「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”羹(あつもの)”感の二人の民進党代表候補

2017-08-22 06:21:42 | 2012・1・1
野党第一党の民進党の代表選が9月1日投開票され、前原誠司(元国土交通、外務大臣)と枝野幸男(元官房長官、経済通産大臣)二人の一騎打戦となった。しかし、かっての民主党時代のように今一つ盛り上がりに欠けるのは何故なのか。産経.FNNの最近の世論調査にによれば、民進党の政権能力について80.7%が”思わない”と回答があった。その理由は国民の間に”羹(あつもの)に懲りて鯰を吹く”想いが多分にあるからだではないか。

前原候補は昭和37年生まれの55歳、枝野候補は39年生まれの53歳と、鳩山由紀夫、菅直人元総理の団塊世代に比べれば一回りも若い。本来ならば若い新鮮な二人にに期待するのだが、政権時代の僕の二人についての評価は低い。前原氏は、既に民主党の代表を経験しているが、当時ライブドアのニセメール事件に絡み代表を辞めている。民主党が政権につき、国土交通大臣時代には、マニフェストにしがみつき、八ツ場{ヤンバ}ダム廃止問題で政治混乱を起こして謝罪。外務大臣時代には、尖閣諸島の中国船衝突事件の事後処理をめぐって味噌をつけている。さらに在日韓国人から政治献金まで受け取っていた。

一方の枝野氏も2011年の東日本大震災の時、官房長官をしていたが、国民へ説明がただ”安全だ”というだけで、事故の全貌を明らかにしなかった。まるで戦時中の大本営の発表だった。事故二日目の首都圏での停電は、まったく突然であり、このため首都圏を無政府状態に陥れた。”羹に懲りる”の譬えかもしれないが、やはり、野党の代表とはいえ、お二人には代表の資格はない。失礼だが、政治家として”賞味期限切れ”である。