花のたより☆山のふみ

青森県の小さな学校「名久井農業高校」と園芸科学科の植物研究グループの取組み、そして地域の美しい自然環境を紹介します!

TEAM JAPAN

2012-05-25 | 学校
チームでは毎年、オリジナルTシャツを作っています。
最初はチームの本拠地である光実験温室が暑いのでその対策が目的でした。
しかし昨年、今年は新しい使い方をしています。
種差海岸は県立公園のため、勝手に植物を採取できません。
そこで県に申請して許可を得て活動をしています。
その際、特別に許可されて活動しているというのがわかるように
工夫するよう指示されています。
そこでチームは県知事の指令書を携行する他、
全員、自生地に入る時はみんなでこのチームTシャツを着ています。
今年はストックホルム青少年水大賞に日本代表で出場することから
こんなTEAM JAPANの記念Tシャツにしました。
ロゴマークは全員同じですが、シャツの色は個性が出るよう人さまざま。
もし種差海岸で姿を見つけたらぜひ声をかけてください!
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サクラソウの人工授粉完了

2012-05-25 | 学校
3年生6名が種差海岸でサクラソウの生育調査と
人工授粉を今年も行いました。
自然を守る会の強力や学校での事前練習の成果もあり無事完了。
後は1ヶ月後の結実を待つだけです。
作業が終わると使った実験器具や装置が
持ち運ぶのに使った箱に次々に返却されます。
よく見るとシャーレの中にピンクの小さな花びら。
短柱花の柱頭に花粉をつける時、
また長柱花の花粉を採取する時には
確かに花弁を取り去る必要があります。
かわいいお土産ができました!
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自然の回復力

2012-05-24 | 学校
こちらは自生地に何かを刺して測定しています。
測定しているのは土壌内の酸素濃度。
地下40cmまでの酸素が何%あるのかがわかります。
普通は地下深くなるほど酸素濃度は減少します。
さらに塩害を受けると土壌は隙間がなくなり通気性が悪くなることから
土壌内の酸素濃度は浅いところでも低下し、生物に悪影響を与えます。
昨年、種差海岸の土壌酸素濃度を測定したところ
やはり表層は酸素濃度が20%以下で塩害の痕跡がありました。
ところが地下30cmでは逆に濃度が高いのです。
チームはおそらく毎年枯れた草が積み重なってできた腐葉土層のため
内部は隙間がたっぷりあり、そのため酸素濃度が高かったのだと考えています。
このふかふかの土壌がサクラソウなどの植物を守ったのです。
この豊かな自然で形成された環境が種差海岸の秘密であり宝なのです。
チームはこの数値を見てあらためて自然の力の強さを実感しました!
今年の調査では地表から地下部まで酸素濃度はすべて20%以上。
もう塩害の影響はありません。
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短柱花の群落発見

2012-05-24 | 学校
サクラソウの花には雌しべが雄しべより長い長柱花と
その逆の短柱花の2種類があります。
これは自家受粉を避けるプリムラ類の知恵で、
受粉はこの2種類の間で行われます。
したがって人工授粉をする際は、
それぞれの花がどこにあるのかわからないとできません。
探していた担当の2名が悲鳴をあげています。
いくらさがしても短柱花があまりみつからないのです。
そんなはずはありません。
あきらめそうになった時、
背後に1m四方の小さな群落を発見しました!
観察すると驚くことにほとんどが短柱花。
短柱花のだけの群落がすぐそばにあったのです。
担当2名はまるで秘密の宝を見つたように感激しています。
どうやらハチによってこの2つの群落間で受粉がおこなわれているようです。

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晴天の海岸に咲くサクラソウ

2012-05-23 | 学校
次に草丈、葉幅、葉身長、そして葉の色を葉緑素計で測定します。
昨年の調査ではこの自生地のサクラソウは
近隣のものより小型であることがわかっています。
常に潮風に吹かれる環境だから小型なのか、
それとも塩害などなんらかの影響を受けて小型なのか。
昨年だけの調査では分かりません。
そこで今回、もう一度測定してみました。
その結果、草丈で昨年より約20%も大きくなっていました!
やはり昨年は津波の影響を受けていたようです。
でもこれで安心、元気に育ってもらいたいものです。
それにしても晴天のうえ風も弱くとても気持ちよい調査となりました。
今年も立ち会ってくださった自然を守る会のみなさんにも感謝いたします。
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