バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

最高でした☆ソーヤー海くんの「アーバンパーマカルチャー入門」レポート!

2012-02-27 21:57:32 | 原発/環境/基地/貧困/政治
今日は、ソーヤー海くんの「アーバンパーマカルチャー入門」でした。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/cdea008722134e01c36cf118f7ca95a1

小学校の時に同和問題と世界の貧困問題を(ちょっとだけ)知り、
中学の時に食品添加物、高校で原発問題、短大ではゴミ問題とエイズに興味を持ち、自然食品店に通い始めた。
23歳の時に「シャロムヒュッテhttp://www.ultraman.gr.jp/shalom/」に行き、度肝抜かれた。

そんなこんなで「パーマカルチャー」の世界に導かれ、憧れはありつつも、持ち家があるから簡単には田舎で自給的暮らしはできないし、
「ちょっとハードルが高いなぁ」
というのが、受講する前の印象。

でも、先日のきくちゆみさん「非暴力コミュニケーションワークショップhttp://bit.ly/xmFm1s」に感銘を受け、海くんの自己紹介でも「非暴力、平和」って言葉を見つけちゃって、主催者さんに直々に連絡いただいたから、「こりゃ何かの縁だ」と思って、今回参加したのでした。

それがね、ツボすぎた

あまりにも素晴らしい学びだったので、共有しませう。

「東京アーバンパーマカルチャー」(http://tokyourbanpermaculture.blogspot.com/
)主宰の「ソーヤー海くん」(29歳)は、超カッコイイ男子♡

………………

「パーマカルチャー」は、「先人の知恵(お百姓や先住民が知ってること)」、「当たり前のこと」を難しい言葉にしてるだけ。
その、「当たり前のこと」を私たちは知らなくなってしまった。

「スパイラルガーデン」が必ずしも「パーマカルチャー」というわけではない。
「要素がどう繋がってるか」が大事。

木々を剪定したもの…(普通なら捨ててしまうが)それを積んで行く。
挿し木をし、動物が来るようになると、それは再生していく。
やってることは「省エネ」でも、ものすごい結果をもたらす。

(キーワードは)
「ドネーション型」http://tokyourbanpermaculture.blogspot.com/p/blog-page_01.html
「Xチェンジ」(要らないものを持って行き、それを欲しい人が安く手に入れる。金額はドネーション)

(海くんが暮らしてたパーカルの場所では)
「壁のない生活」だった。
自然といつも接してるから身体も強くなる。

鶏を飼っていて、「雑草ボーボー」なところを鶏が通ると道がきれいになって卵を置いて行く。
「くるみの木」に鶏小屋。
鶏糞は「くるみの木」の肥料となる。

(消費でない形の)「人を惹き付ける、楽しい要素」があれば人は集まって来る。



ビーガンの人がシカを討つ。
なぜか?
シカに穀物を食べられてしまうと、自分が食べるものがなくなるから。
シカを仕留めて、肉食の人に食べてもらう。
シカの皮はなめして使う。
「皮をなめすところ」は芸術的。
(この、「芸術的」な要素は大事よね!シュタイナーでも全ては「芸術」だもの)

ある日の写真。
マントを着て農作業をしてた。
「遊び心」が大事!
毎日が遊び!
「ハロウィンのために生きてる」ような人もいる(笑)。

大事な要素3つ。
◯ピザオーブン
◯ソーラーオーディオ
◯サウナ


これがあれば友達を呼んで楽しめる!
ピザパーティなどで盛り上がられる。
外のキッチンは掃除が簡単(←プレーパークでも、「外でのご飯」は子どもを怒る要因が減る)

みんな「自分で何かを作ること」に飢えてる。
そういう場をどんどん作ると、人はどんどん寄って来る。

「コンフリー」(http://yasashi.info/ko_00005.htm

は見た目も美しく、これを植えると雑草が生えて来ない。
「薬草」としてもいろんな役割をもってる。

関係性を持ったデザインをするのがいい。
多機能だし、機能性ばかりではなくデザインや見た目の美しさも重視する。

例えば、木を植える場合、
「一直線に植える」のではなく、「支え合う植物」を一緒に植える。
「チッソを固定するもの」など。
受粉の手伝いをしてくれたりする。

(海くんのパーカルの地では)
「植物をどんどん増やそう!」というのが目標だった。
その珍しい植物を買いに来てくれる人もいて、それが「収入源」にもなってる。

トイレは穴を掘っただけのものだった。
これで循環する。
(ただし、日本ではできないかも)
「コンポストトイレ」だと収穫(笑)しないといけないし、尿と便を別にしないといけないから、穴を掘っただけのものは楽。
昔は(糞尿は)売れたのに、今は、お金を払って処分してもらってる状況。

(海くんが住んでたところには)
りんご、ピーチ、プラム、もも、梨、メドラー、チェリーの木がある。
林檎でも40種類くらいある。
「多様性」が一番大切にされてる。
お花もあり、一見「無造作」に見えるけど「デザインされ、共生できる」ようになってる。
果樹と果樹の間にトイレの穴を掘って、便が一気に食べ物に変換される、完璧な循環システム

みんなが「やりたいことを自由にできる」空間。
みんなの趣味で「新しい文化」ができていく。


「ソーラーオーディオ」

音楽をかけながら作業する。
いろんな人と収穫すると楽しい。

「持ち寄りパーティ」はコミュニティが一気にできる要素がある。
「一緒のご飯を食べる」ということ。
人が作ったものを食べるには、相手を信頼してないとできない。
これで、相手に対してのガードが落ちる。
「共同体」を作っていくことがテーマ。

「月曜日」は1週間の最後の日。
研修生で選ばなければいけない「来週の食料選び」などもする。
その時、気持ちをシェアする。
この場で「言いたいことを全部言う」
人の言った言葉では反応しない。
うなずくけど、言葉は出さない。
批判されることもない、そこは安全なスペース。

イライラしてる時は、外に言葉を出したい時。
自分の思いを伝えたい時。
刺があるかもしれないけど、聴き手は柔らかく受け止める。
これは、とてもいいデザイン。

都会でできることは?
「木のテナントをビルに入れちゃう!」など。

こういう環境で育ってると「自然と共生できるように育つ」んじゃないかな?
アートとかも取り入れて!
芸術は大切。

都会の人には「アドベンチャー」がない。
だから(アドベンチャーを求めると)海外に行くか、犯罪を起こすかしかないのかも。
ハプニングを避け、全て、「安全が守られてて抑圧するシステム」になってる。
だから(若い子を)「エコ的で新しい文化に誘導」して行くとプラスになるのでは?

「ゲリラ」=「勝手にやる」
「コケのグラフィティをやりたいんですけど」とわざわざ許可を取りに行ったりしない。
今度、東京都杉並区で「ゲリラーガーデニング」をやる予定。

「シティリペア」http://www5d.biglobe.ne.jp/~okabe/sjohnson/CityRepair.html
「いらなくなったものを集めて、おカネがないひとがそこで安く買う」場所。
(なんと!)「二重ガラス」も安く手に入る。
市民に環境配慮があり、「こういう社会を創りたい」という思いがあったからこそできたもの。

今、自転車専用道路は少ない。
車が優位になってる。
私たちはなぜこんなに、車のために費やしてるの?
お金の主人公は人間なんじゃないの?

(この社会は)ゲームも、経済も、必ず「負ける人」がいる。
「頑張らないと負けちゃう」と、人々は競争する。
そうすると、「共働」することの素晴らしさが分からなくなってしまう。

今は、ネットなどが盛んで「掲示板」は必要ないように感じるが、
ネットだと、地域に限らず広がってしまう。
「アナログ掲示板」は地域の情報交換の場として、復活させるといい。
こういうのを作るのが趣味な人がいるから「本を置くところ」や「掲示板」を、センスよく作り、みんなの心に種を植え付ける(見えるように活動するのは大事)。

子どもが自分の遊び場をつくる
子どもが自分たちで町をつくる。
自治体のないところに、現代風の自治体をつくる。
自分の地域で、人間が繋がって輪になること。

「自分のとこだけじゃ…」というなら、モバイル的にやればいい。
お茶をドネーション型で提供しよう!
(無料だけど、納得いく金額を払ってもらう形で、お茶を提供)
小さな種から「すごいもの」が生まれる。

「自分たちの町を自分たちで作る発想」は革命的!
「自分たちの世界を、自分たちでつくる」環境を子どもに与えないと
「これもできない」「あれもできない」「これはしょうがない」という発想になってしまう。


「自治区の集まり」に行かなきゃいけない、嫌だなぁ…思うのは「つまらないから」。
それを楽しめるように(行きたくなるように)やればいい。

ビルばっかりあるところは「社会的弱者を排除」していく。
「シティリペア」は分散型の運動。
自分の庭を解放し、私有地を公共の場に。
市民がコントロールできる場にしていく。

数百人が毎週月曜日に集まって来ていた。
ここでは「詩の朗読会」「コンサート」「誕生日会」などで賑わっていた。
ここにあったものは何か?
「場所とお茶」だけ。

しかし、撤去命令が出され、その場がなくなってしまった。
そこで考えた。
「交差点」は人が繋がる場所。
でも、今の「交差点」は車専用で、「人が入ってはいけないところ」。
道路は「車のための公共の場」なの?
交差点を乗っ取って、町の中心地にしちゃおう!
みんなでデザインし、想像力を働かせて、設計してみよう!

(もちろん)行政には反対されたが、その中でも「それが良い」と思う人もいる。
味方になる人を上手に引っ張って、どんどん味方になってもらう。

交差点に色を塗って、絵を描いたことで

(なんと!)犯罪率が下がった!
行政に「消せ!」と言われた時に「そうですか」と言うのではなく、住民の意識調査をしてみたら、高評価だった。
車は「何が描いてあるの?」と気になって減速するようになった。
それによって、子どもは外で遊べるようになった。
そして、子どもや親が繋がっていけるようになった。
行政が「1円も出さずにこれだけのことができた。最高じゃないか!」と。
ポートランド中の交差点を塗れるようになった。
……………………

ここまでの話で、私が大事にしてる「地域のコミュニティづくり」と「持ち寄り1品ランチ」がすごく意味ある活動だったんだ♡ってことや、
諦めてる「たかがみプレーパーク(代表ですhttp://blog.goo.ne.jp/banbiblog2)」が、「交差点」のアプローチの仕方では、もう一度チャレンジできるんじゃないか、って希望がむくむく湧いて来た。

海くんの話は、温かくて分かりやすくて、どの言葉も丁寧で、ユーモアがあって、一語一句、魂を揺さぶられっぱなしだった。
小学校ママ友や、プレパ仲間にも聴いて欲しい♡

全国のみなさん、ぜひ、ぜひ、海くんのワークショップを企画してください!
こちらにメアドが載ってます。
http://tokyourbanpermaculture.blogspot.com/

ちなみに「フェイスブックやツイッターはやらないの?」と聴いたら、「それをやりだすと、暮らしを重視できなくなるから」って。
海くん、ホンモノです!

さて、お待ちかね、お昼ごはん。
今回は、ポットラックランチ (持ち寄りご飯)でした。

会場は、岡崎市駒立町の「柴久園」というぶどう園。
「ぶどう食べ放題」のところです。

実は私、ネオニコチノイド農薬(日本はEUの500倍、使用が認められてる)を知ってから、「なるべく果物は避けたい」って思ってるから、いちご狩りも、ぶどう狩りにも(子どもたちを)連れていかない。
(通常のイチゴは、1パック食べると急性症状が出る可能性があります)
でも、ここの息子の耕ちゃんは、「てんつくマンのモンゴル植林ツアー」に行ったり、パーマカルチャーを学んでる。
そこで、農薬のことを聴いたら「(今はまだ親の代だから)農薬も使うけど、カメムシ予防には自作の竹酢液を使ったり



雑草を刈らないことで害虫の発生を抑えたりして、(他のぶどう園に比べて)かなり薬は使ってない」んだって。
耕ちゃんとこなら、「ぶどう狩り」来てもいいなぁ。


私が持って来たのは、おにぎり20個!
先日、大量に作った「ねぎ味噌」をおにぎりに塗って、耕ちゃん作の「釜」があったので、そこで焼かせてもらいました。

焼けた!


みなさんの持ち寄りおかず。
集まって来た方が、それぞれのストーリーを持った方だったから、持ち寄りのおかずも素晴らしい!

動物性を使わないお菓子。

スコーン。


耕ちゃんのお母さんが、自然薯ご飯を作ってくれたよ。
ふわふわでめっちゃ旨だった!


海くん、耕ちゃんと。


参加者のみなさんと記念撮影~!


ここでの出会い、素晴らしかった♡
学びと気づきがいっぱいの1日でした。
「パーマカルチャー中部」(http://percultube.jimdo.com/)のみなさん、ありがとうございました~!

しつこいようですが、みなさん、ぜひ、
海くんの講演&ワークショップを企画してください。
絶対ソンはさせません♡

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