AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

不寛容社会の広告表現のリスクマネジメント⑵

2017-07-18 20:15:00 | CGMの感染力
不寛容社会の広告表現のリスクマネジメント⑵

















ここ1年で幾つのCMがお釈迦になったでしょうか?
SNSの台頭で、メディアの一方向の流れは双方向に変わり、広告業界もテレビ、ラジオ、新聞 雑誌に屋外広告とメディアを分けてしまったのが、いろいろとギクシャクとした関係を生んでしまった要因でしょう。各々の専門家を育てましたが、クロスメディアの人材を育ててこなかった。
テレビCMを核に、新聞、雑誌、ポスター 屋外広告がキャンペーン広告の基本でしたが、今は屋外広告からSNS拡散とか 如何に拡散させ 広告費対効果を上げるかです。バーガーキングのカンヌを制した ワッパーの犠牲者などは、facebook の友達10人を消すとワッパーを1個プレゼント これはfacebook からのクレームで直ぐにやめましたが、話題になったものです。





Web ムービーはBMWやCHANEL等 全世界展開もあります。







人の作った広告を批評は出来ませんが、提案した時点で上がりも判り、演出していた時点で上がりの悪さも解ったと思います。自分目線というものは、結構難しいもので「稚拙にも下品にも視える」真正面の切り返し、カメラビューポイントの線上で表現できたのは、巨匠小津安二郎監督くらいなものです。
こういったWeb ムービーの展開は、以前のサントリーさんでしたらやらなかったと思います。アルコール度数からの差別化で生まれたコピーでしょうが、、、。擬音というよりもよく判らないですし、テレビCMとの連動が図られていない、、、、。
炎上を狙ったという方々の書き込みもありますが、それにしてはアクセス数が多くありません。
狙っていなかったという事です。
マスメデイアの疲弊の皺寄せが出ているのでしょう。SNSの世界は誰もが発信出来ますし、そこには今までのマスメディアの発信が正しいかどうかも同等評価です。
然し乍ら、テレビの拡散は一番優れているのですが、、、、。SNSどころではない拡散力を持っているのです。