半澤正司オープンバレエスタジオ クリスタルルーム

18年間 世界中で踊り抜いた、プロフェッショナル 半澤正司が見せる!
これが、バレエ・・・
世界に通ずるバレエです!

ブルーカーテンの向こう側(男バレエダンサーの珍道中)第120話

2015-02-21 10:15:37 | ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダン
皆さん、バレエ教師の半澤です!よっしゃ~っ、レッスンしましょう~っ!!
http://hanzanov.web.fc2.com/top.html (ホームページ)

平日の火曜日から金曜日まで朝は11時から初・中級レベルのレッスン、
平日の夕方5時20分から基礎クラス、19時から初中級レベルの
レッスンがあります。
土曜日は朝11時から初・中級レベル、夕方18時から基礎クラス。
日曜日、祭日は朝10時から基礎クラス、12時から初・中級レべルのクラスがあります。
祭日を除く月曜日は休館日です。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

日曜日のバリエーションは「ドンキ」からbraidesmade、キトリの友人です。
軽いジャンプと優雅な動きが組み合わさった素敵な踊りです。
では、クリスタル・ルームでお待ちしておりますね!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側(男バレエダンサーの珍道中)
老紳士の手作り
第120話
老紳士が静かに「君は今、日本人だと言ったんだね?む~…ちょっと何処にも行かずに
そこで待っていなさい…あ、君たち、」爺さんたちにショージをその場で待たせるように…
と言い残すと、来た廊下をまた静かにスタスタと後戻りし、廊下の彼方に行ってしまわれた。

「え、どうしよう?何処に行ってしまわれたのだろう?」暫くすると、老紳士は大きな
本を両腕に抱えて戻って来た。そして「そうか、こんな時に日本人に会えるなんてこれも
何かの縁だろう…丁度良かった。これを見てくれ給え。そして日本人の目で見てこれが
正しいかどうかを答えて欲しいのだ!」

ショージは「は?」とその大きな本を老紳士から受け渡され、その本の表紙をめくり、
ゆっくりとページも捲っていくと、そこにはロシア語のキリル文字がビッチリと書かれて
あり、訳の分からない記号やら絵が描かれてある。

ショージはどんどんページを捲って行くが、あまりの膨大な筆跡と、本の重さに腕が疲れて
来た。そしてようやくその本が日本の「四柱推命」の事について書かれてある事に気が
付いた時、老紳士の顔を「えっ!?」と見ると子供の様にはしゃいだ顔つきになっており、
「どうだ?これでいいのか?私は長年掛けて日本の占いを自分なりに解釈して、この本を
丁度書き終わったところなのだ。だが、問題は私の理解が正しいのかどうなのか、そこが
知りたかったのだ。それでどうなのだ、合っているのか?存分に意見を聞かせて欲しいのだ」

ショージは目を点にしてキョトンと見ながら、何から答えていいのかちっとも分からなかった。
ショージは「四柱推命」なんか、これっぽっちも知らないのだ。存分に聞かせてくれって
言われても「あ、あの~、これって占いですよね?何じゃこりゃ?一体全体どうなってんの
これ!?」

今度は歌舞伎?

「すみませんが確かに私は日本人なのですが、こういう占いについてはとんと知識もないし、
はっきり言って見た事も無いのです。だからこれが正しいとかどうかと聞かれても全然答えられ
ません。本当にすみません」するとそれまで活き活きとして、まるで嬉しさ一杯の子供の
様な顔つきが愕然と変わり、「な、何!?知らない、見た事がない?お、お~…」顔が見る見る
曇って行った。

その表情がそれほど一変してしまうとはなんと可哀そうな老紳士。「あれ…僕の事は?あ、
あの~、僕はどうしたら良いのですかね?」老紳士は呪文のようにブツブツ…と宙を見ながら
何か言っていたが、本をバタンと閉じて、「そうか…残念だ。が、仕方ないか…。私は歌舞伎の
事も興味があるのだが、そっちの方の話でもしようかの…ん?」「か、歌舞伎??た、たは…
たはは…」ショージに構わず話を始めた。

「ここボリショイのバレエでも歌舞伎の技法を取り入れたりもしているのだ…例えば、歌舞伎の
中に見得を切る…という表現法があるだろ、ここでもその言葉通りにミエという言葉で踊りの
節目にポーズを作るのだ…聞いているのかね君は人の話を?」
(つづく)
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