Baseball Junky!

鯉の罠に落ちた一人の男の、野球バカ一代記。

西武裏金問題に思うこと

2007-03-11 01:38:21 | 野球全般
西武、不正なスカウト活動=アマ2選手に「栄養費」1300万円

鯉チローです。

結局ね、球界に自浄作用を求めるなんて無理なんです。ナベツネが復帰したときに喜んでいるようなとこですから。
ファンのほとんどがそう思っていたのに、球界の人間が一番わかっていなかった。

もちろん、こういう行為をした球団には厳しい処置をしなければいけません。
ドラフト参加資格の剥奪や罰則金なんぞ、当然すぎます。
明日やれって。

それよりも不正防止策を考えなければいけないのですが、「不正をやるメリットがない」仕組みが一番効果があるのです。
なんで栄養費を渡すのか。そのチームに入ってくれる確率が高くなるからです。栄養費を渡してもチームに入る確率が変わらないのであれば、誰もお金なんか渡さない。

一つの結論は完全ウェーバー制です。よくこの制度のデメリットとして「海外に選手が流出する」「FAが短くなって契約金が跳ね上がる」なんて言われます。
このデメリットについて私自身の反論はありますが、仮にこれらのデメリットを認めたとしても、この制度には、そのデメリットを持って余りあるメリットがあります。

そのメリットとは何か。
あの球界が完全ウェーバー制を採択した、ということが、ファンへのやる気のアピールにつながることです。

チームの公平性とか海外流出とか、それはそれで大事だけど、「ファンの信頼回復」という結構大事なことが議論されていない。
ドラフト改革はそのアピールの絶好のチャンスなのに、なんとも歯痒くてなりません。

恐らく、こんな事件は氷山の一角です。
球界のおっちゃん方、あなた方は信用されていない。

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