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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

マグマ大使でモルばかり呼び出すヤツ

2007年10月11日 | 漫画・アニメ、そして特撮

「マグマ大使」といえば、ご存知手塚治虫先生の傑作漫画。
テレビ化もされた。テレビ版「マグマ大使」は、実写の特撮怪獣ドラマだった。

後にフォーリーブスの一員となる江木俊夫がまもる少年役として出演しており、番組中で彼がピンチに陥ったりした時に不思議な笛を吹くと、いずこかの謎の火山島からロケット人間が飛んでくる。
いわば彼は、ロケット人間の召還士みたいなもんだ。

で、このロケット人間は3人居た。
一人が主人公マグマ大使。
もう一人がマグマの妻、モル。
で、三人目が子供のガム。
3人とも、謎の火山島に住む謎の老人アース様が誕生させた存在だ。

このアース様って一体何者だったのだろう。神か、宇宙人か、未来人か、超能力者か、科学者か。・・不明。
で、ロケット人間って一体正体は何だったんだろう。
サイボーグ?ロボット?ミュータント?? それとも?? ・・これまた不明。

結局、アース様の正体も謎なら、ロケット人間の正体も謎のままだった。
ただ、単に「ロケット人間」。問答無用に「ロケット人間」。ただただ、そこにロケット人間。

マグマの腹は三段腹のようにも見えたが(爆)、かっこ悪いという印象はなかったのが、今考えると不思議な気もする。

まあ、それらを今ここであれこれ考えて悩んでも仕方ない。
今回の日記で書きたいことは別にある。

前述のように、まもるが不思議な笛を吹くとロケット人間がやって来るのだが、マグマ、モル、ガムのうち誰を呼び出すのかは笛の吹き方で選ぶことができた。
笛を1回吹くと、ガムが。
2回吹くと、モルが。
3回吹くと、マグマ大使が来る。

ガムは、まもると同世代くらいの容姿を持った少年だったので、まもるとしても一番親しみがあり、友達感覚だったのだろう、一番呼び出すことが多かった。
で、ピンチを迎え、どうしようもなくなった時に、満を持して笛吹き3回。マグマが来る。
で、「強い・デカイ・派手」と3拍子揃ったマグマ大使がすっ飛んできて、格闘の末に敵怪獣をやっつける。
こんな設定だった。

と、ここまで書いて来て、何か心に引っかかるものはないだろうか?
ロケット人間はガムとマグマだけではない。
・・そう、モルもいたのだ。女性であり人妻でもあるロケット人間が。
マグマがロケットでもあったことを考えれば、モルは人妻であると同時にロケット妻でもあったと言えよう。

まもるが呼び出すのはガムかマグマばかりだったような気がする。
じゃあ・・・モルの立場はどうなるのだ???何のためにいるのだ?
マグマの心の支えのためか?ガムのしつけのためか?

私の覚えてる限りでは、まもるがモルを呼んだことって、あまり無いような気がするのだ。
なぜ、モルのことはほとんど呼ばなかったんだろう。
まあ、まもるがモルを呼んで何をするのか・・って考えると・・・子供が親友のお母さんを単独で呼び出すようなものだよねえ。そんなシチュエーションって・・あまり無いよね、現実には(笑)。

だって、子供が、親友のお母さんを単独で呼び出して何をするというのだ?
「金貸してくれ」・・・ンナ、アホナ。
「おばちゃん、○○君がこんなことして僕をいじめるんだよ。叱ってよ!」・・後のしかえしが怖いぞ。
「おばちゃん、僕のママになって」・・・どうした?親に虐待でもされたか?
「おばちゃん・・僕と付き合って」・・・20年早いわ。その頃は私、お婆ちゃんよ。それでもいいの?
・・・う~む、発想が、どうしても大人の発想になってしまう(笑)。


・・って、ハッ!?

誰だ?私ならモルしか呼ばない!・・なんて思ってる人は(爆)。寂しい大人の男性か?

そんなことしたら・・・・

マグマは「君!モルばかり呼んで、何をしてるんだ?なんでモルばかり呼ぶのだ?モルに何の用事だ?言いたまえ。さもないと、正義の鉄槌を下すぞ。」
ガムは「・・・・ママと一緒に何をしてるの?僕のママだぞ!」
で、アース様は「おぬし、一体何を考えておるのじゃ?彼女は、半分ロケットじゃぞ」

モルは・・「今度から携帯メールで呼び出して。皆、うるさいから」


そう・・・モルばかり呼んでいたら、あらぬ誤解を受けそうだ(?)。
特に、呼び出す人が大人の男性だった場合は・・。

マグマみたいな「強い・デカい・正義」の3拍子(←あれ?さっきと3要素が違う??)揃ったヤツが怒って、その能力を普通の人間男性に向けて攻撃でもしたら、たまったものではない。


ちなみに、モルを演じたのは応蘭芳さんという女優さんで、話によると、インタビューでお色気系のきわどい発言をして周りを驚かせたことがあるそうな。
また、その後、お色気系の作品に出演したり、お色気系の曲を歌ってレコードまで出してしまったそうな。
セクシー系としての芸能活動は多かったようだ。
となると、まもる少年は、子供心に大人の女性の危なさ(?)を本能的に察知していたのかも???

そうか、純情だった彼は、だからガムやマグマばかり呼び出していたのか(爆)。なるほど。←納得してどうする。
こまわり君みたいな少年だったら、きっとモルばかり呼びだしていたに違いない。で、そうなると特撮怪獣作品じゃなくなってしまうし、地球の平和など守れなかったに違いない。ゴアに地球は征服されてまっただろう。
その意味では、まもる君は、賢明であった。


・・・となると、やはりどう考えても、あの不思議な笛でモルばかり呼び出すのは、ヤバかったに違いない(笑)。




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