪する女性もいると思いますが、ノーマルな男なら誰もがしてることです。
 


 この物語が、おもしろいのはこの少年の妄想を再現しているとこ。一方でこの少年の思いはピュア。モニカ演じるマレーナに恋焦がれ続けます。けっこうストーカーっぽいですが。彼女の事を知りたくて、彼女が聞いてるレコードを探して聞いたり、少しでも彼女を感じようとします。彼女の下着まで盗んでしまうのは犯罪ですが・・・そして、少年は、みだらな目でマレーナを見る男たちや、嫉妬の目でみる女性から必死で彼女を守ろうとしますが、12歳の少年は無力すぎます。モニカ・ベルッチも体当たりの演技です。終盤のリンチシーンはすごいです。女の嫉妬ってえぐいわ。
 エンニオ・モリコーネの音楽も得意の郷愁系で(極めつけはやはり『Once Upon A Time In America』ですが)切なさをさそいます。
この作品は、間違いなくモニカ・ベルッチの代表作だと思います。少年の妄想シーンがたくさんあるので、それにあったコスプレっぽい衣装も着てるのでいろいろなモニカ・ベルッチが満喫できます。っていうかこれって少年の妄想というより、監督という特権をいかしたこの監督の妄想を映像化したんちゃうかぁ。でも監督ありがとーって感じですが。私、通常盤をDVDで持っていますが、後に出たコレクターズ・エディションには、さらにあんなことからこんなことまでしてるモニカ・ベルッチがいるってレビューを見てすぐに購入しました。
 ちょっとネタばれになりますが、いろいろあったマレーナと、最後に少年は初めて声をかわします。彼女が袋からフルーツをおとして転がってしまうのですが、それを少年は拾って彼女に渡します。そのとき、少し手が触れたりもするのですが。マレーナは「ご親切に」といって立ち去ります。その時、少年は彼女に「お幸せに マレーナさん」と一言声をかけます。かけずにはいられなかったのでしょう。このシーンは感動しました。本当に好きな相手には、最後には相手の幸せを願う。ものにできたらそれこそ最高でしょうが、本当に心から愛する相手は、それを超えてその人の幸福を心から願うし思える。それが本当のピュアな愛だと思います。
 最後に、少年レナートを演じたジュゼッペ・スルファーロになりた~い。

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