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シネマアートン下北沢・存続のためのお願い

2008-06-06 | 【雑文・映画】
まず最初に書いておきたいのだけど、この数日俺がブログ上で福居ショウジン監督『the hiding -潜伏-』の宣伝をしていたことと、この件はまったく関係ありません。たまたまタイミングが重なっただけです。

本題に入ります。
各方面に連絡させてもらったし、すでにネット上でも出回っているので知っている人もいると思いますが、明日6日をもってシネマアートン下北沢http://www.cinekita.co.jp/が急遽休館することになりました。

これが決定したのは昨日4日。常識的にはあり得ない急な出来事で、劇場支配人Iさんはじめスタッフたちは奔走しました。

俺の元に連絡をいただいたのも4日。すぐさま劇場にかけつけ、支配人から事情説明を受けました。

この休館の事情について、ネット上で憶測含めていろんなことが書かれていますが、すべてが事実ではありません。
また、現状で様々な情報が飛び交い、全体像を把握するのが難しい状況でもあります。

俺は長年に渡りこの劇場とお付き合いさせていただいていた関係もあり、この件に関してかなり情報を持っている部類の人間だとは思います。

ゆえに、ここで書けないことは書きません。
ただし、事実のみを書きます。

既に取りざたされているように、親会社アートンの不祥事の影響であることは間違いありません。
しかし、これと劇場運営は本来別問題であり、劇場側には何の落ち度もなかったのです。
それなのに、諸事情で休館を余儀なくされてしまったのです。
つまり簡単に言うと、親会社のトラブルに巻き込まれた、ということ。つまり劇場側としても晴天の霹靂であったというのが事実です。

まずは皆さん、ソースが不明な情報に惑わされることなく、この件に関してお考えいただければありがたいです。

さて、4日の段階で俺はもちろん関係者に動揺が走る中、何かできないかと考えました。
今まで自分の監督作品・出演作品・プロデュース作品を公開してきてもらっただけでなく、一映画人として本当にお世話になり、また学ばせてもらった劇場でもあるので、劇場なくなります、ハイそうですか、とは考えられなかったのです。

そもそも公開中の『the hiding -潜伏-』に関しても、俺はショウジン組の人間というわけではなく尊敬する先輩として、また監督仲間として、少し宣伝配給のお手伝いをさせていただいていただけです。そしてもちろん、日々劇場に勤務し頑張っていた劇場のスタッフでもありません。

でも、この状況を見過ごすことはできなかったので、分不相応は承知で出しゃばらせていただこうと覚悟を決めました。

そこでショウジンさんはじめ監督仲間たちと相談し、まずは今日5日明日6日にできるだけ集客することにしました。「この劇場はまだまだお客さんが入る」という事実を世の中に見せたいのです。
そして、来て頂いたお客様の中で賛同して下さった方に、「シネマアートン下北沢を存続させるための署名」をお願いすることにしました。

その結果、今日来てくださったお客様はみな理解を示してくださり、署名をしてくださいました。

あらためて、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。

また、劇場には来れないけど激励メッセージをくださった数多くの映画人の皆様、ありがとうございます。
この動きを始めたのは確かに俺個人ですが、すでに把握できないほど広がっており、いろいろな方面から、今回のことに対するショック・落胆とともに、同じく何か協力したい、という気持ちを聞いています。
感動するのはまだ早いですが、それでも熱いものが込み上げてきます。


そこで、ここまでこの文章を読んでくださった方にお願いがあります。


明日6日、劇場に来てください。


上映開始は20時半ですが、整理券は14時から配布されます。
20時15分に整理券順に入場となります。
そして、入場の際と映画が終わった後に、上記の署名を行っていますので、ぜひご協力ください。

かなりの混雑が予想されますのでもしかしたら劇場に入りきれないかもしれませんが、署名だけでもしていただけると本当に助かります。

この署名は、とりあえずこの2日間のものをまとめ、混沌とした情勢が落ち着いてくるのを見計らって、然るべきときに利用させていただこうと思っています。
もちろん個人情報を別用途に流用などしません。
しいて言えば、メッセージ欄を設けてありますので、webも含めもし今後展開を広げていく際に、メッセージ抜粋のみ無記名で利用させていただく可能性がありますが、そこはご了承ください。

今後も署名活動を続けるかどうかは、おそらくは週明けの判断になると思います。
なので、まずは明日、できるだけ多くの方に来ていただけるとありがたいです。


俺は、映画が好きでこの業界に飛び込んで16年、今まで映画のことばっかりやってきました。
その中で、自分自身のことも含め、いやな思いはさんざんしてきました。
でもまだ映画をやっていられるのは、それ以上に素晴らしい映画を愛する人々と出会えてきたからだと、本当に信じています。

映画を愛する人々が、映画に関わることで傷つくなんて、見てられません。

シネマアートン下北沢は明日でいったん休館になりますが、まだまだどうなるかわかりません。
俺はまだ、終わってないと信じています。

急なお願いで申し訳ありませんが、ぜひご協力いただけるとありがたいです。

よろしくお願いいたします。


映画監督 福島拓哉



追記:
公式サイトの支配人のメッセージなど公の場では「閉館」という単語が使われていますが、ここでは福島個人の希望を込めて「休館」という単語を使用しています。
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