バンビの独り言

木のおもちゃ屋オーナーの、あくまでも「独り言」デス☆
「まのび放送局」構成員のひとり。師匠「田中優」の発信を拡散中。

「キッザニア」について考える

2010年02月26日 23時39分03秒 | 子育て親育ち
東京に住む姉が「キッザニアに行きたいなら予約取るよ」と言ってくれているが、我が家には新しいことに挑戦する気ゼロの次女がいるため、未だに行けないでいる。
まぁ、子どもの想像力などまるで必要ないテーマパークに連れて行くくらいなら「キッザニア」に連れてった方が、まだ良いんじゃないかな?

くらいしか今まで考えたことがなかった私だけど、おやこ劇場でもらったお便りに「なぬなぬ?」と思えるものがあった。

一部、抜粋します。
…………

「狙われる子どもたち 〜消費文化を超える子ども文化を〜」岩崎真理子

「キッザニア東京」は「子どもが主役の街。子どもたちの、子どもによる、子どもたちの国、キッザニア」のキャッチフレーズのもと、「子どもたちが好きなお仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる、日本初のエデュテインメント(=エンターテインメント)タウン」という体験型テーマパークである。

対象は、2才から12才で、70種類の模擬体験ができる。
それぞれのパビリオンは、大手企業がスポンサーとなっている。
入場料は、平日で子どもが3,000円、大人が2,000円と、子どもの方が高額である(ほかのテーマパークではありえないこと)。
しかし、保護者は、中に入ることはできず、別室「保護者ラウンジ」で待機することになっている(場所によっては同伴可能)。

これまでも、子ども産業としてのテーマパークは数多く造られてきたが、これまでのものとの大きな違いのひとつは、たんなる娯楽施設というイメージではなく、「子どもたちのためになる」という大義名分がついているところである。

「子ども達は遊びを通して、さまざまなことを学びます。キッザニアは、お仕事体験をベースとして社会学習の場といえるでしょう。遊びの中から社会のルールやマナー、経済のしくみ、将来の可能性を学んでいくことができるのです」
とパンフレットにある。

確かに、子どもたちは遊びを通してさまざまなことを学ぶ、ということについては異論はない。
しかし、ここでの遊びは、子どもが主体的に遊ぶということとはほど遠い。
まるで、社会人一年生が新人研修をしているような、子どもたちの真剣な表情が何かを語っている。

模擬体験ということでいえば、子どもたちの「ごっこ遊び」は、まさに模擬体験である。
それでは「ごっこ遊び」と「キッザニア」との違いは何か。
それは「ごっこ遊び」は、子どもたち自らの想像力と創造性がなければ、遊びが成り立たないことだろう。

最近の子どもたちの「ごっこ遊び」の中でも、とくに変化してきたのが、お店屋さんごっこである。
子どもたちを取り巻く環境の変化が、子ども自らが作り出す遊びに大きく影響を与えているのだ。
子どもたちの想像力は、現実体験があってこその想像力である。
さまざまな店屋の売り買いの様子を見ているからこそ生まれるのが、お店屋さんごっこなのである。
しかも、そこには、やってみたいお店、なりたい売り子さんというあこがれの気持ちが遊びを生み出す原動力になっていたはずだ。
そこから、子どもたちが作り出す世界があったはずだ。
ところが、売り買いする姿や声を見聞きした経験のない子どもにとって、いまやスーパー、コンビニごっこはあっても、お店屋さんごっこは生まれない。

携帯ゲーム、テレビゲームに遊ばされて、疑似体験を楽しむ子どもたち。
「キッザニア東京」という超巨大なテーマパークでお仕事体験をまじめに行う子どもたち。

「遊びとは、子ども自らが主体となって楽しむことである」
というあたりまえと思われていた遊び観から、どんどんかけはなれかけている子どもたちの姿を追いつつ、それに拍車をかけているのが、私たち大人だということを痛感した一年だった。
………………
ジャンル:
きいて!きいて!
キーワード
キッザニア ごっこ遊び テレビゲーム 携帯ゲーム エデュテインメント おやこ劇場
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