抜山蓋世

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近鉄特急発車のために

2016-12-06 22:12:38 | ラグビー
前回に続いて、近鉄ライナーズについてですが、今回は傾向と対策編です。

まず、今シーズンのスローガンは、
Move First ですが、私は最初Move Fastだと思ってました。
明治の故北島監督は「前へ」でしたが、これは前に進む意識というだけでなく相手より一歩でも半歩でも先に前へと言う意味です。
わかりやすく言えば、常にドミネートの意識を持てということでしょうか。
最初は、うん、これでTop4を目指すんやなと思ってましたが、なんや、まず動けよってことかいな…とガックリしてしまいました。
このような誤解を生むスローガンは、チームのまとまりを欠く元、もっとじっくり考えるべきだったと思います。

では、具体的にまずはディフェンスから。
開幕当初のディフェンスは十分機能していたと思う。
シャローのストラクチャーで、ブリッツに出る所はキチンと出て、スペースを確実に消していた。
開幕戦は、後半ラスト20分あたりから足が止まってきたけれど、気持ちで必死でカバーしてスペース消して、最後惜しいところで取られてしまったけれど、本当に感動的なディフェンスだった。
2節のコーラ戦の前半あたりまでは間違いなくキチンと機能していた。

それから徐々に、ブリッツに出た後のカバーのアサイメントミスが目立つようになり、ゲインを切られた後のラックでは、下がった選手がステイする場面も出てきた。

ゴール前ディフェンスでは、パナソニック戦で象徴的な部分があって、どうしてもボールによってしまう傾向が出てきて、オープンサイドが薄くなってしまい、樫本君が必死で呼んでも誰も反応せず、結局オープンサイドに展開され、樫本君は呼び続けてタックルにも入れずトライを許してしまうという場面があった。
パナソニック戦は惜敗という雰囲気だったけれど、私はアサイメントミスと相手のスピードに翻弄された完敗だと思ったので、そのギャップに先行きが不安になったのを覚えている。

その後は、だんだんとシャローではなくドリフトからブリッツに出る、ラッシュ系のディフェンスに変わってきた。
ドリフトは従来からのストラクチャーなので、問題ないのだけれど、ブリッツの後のカバーが出来ず簡単にペネトレイトされてしまう。
それが続くとブリッツにも出れなくなり、完全にステイ系のディフェンスになる。
ステイ系でも、外側に押し出していくとか動きを封じていけば十分機能するのだけれど、ノミネートしていてもオープンに振られると、下がって受けてしまうので、簡単にオーバーラップされてしまう。
つまり、容易に相手にスペースを与えてしまうということ。
また、ピラーの問題かコミュニケーションの問題かわからないけど、縦縦横縦のアタックでオープンサイドに簡単にスペースができるようになってしまった。

それが如実に見受けられたのはトヨタ戦だったと思う。
結果は、終盤でトヨタが必要のないノットテンの反則でシンビンを出して、気が抜けたような状態になったので、惜敗という雰囲気だったけれど、実際にはほとんどトヨタの組み立て通りの試合だった。
この頃から入れ替え戦の危機感を感じるようになってしまった。

ホンダ戦あたりからは、個人の判断でブリッツに出て逆にスペースを与えてしまったり、ノミネートした選手がパスすると次の動きに入れずにフリーズしてしまうので、アングルを変えて入って来られると全くカバー出来ず、見事にペネトレイトされてしまうという無残な状態になってしまった。

現状では隙だらけのディフェンスで、単なるアサイメントミスではなく、ストラクチャーの問題でもなく、個人ディフェンスの集合体になってしまっている。
しかも個人が次のプレーを考えて理解しているようにはみえない。
当然、スペースを作るために組み立てられた組織のアタックには対応できない。

まずは試合中にプレー中でも何度も何度もコミュニケーションをとり、アサイメントを確認し続けて、ワンラインで攻めるディフェンスを意識して欲しい。
監督不在でコーチの言うことも聞く気がないのであれば、選手達自身がワンラインで攻めて守るためにはどうすべきかをとことん話し合って着実に実行していって欲しい。
スペースを消すのか、動きを消すのか、ボールを封じ込めるのか、場面に応じて対応する。
それをワンラインで攻めて対応する。
それが出来る選手達が揃っているので、これからの変革に期待したい。

相手より一歩でも半歩でも前へ。

アタックについては後日。
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