最近、救急車での患者の受け入れ先が決まらない事が話題になるけど、朝日新聞の下記の記事を見つけた。以下は、その文章を転載。
http://www.asahi.com/kansai/news/kyuukyuu/OSK200802170062.html
当直医ルポ(2)救急車続々、小児科医は一睡もできず
午後5時3分。大阪赤十字病院(大阪市天王寺区)に併設された救命救急センターの夜間救急は、路上で転倒した90歳男性の搬送で始まった。
この日、救急外来の当直は、医師4人と小児救急にあたるベテラン小児科医の計5人。本来は命にかかわる患者に対応する救命センターだが、地域住民のため、可能な限り軽症も受け入れる。
救急車の到着を知らせる着信音が鳴り、医師や看護師が一斉に玄関に飛び出した。転倒といっても、その原因が脳や心臓の疾患であれば、治療は一刻を争う。
「楽にして」「お名前は」。医師らが声をかけながら患者の意識を見極め、血圧などを確認。心電図の検査で急性心筋梗塞(こうそく)と判断し、緊急カテーテル手術のため、専用の部屋に運んだ。
この夜は、子どもの急患が次々と押し寄せた。自転車に足をはさんで骨折した6歳児、自宅で転倒し、頭を打った1歳児、空手の練習後に腹痛を訴えた10歳の男児……。「痛い。もうやめて」。センターに治療を受ける子どもたちの泣き声が響きわたる。
小児救急の担当医(43)は食事も取らず、午後5時から患者の治療を続けていたが、本当のピークは、日付が変わってからだった。
午前0時48分、「入院が必要かもしれない」と、軽症者の診療にあたる大阪市の中央急病診療所から4歳児が転院してきた。同1時3分、インフルエンザで39度7分の発熱があり、気管支炎を起こした1歳女児が担ぎ込まれる。同47分には同診療所から「アレルギー性疾患が疑われる」と、5歳児が運ばれてきた。
全員症状が重く、小児科医は三つの診察室を慌ただしく行き来し、検査や診察、点滴などにあたる。子どもたちは注射の痛みに泣き叫び、治療ははかどらない。
同2時2分、限界が訪れた。救急隊から腹痛の乳児の要請が来たが、「これ以上は無理。医療事故を起こしかねない」。断るしかなかった。3人の治療を終え、入院手続きをしながら、「もう4時か」とため息をつく。
それでも、患者が途絶えることはない。同5時42分、高熱でけいれんを起こした生後10カ月の女児が運び込まれた。搬送した救急隊員は「この時間帯は受け入れ先が決まらないかも、と不安になる。最初の要請で受け入れてもらえて良かった」と胸をなで下ろした。
午前8時半までの救急患者は31人。ごく平均的な人数だ。この夜、救急病院に来る必要のない患者はいなかった。
小児科医は救急車などで運ばれてきた子ども7人を治療し、一睡もしなかった。当直が明けてからも入院患者を診て回った。山本英彦救急部長(56)は「一般の救急患者も増えているが、最近、目立つのは重症の小児救急の増加だ。周辺で受け入れ病院が減っているのだろうか」と憂える。

小児科医の先生はこの日一睡もできずに、当直をこなしている。そして、驚いたのは、一晩で、救急車搬送が12件もあることだ。三次救急の救急救命センターで、医師が5人いるとはいえ、予想以上の数だった。これでは、お医者さんが過労死してしまうよ。
これは、大阪の病院の例だけど、最近、首都圏でも、救急車の受け入れ先がなかなか決まらないケースがあったと記事に書いてあった。でも、この記事を読んで、本当に夜の当直の大変さを改めて感じた。これだけ、重症患者が来れば、受け入れられない場合が多いのも当然だ。そして、医師は当直といっても、実際には眠れないことが多いのがよくわかった。だから、勤務医の先生も疲れ果てて、辞めて行ってしまうのだと思う。
でも、一つだけ言いたいのは、先日の記事で、心臓疾患で通院していて、検査入院をしていた患者さんが自宅で容態が急変したけど、通院先の病院に救急車の受け入れを断られてしまったんだよね。理由は当直医の先生が入院中の患者さんの処置中で受け入れられなかったんだけど、入院や通院をしていた病院に受け入れを断られるところまで来てしまっているんだよ。
道路や新幹線なんて、もう作らなくてもいいから、医療費の問題の方にもっとお金を回しても欲しいと思うよ。国会で、道路財源の暫定税率をあれほど一生懸命に議論しているんだったら、もっと、救急や病院のことを一生懸命に議論して欲しい。今年の診療報酬改定があったけど、あれだけでは、問題は解決しないと思うよ。誰かも言っていたように、「道路があっても病院がない」と。私は、素人だからそれぐらいしか言えないけど。
そうしないと、もっともっと勤務医の先生がいなくなって、病院もどんどん閉鎖されてしまうよ。私が今できるのは、なんだろうか?と考えてしまった。










特に、外科系に進んだ彼の話によると、食事の時間も取れずほとんどカップラーメンを常食とのこと。
(これで手術を行っているかと思うと、倒れないかと心配です)
小児科を選んだ彼も、教授からの熱心なお誘いだとか。(親も現職の小児科医)
残るもう一人の医学生も同じ道を通るのでしょう。
少しでも休める時間の確保を、願いたいです。
母が救急車の世話になったときも、受け入れ先が決まらず、うちの前で赤ランプつけたまま暫く止まってました。
ちなみに、うちの実家の方は、産婦人科がなくなりました。
何とかして欲しいですね。
外科の主治医も嘆いてました
いつもだと叱られるだろうから、たまにだけど・・・時間のある時に水分補給してね
若い先生も入ってこないってぼやいてたよー
実際、私の家から近い総合病院では、産婦人科も
小児かもなくなっちゃいましたよ〜
近くに救急体制が整った病院がないと、
子どもも産めないのか??
近所の小さなお子さんを持つお母さんがぼやいてました。。
人の命を大切にする国会(国)になって欲しいよね!
身内にお医者さんがいると、いろいろなお話を聞かれているから、余計に実感されますよね。
外科医になる先生も年々激減しているそうです。ガンになっても手術は順番待ちという状況になってくる日が近いかもしれません。
>かっちんさん
お母様の救急搬送の時も受け入れ先がなかなか決まらなくて大変でしたね。無事に受け入れ先の病院が決まって、今はお元気なのでしょうか?
産婦人科は日本全国で大変な状況ですが、かっちんさんの所は地理的に辛い物がありますよね。
>yoshikaさん
yoshikaさんのブログで、いろいろと読ませていただいているのですが、地方は本当に大変なようですね。研修医の先生が大都市に集中しているのも原因なのでしょうか?
今いるお医者さんまでいなくなったら、地方の人はどうしたらいいんでしょうね。
>ステラ☆さん
ステラさんの所でも、産婦人科と小児科が無くなったのですね。これでは、赤ちゃんを産もうと思っても、安心して産めないですよね。ますます少子化が進んでしまいますよね。
でも、産婦人科や小児科のお医者さんは人数が少なくなって、本当に大変な重労働のようです。それは、私のいつも読んでいるブログのお医者さんの記事を見ていても、よく分かります。