鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

飛電憤死

2014-05-30 | 移動の旅

2 0 1 4 年 4 月 2 8 日 ( 月 )

午 後 5 時 5 9 分

千 葉 県 野 田 市

ホ ワ イ ト 餃 子 野 田 本 店 を 出 る



ホワイト餃子で大量の餃子をお見舞いされた私は、やっとこさママチャリ「飛電」に乗り込んで帰路につきました。



ホワイト餃子野田本店から西へ進むと、夕暮れの江戸川野田橋にたどり着きます。



夕焼けでピンクに染まるキッコーマンの工場。
しばらくは江戸川沿いのサイクリングロードを南下して行きます。


カタッ カタッ カタッ
「飛電」から耳慣れない異音が聞こえてきます。
それに構わず、私は「飛電」を走らせます。

カタカタカタカタカタ
「飛電」からの異音は看過できないくらいに大きくなってきました。
おそらくはペダルあたりから聞こえてくるようです。

それでも、暗闇に包まれたサイクリングロードで、工具を持っていない私はどうすることもできず、とにかく早く拙宅に戻ることが肝要と思って、「飛電」を走らせます。

カタカタ(ガタッ)カタカタ(ガタッ)・・・
「飛電」の異音は激しさを増し、ついにはガタッという異音とともにサドルに振動が伝わってくるまでになってきました。


「飛電」を停めて、ペダルを観察してみると、



ペダルを留めているネジが緩んでいるように見え、ペダルもガタガタに揺らいでいました。

このままではペダルが外れてしまう。
こんな川沿いでペダルが外れたら、家に帰れなくなる。

一気に緊迫してきたサイクリングロード。
ひとまずペダルのネジを締める工具を買わなければ。




午 後 7 時 0 8 分

流 山 市 に 入 る


常磐自動車道の橋が見え、とりあえず流山市内に入ったところ。
まずはホームセンターを探さなければなりません。

すると遠方にイトーヨーカドーがあるのが見えます。
ひとまずそこを目指していきます。




一大事に至ることなく、イトーヨーカドーに着きました。

工具を売っていそうなフロアを探してみます。
ですがしょせんはスーパーマーケットにすぎないイトーヨーカドー。
店内図を見ても、工具を売っていそうなところは見当たりません。

店員に尋ねても色よい返事はなく、そのままイトーヨーカドーを後にします。


「飛電」の修理は時間との闘いでもありました。

ペダルのねじが外れて走行不能になる恐怖、閉店時刻が差し迫る切迫。
流鉄流山線の沿線地域に入ったので、最悪の野宿は避けられそうですが、電車で帰る場合はそのまま「飛電」を乗り捨てなければなりません。

それを回避するために、スマホで流山市内のホームセンターを検索します。
するとビバホームがありそうなので、そこへ行きます。



なんだ、イトーヨーカドーの隣りじゃねぇか。
だったら初めからビバホームに駆け込めばよかった。


ここは店の外に自転車が並んでいないな。
自転車は売っていないのだな。当然自転車の担当の店員もいない。

そう勝手に考えた私は、緩んだペダルのネジを自力で締めるため、それにあったレンチを買うことに。

1本目・・・合わない。

払い戻しして2本目・・・合わない。ぬわぁぁっ!!

レンチに傷をつけてしまったため、払い戻しせずそのままお買い上げ(T_T)

3本目・・・合わない、というか入らない。

レジ担当の店員さんが自転車担当の店員さんを呼び出してくださいました。
いままでの私の努力はまったくの無駄であったということです。


店員さんに症状を伝え、ペダル周辺を分解して修理することになりました。
その時間、約20分。

ペダルのネジはしっかり締まっていて、店員さんから「特に異常はない」とのコメントをいただきました。
修理費用は、私が払い戻しできなかったレンチ(700円程度)の分でいいですよ、ということでおまけしていただきました。
これじゃあ申し訳ないので、壊れたライトを交換して新調することとしました。



取付けのLEDライト(1,300円)。懐中電灯にも使えます。
ハンドルに取り付けてもらいました。




午 後 8 時 1 0 分

ビ バ ホ ー ム 流 山 店 を 出 る


さあて準備万端!
そう思って店内から「飛電」を押していきます。

カタ カタ カタ カタ
不穏な音がかすかに聞こえてきます。

カタカタカタカタカタカタカタ
乗車してペダルを漕いだ瞬間から、「飛電」は音を立てました。

私はうんざりしながらも、仕方なく自転車屋を探します。

カタカタ(ガタッ)カタカタ(ガタッ)・・・
異音は再び激しさを増していきます。

先程は川沿いを走行していましたが、帰り道は住宅街を通ります。
「飛電」はもはや騒音公害の根源と化してしまったのです。

絶え間なく続くけたたましいカタカタ音。
時折感じるサドルの振動。
そして何より騒音公害をもたらしているという精神的重圧。

ストレスの塊。


時刻は午後8時、南流山駅付近。
ここで1軒の自転車屋を見つけたのですが、営業時間は午後8時で終了していました。


このまま「飛電」を連れて家に帰るしかない。
家に戻るまで、騒音を出し続けてなければならない。



肉体的疲労よりも精神的疲労が著しいママチャリ旅となってしまいました。




5 月 1 日 ( 木 )

午 前 1 1 時 3 5 分

拙 宅 付 近 の 自 転 車 屋


「飛電」を修理してもらった自転車屋をふたたび訪れることになりました。


そういえば・・・・・・

「クランクが劣化しているので交換が必要ですね」

最初に修理してもらった時に、店員さんが言っていました。
当時は軽く考えていたのですが、異音の原因はそこにあるのではないか。

症状を店員さんに伝えると、原因は後輪のクランチにあると言い、修理には5,000円以上かかると言います。



私は非情ながらも、「飛電」の処分する判断を下しました。





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