「アルビレックス新潟」各チーム推し活動をできるだけ現場でしている都内在住サポーター

「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

映画「何者」佐藤健の演技が圧倒的に優れている

2016年10月27日 11時00分00秒 | 映画・テレビドラマ・漫画
今年2016年の国内映画賞の主演男優賞は、佐藤健(たける)君が総舐めするに違いない―と上映が終わった後に直ぐに思った映画「何者」。
朝井リョウさんの原作は未読なれど、直木賞受賞作品の映像化、胸踊らせて新宿ピカデリーに。
これは、傑作も傑作。

そして傑作たらしめている主因は、佐藤健君の芝居。
当初、彼演じる拓人は狂言回しだと思い込んでいたし、実際そういう演出のされ方をしていたのだけど、段々と群像劇という装いから、拓人の心の闇を描写へと変転。
就職活動を巡る葛藤、嫉妬、焦燥。
仲間を見下すことで優越感に浸り、それで辛うじて保たれる自尊心。
そういった拓人の感情が、ひしひしと伝わり、理解る!理解る!と共感しきり。

拓人の片想いを示唆する場面、その片想い相手が彼氏に振られる場面がある以外は、これといって恋愛予想に欠けた作品ですが、正に青春映画!
惚れた、はれたが無ければ青春映画じゃないみたいけど、紛れもない青春映画。
身につまされて、自分って何だ?と考えされられる青春映画。

そして、前述のとおり、佐藤健君の高い演技力がこの作品の成功の源泉。
それがしがキネマ旬報の選者ならば、主演男優賞は彼に投票します。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017プリンスリーグ北信越参... | トップ | 新潟 浦和に先制された時点で »
最新の画像もっと見る

映画・テレビドラマ・漫画」カテゴリの最新記事