バンダナおやじの「心はいつも太平洋」

かつてCafestaでUPしていた日記で、サイパン・テニアンでのエピソードがいっぱいです。

「続BAKAMOTOさん」2007年11月25日の日記

2017年03月07日 | 思い出話 テニアン・サイパン
BAKAMOTOさん」続き。(話の流れが解らない方は、前回の「BAKAMOTOさん」からお読みください。)
さて、客の正確な名前も分からないままに、フェリーは到着した。
下船してくる客のなかに、それらしい人物を探すが見あたらない。
と、そろそろ最後の客かと思われる頃、一人の日本人が降りてきた。

「うぅわっ!」
その人物は、痩せぎすで南国には不似合いなジャケットをはおり、見るからに貧弱で暗そう・・・
おまけに、今では見かけないようなショルダーバッグを斜めがけにしている。
そのショルダーバッグは30cm四方の正方形っぽい感じで、スポーツメーカーの名前が入っているもので、私が学生だった20年前に「浪人バッグ」と呼ばれ、流行っていたものだ。
第一印象で人を判断してはいけないが、そこから感じられるイメージは、正直「なんかオタクっぽい。」のである。
今思えば、フリータイムコースへの反感と、この第一印象がこの後の出来事に大きく関与したことになった。

私(心の声):「何だよ、こんな奴の為にこの忙しいのに他の仕事中断してまで、迎えに来なきゃならんのかよ・・・」 
しかし、これも大切な仕事である。私は、ここはプロに徹せねばと心を隠し、仕事モードに入った。
私:「○○ツアーフリータイムのお客様ですか?」(作り笑顔で丁寧に)
客:「そうですが・・・」
私:「お客様、お名前はえーとワカモト様でよろしかったですか?」
客:「あぁ?! 何なんですかあなたは!!」いきなり怒鳴りだした。
私:「え?私ですか?私はこのテニアン現地の係員で、○○ツアーでお越しのお客様のケアをしている者ですが。」
客:「ここは外国なんですよ!日本と違うんですよ!何があるか分からないのにどうやって、あなたはそれを証明できるんですか!!」
私:「いや、証明も何もここに会社名も明記されていますし、サイパンのエージェントさんからの行動予定表にも、説明されているはずですが。」

客:「あんたの事が信用出来ないって言ってんだよ!!」
何だとコノヤロー!!(心の中で叫んだ)
こりゃ久々に
「カッチンコッチンきたあるよろし」ですわ!!
なんじゃこいつはエラそうに!!名前が違ったくらいでギャーギャー喚きゃーがって!!俺だって仕事じゃなきゃお前なんかわざわざ迎え来ねぇって!
『ここは外国なんですよ』だと、分かっとるわそんなもん!!どう見たって名古屋や京都じゃにゃーだろうが!!テメーこの野郎!
エラそうに言う割りには、結局一人じゃ何にも出来んもんでツアー会社のコースで来てんだろうが!!俺らがケアしてやらねーと、右も左も判らんくせしやがって!!
そうだよ、ここは外国だよ!なんだったらお望みどおりジャングルに連れ込んで、サンドバッグにした後に身包み剥いで、バンザイ岬から叩き落したろかい!!

そんな心の声をグッとこらえて
私:「私のことをお疑いのようですが、申し訳ございませんがこちらのIDカードを御覧いただけますか?」
そういって、労働許可証(パーミット)を取り出し、客に見せた。
客:じっと見て「なんなんですか?このXXって会社名は?」
私:「それは私共の会社名で、この予定表にもあるように、テニアンでのケアは私共が行っているのですが、信用いただけたでしょうか?」
客:「ふーん、そうなんだ。」
私:「それでは、この後の日程の説明もありますので、こちらのバスにお乗りください。」

そして彼は、バスに乗り込んだのだった。                   
さて、話が長くなってきたので続きはまた次回UPしよう。
さぁ腹の虫が収まらない私は、一体どういった行動に出たのか?そして、この高飛車な「BAKAMOTO氏」は一体どうなったのか?
次回「BAKAMOTO」シリーズ完結編をお待ちあれ!
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