「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

80老の端午の節句

2017-05-06 05:19:06 | 2012・1・1
わが家の猫の額ほどの庭の雑木の叢から昨日”ホーホケキョウ”と鶯の初音を聞いた。早春の春告鳥とされているのに、随分と遅い訪れだが、緑が少なくなった東京では野鳥のサエズリを聞けるだけで有り難い。

まさに季節は風薫る五月だが、無為の80老人は、ただただ過去の追憶にふけっただけだ。かって5月5日は、男の子だけの端午(たんご)ン節句であった。東京のわが家でも、五月人形を床の間に飾り、柏餅やチマキを供えて食べた。五月人形は、鍾馗(しょうき)様など勇ましい武者人形だったが、姉の桃も節句のひな人形にくらべて華やかさにかけ、子供心にものたりなさを感じたものだ。東京には高い建物がすくなく、甍(いらか)の波が続き、わが家でも鯉のぼりを大空にたなびかせた。

老妻が隣の駅の商店街まで行き「青柳」で柏餅を買ってきた。東京には漱石の時代からある和菓子の老舗が多い。「岡埜」「塩瀬」「虎屋」とならんで「青柳」もその一つで、老妻が出かけた「青柳」は暖簾(のれん)わけした店だが、さすがに老舗の伝統を守っている。柏の葉はむろん本物を使っているし、餅はスーパーなどに比べ倍近くある。値段も一個140円と安い。(写真)

チマキも土産に頼んだのだが、5本で900円もしたと買ってこなかった。多分。僕の血糖値を心配してのことだと想うが残念だ。やはり童謡「背くらべ」で育った世代には年に一回のチマキの味が恋しい。そう言えば、昨夜”菖蒲の湯”にも入らなかった。多分、これは、そのような習慣のない地で育った老妻だからであろう。
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