たのしい通訳日記 ―日・中・英―

中国より帰国、改めて日英通訳に専心中

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外食フライデー:テナント社員。印度英語と中華料理の関係は

2016年09月18日 | 日英通訳
・・・まるで10年ちょっと前の言語ショックを追体験しているかのようである。

その頃、さる台湾企業の通訳職の面接に参加した。
面接官はいづれも20代の台湾人の男女が一人ずつ。

その二人の中国語が、全く聞き取れないのである。

(これは中国語なのか・・・?)

と思った。

当時の私は中国語の学習を始めてやっと2年ぐらい、とは言え、聴解に大きな問題を感じたことはなかった。ニュースもラジオも、また生の会話も、一般的な内容ならほぼ問題なく聴き取れていた。聴き取れないのは、単語や言い回しを知らなかった場合で、音として把握できないということはまずない。中国語が全くと言っていいほど聴き取れないなどは初めての体験だったのだ。

中国語通訳者が苦労する「中国語のアクセントの多様性」問題との最初の遭遇であった。

(結局その面接で聴き取れたのは全体の20%ぐらい。にも拘らず、幸運にも採用となり、中国語通訳のキャリアの最初の一歩を踏み出すこととは相成った)

で。

インド英語である。

聴き取りにくいと誰もが言う。しかし、これほどとは、正直思っていなかった。

インド人の友人は何人かいたのだが、彼らの話し方が聴き取りにくいと思ったことは、実はそれほどなかったのだ。

これは第一に、個人差というものが大きい。
比較的標準的な発音をする人もいれば、訛りの強い人もいる。
第二に、心が通じていればいるほど相手の話が聴き取れるという、私特有の傾向が関係している。

第二の点は、もしかしたら私だけのことでなく、ある程度普遍的な現象がもしれない。しかしたぶん私は特にその傾向が強い。一応言語スペシャリストなどをやっていながら、実はあんまり言葉そのものを聴いていないことがある。言葉を使っているというより、テレパシーを使っているなと感じることが多々ある。特に受信においてそうである。

であるからして、インド人の同僚とコミュニケーション取りまくりの毎日である。
仲良くなった人の話は聴き取りやすい。つまり、通訳の負担が大幅軽減するのだ。

それとは別に、もう一つ目的がある。
仲良くなった人は、通訳として私を指名してくれることが多くなる。
パフォーマンスの善し悪しの他に、人間関係も関係してくるのである。

今の職場はとても忙しく、指名を待たずともコンスタントに仕事を振られるので、指名を取りに行かなくても暇にはならない。ではなぜ?と問われれば、それは少しでも多くの仕事を手掛けたいということと、それから、もちろん、評価を上げたいからですよ。

今私は社内通訳として稼働しているが、雇われているという意識は毛頭なく、個人事業主としてこの会社に「出店させてもらっている」と思っている。通訳としての、これまでのどの就業でもそうであった。自分を社員ではなくテナントと思っている。常に、私の「事業」を如何に発展させるかということに関心があるのである。

そうやって、1日インド英語を聴いていると、何故だか中華料理が食べたくなる。前にも書いた。
どういう仕組みなのか不思議だったが、どうやらこういうことらしい。

 ・私の通訳営業「品目」は、英語と中国語しかない(日本語は母語なので除外)。
 ・今、英語でお腹いっぱいで、違うものを食べてみたい。
 ・違うものというと中国語しかない。
 ・ところで、私は以前今の職場の近所で中国語通訳をやっていた
 ・当時中国人の同僚とよくランチに中華を食べた(上述のコミュニケーション「作戦」の一環でもあり、また楽しかったからでもある)。

  英語通訳に飽きた→中国語通訳に惹かれる→以前の中国語通訳の就業を思い出す→当時よく行った中華料理店

・・・とまぁ、こんな連想がどうやら働いているらしい。

今週の外食フライデーは、台湾素食(ベジタリアン料理)ビュッフェランチ。







ご馳走様でした。
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