「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”ダサイ”すぎる自民党の「文化芸術懇話会」

2015-06-29 05:43:30 | Weblog
安全保障関連法案に反対のマスコミに対して広告の出稿をやめ、不買運動を起こしたらどうか、と自民党の若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で話があったという。自民党の谷垣禎二幹事長は早速、懇談会の代表、木原実青年局長を1年間の役職停止したほか大西英男議員ら3人を厳重処分にした。しかし、自民党がこの騒ぎから受けたダメージからすれば、この程度の処分では軽すぎるように僕には思えるのだが。

「文化芸術懇談会」という名前を聞いて随分“ダサイ”名前をつけたものだと思ったのは、老人の僕だけではあるまい。wikepedeiaによれば、”ダサイ”とは”恰好悪い””野暮な””アカ抜けしない”という意味だが、まさに文化芸術の名前が泣きそうな”イモ”のような名称だ。

処分を受けた先生たちは、どんな人物なのか、好奇心から調べてみたら、大西英男先生は、国会で質問の女性議員に対して”自分の子供を産まなければ解からない”と野次を飛ばして問題になった人物である。大西議員は前職の都議時代から”野次将軍”で通っていた。つまり、政治家としての資質や品性に疑問が持たれていたみたいだ。

第二次安倍内閣は発足以来、30パーセント以上の支持率で”順風に帆をあげる勢いに見え、僕も支持しているが、一皮むけば、このテイタラクである。驕りとしか思えない。「文化芸術懇話会」で発言した作家の百田尚樹氏の”沖縄二紙をぶっつぶせ”発言も個人的には僕もその通りだと思うが、あまりにもTPOを配慮していない。政治は一瞬先は判らないという、組閣当時65パーセントもあった第一安倍内閣の支持率は、あっという間に30パーセントを割り込み退陣に追い込まれた。ここは「緊褌一番」である。そのためには、おかしな議員は除名すべきである。

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4 コメント

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国語力 (chobimame)
2015-06-29 09:22:51
議員も文化人も失言の問題がありすぎます。
特に議員は、品がなく知性も欠ける人が多いように思います。
そして、国をどうしたいかという強い信念も持っていません。
昨今の議員は、自分の金儲けの方が忙しいのではないでしょうか?
百田氏の言っていることは、頷けるのですが、表現がストレート過ぎて、逆にきちんと伝わりません。
作家と名乗りなら、もう少し表現方法を考えた方が良いです。
国政に関連する人達には、国語の研修を受けさてほしいものです。
ボキャブラリーに乏しい人は、国政には危険です。
お粗末 (kakek)
2015-06-29 13:42:21
chobimame さん
沖縄の二つの新聞の最近の論調は百田氏の言う通りです。沖縄の本土復帰前、当時勤務していた新聞社が、このうちの一つの新聞社と特約していましたが、まったく当時は違いました。最近の記者には琉球大学で、家永裁判被告の教授からおかしな教育を叩き込まれた連中が多いと聞きます。 しかし、半ば公開の自民党の勉強会です。事実でも、影響を考えるべきで、百田氏は軽率すぎます。
勉強会は、自民党の驕りにすぎず、お粗末すぎます。
言論の自由について (lordyupa)
2015-06-29 19:40:50
東京新聞によると、
・・・・
沖縄選出の野党国会議員ら五人[社民党の照屋寛徳、赤嶺政賢(共産)、玉城デニー(生活)、仲里利信(無所属)の各衆院議員と、慶子参院議員(同)。]
は6月27日、参加した自民党議員だけでなく、勉強会の講師を務めた作家の百田尚樹氏にも「憲法二一条の報道・表現の自由に反し、断じて看過できない」と抗議する声明を発表した
・・・・
このような『野党国会議員といえども、立法権限を持った国権の最高機関である権力者の一員』が、一民間人作家に対した上の声明こそ、「言論弾圧(言論統制)」そのものであり、憲法21条違反の典型だと思います。

勉強会での自民党議員といい、この声明文をだす野党議員といい、実に大きな問題だとつくづく感じます。


ヤマトンチュー (kakek)
2015-06-30 15:02:18
lordyupa さん
フラストレーションの塊みたいなところです。やはり言葉は慎重に選ぶべきです。JICAの仕事で石垣島に3か月長期滞在したのをはじめ那覇にも10回近く出張した体験で言えば、この地で仕事をするには、あまりヤマトンチュー色を表に出さないことです。

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