NHKのBS世界のニュースで、フランスの大統領選挙で、フランスの道路とか、鉄道などを、再国有化したい!と言っている候補が演説しているのを見て、
あれ?と思った。私は日本土人なので、フランスとかアメリカなどの区別が分かっているようで分かってないことが多く、アメリカ=民営化と頭の中で決まっているので、フランスで、再国有化?となると、あれ?となってしまうのである。
ということで、民営化と国有化の500年の戦いでは、色々あった。
ということだけを理解してください。あとは何とかなります。
フランスは、ドイツや日本ではなかったが、第二次大戦の直前に、1938年くらいに、民間企業の大規模な国有化を行ったんだそうです。
ドイツとか日本では、ファシズム(資本主義の完全国有化)として、国家総動員の一部として、民間企業の大規模国有化が、やはり大恐慌が深刻化してきた1930年代に起こった。
大恐慌の前の世界は、大英帝国1極時代で、大英帝国の言うことを聞いて大人しくしていれば何とかなる、というのが、明治維新以来の日本の方針だったが、
第一次大戦で、イギリスの1極支配が崩れてくると、次のアメリカ1極時代が、第二次大戦後に訪れるまでは、大混乱の時代が続いた。
ドイツやイタリアや日本などは、そういう大不況の時代に、壊れた民間企業の道徳を正すというような意味で、良かれと思って国有化というのは、いつの時代でも同じだったはずだと思えてきたが、結果として、間違った方向へ行ったという、保守の思想も大事なので、もう少し、説得力がある方法論で、保守の立場をやってください。
冷戦が終わった後、もしくは、2001年くらいから、日本やヨーロッパや南米でも、メキシコでも、民営化バブルとも言える状況が発生しました。
民営化すると、業績が良くなったり、株価が上がったりして、短期的には良いことだらけに見えたからです。ところが、だんだんと、グローバル化の名の下に、地元産業がないがしろにされる。工場が海外へ出てしまう。アメリカっぽい統治の仕方に地元民が反対するようになってくるといったことが、ヨーロッパでも、南米でも起こっているようです。
たとえばフランスでは、鉄道などが、グローバル化すると、ドイツとの競争に勝てないとか、ヨーロッパなどでは、マクドナルドのファーストフードに対抗して、スローフードという発想があるそうですが、そうやって、たとえば、ヨーロッパでは、マイクロソフトは独占禁止法に違反しているとして、賠償金を支払わされていますが、そうやって、グローバル化は、良くないことだとされることも、フランスでは許されるような時代になっているわけです。
○今は、そういう時代になっている。
×常に、そうだったとか、常に、民営化がいいとか、常に国有化がいいとか、違うって、冷戦じゃないのだけど。。
×日本では属国だから反対すら出来ない(といって考える事を放棄する)
はい。ということで、再国有化(renationalize)で検索したら、色々と出てきたのが面白かったので、リストにします。
デンマーク 電線網 再国有化 議論 2004年(http://www.cospp.com/articles/2004/05/denmark-to-renationalize-transmission-grid.html)
フランス 選挙の焦点 道路の再国有化検討(NHK BS朝のニュース)
ロシア 主要産業の再国有化検討 2007年(http://www.rferl.org/content/article/1078758.html)
日本 亀井静香 郵政を再国有化したいと考えている。
アルゼンチン 電話線網 再国有化 検討中。2010年(http://sutherla.blogspot.jp/2010/02/will-argentina-renationalize-telecom.html)
アルゼンチン 鉄道網 再国有化 検討中。2012年(http://www.wsvn.com/news/articles/business/21006809546866/argentine-leader-hints-at-renationalizing-trains/)
スウェーデン 学校の再国有化 検討中。学力低下。2009年(http://www.thelocal.se/22754/20091020/)
民営化真理教の教えでは、民営化したほうがいいとフリードマンの福音書に書かれている。
なぜ再国有化議論が起こるのか?
フランスは特有で、両方の側に正義があると考えることができる大人の国だと思えてきた。枢軸国ではなかったが、1938年くらいに国有化が行われて、
80年代後半くらいに、民営化が日本と似た雰囲気で活性化して、今は、第二グローバル化の期間中で、今回は、行き過ぎているということで
アメリカ化である!再国有化しないと文化破壊になる!というような話が出てきた。この本によると、フランスでは、1938年に、非常に強い左側政権(国有化が好き)が誕生したので、いろいろな産業が国有化されたとされている。既に、ナチスと、イタリアでは、国有化が終わっていた時代だった。
メキシコでは、最近は、もっぱら、民営化=無法化、私物化とされて、民営化しすぎて、麻薬マフィアが支配する世の中になっている。
おお!アフリカのセネガルでも、再国有化が議論されている。(http://www.bloomberg.com/news/2011-08-11/senegal-s-wade-wants-to-renationalize-sonatel-soleil-reports.html)
アフリカ人でさえ分かることが、、どうも、日本の民営化真理教の人たちには理解できないのかもしれない。
ちなみに、世界で一番民営化が急速に進んだ国は?
答えは中国です。。え?中国は共産主義?え?それは昔の話です、、今は国営企業が日本よりも激しく民営化=株式上場 しており、ホリエモンなんてかわいく見えます。
法律の体系として、
英米法)民営化フレンドリー 初期設定が、民営化された社会が前提になっている法体系
ローマ大陸法)国有化フレンドリー 初期設定が王政国家で、国有化された社会が前提になっている法体系
日本は、明治維新で、ローマ大陸法系を選択したので、ドイツとかイタリアと似ていました。フランスも大体これのようです。逆に言えば、英米だけが、特殊なのです。ビジネスマン国家なのです。最初から。ヨーロッパなどは、徳川ハプスブルグ家とか、第一帝国〜第四帝国までヨーロッパ王政幕府が、英米蘭ビジネスマン幕府との間で因縁の対決を続けて、はや、400年。スペイン時代も含めると、500年。
いま、イギリスは、ユーロの巨大化によって、昔からの法体系が危なくなってきており、イギリス(ユーロから)独立党の人が、ユーロ議会で、ローマ法の、コモンロー(英米法)の侵略行為について、非難しています。最近のイギリスでは、本来は国内で議論して決めることが、ユーロ議会で決まってしまって、地元政府や地元業者が、え?聞いてないよ!ということが実際に増えているようです。
ローマ大陸法 VS 英米コモンロー法
一番勘違いしてほしくないのは、英米ビジネスマン幕府では、文化的に、民営化したほうが、人が働くようになるという点と、フランスとかドイツなどの、権威主義国家では、日本と同じで、国の機関のために働いていると知ると、文化的に、より真面目に働くようになるというような文化の違いがあることで、新自由主義の教科書などでは、逆に、民営化しないと、何もしなくなるというようなことが書かれているようですが、必ずしも、そうではないというのが、20年くらい、理解できなくなるという、ある種の熱狂ウィルス、民営化ウィルスが宣教師と共に、世界にゴールドマンサックス幕府という形で、あらゆる、金銭取引の、グローバル管理、といった状況になっており、それが、あまりにも、斬新過ぎて、理解できないという声が出ているわけです。
昔のマルクス真理教もそうでしたが、「おかしい!」というと、「いや、それは、ちゃんとやってないからだ」という教祖が出てきて議論にならないという点では、まるで同じで、フランスが凄いなと思うのは、両方あるんだという、マルクス君(国有化)と、フリードマン君(民営化)の、「両方の正義」を認めているという点で、これは、他の国では、なかなか見られない大人の立場だなと思えるようになってきた。
あれ?と思った。私は日本土人なので、フランスとかアメリカなどの区別が分かっているようで分かってないことが多く、アメリカ=民営化と頭の中で決まっているので、フランスで、再国有化?となると、あれ?となってしまうのである。
ということで、民営化と国有化の500年の戦いでは、色々あった。
ということだけを理解してください。あとは何とかなります。
フランスは、ドイツや日本ではなかったが、第二次大戦の直前に、1938年くらいに、民間企業の大規模な国有化を行ったんだそうです。
ドイツとか日本では、ファシズム(資本主義の完全国有化)として、国家総動員の一部として、民間企業の大規模国有化が、やはり大恐慌が深刻化してきた1930年代に起こった。
大恐慌の前の世界は、大英帝国1極時代で、大英帝国の言うことを聞いて大人しくしていれば何とかなる、というのが、明治維新以来の日本の方針だったが、
第一次大戦で、イギリスの1極支配が崩れてくると、次のアメリカ1極時代が、第二次大戦後に訪れるまでは、大混乱の時代が続いた。
ドイツやイタリアや日本などは、そういう大不況の時代に、壊れた民間企業の道徳を正すというような意味で、良かれと思って国有化というのは、いつの時代でも同じだったはずだと思えてきたが、結果として、間違った方向へ行ったという、保守の思想も大事なので、もう少し、説得力がある方法論で、保守の立場をやってください。
冷戦が終わった後、もしくは、2001年くらいから、日本やヨーロッパや南米でも、メキシコでも、民営化バブルとも言える状況が発生しました。
民営化すると、業績が良くなったり、株価が上がったりして、短期的には良いことだらけに見えたからです。ところが、だんだんと、グローバル化の名の下に、地元産業がないがしろにされる。工場が海外へ出てしまう。アメリカっぽい統治の仕方に地元民が反対するようになってくるといったことが、ヨーロッパでも、南米でも起こっているようです。
たとえばフランスでは、鉄道などが、グローバル化すると、ドイツとの競争に勝てないとか、ヨーロッパなどでは、マクドナルドのファーストフードに対抗して、スローフードという発想があるそうですが、そうやって、たとえば、ヨーロッパでは、マイクロソフトは独占禁止法に違反しているとして、賠償金を支払わされていますが、そうやって、グローバル化は、良くないことだとされることも、フランスでは許されるような時代になっているわけです。
○今は、そういう時代になっている。
×常に、そうだったとか、常に、民営化がいいとか、常に国有化がいいとか、違うって、冷戦じゃないのだけど。。
×日本では属国だから反対すら出来ない(といって考える事を放棄する)
はい。ということで、再国有化(renationalize)で検索したら、色々と出てきたのが面白かったので、リストにします。
デンマーク 電線網 再国有化 議論 2004年(http://www.cospp.com/articles/2004/05/denmark-to-renationalize-transmission-grid.html)
フランス 選挙の焦点 道路の再国有化検討(NHK BS朝のニュース)
ロシア 主要産業の再国有化検討 2007年(http://www.rferl.org/content/article/1078758.html)
日本 亀井静香 郵政を再国有化したいと考えている。
アルゼンチン 電話線網 再国有化 検討中。2010年(http://sutherla.blogspot.jp/2010/02/will-argentina-renationalize-telecom.html)
アルゼンチン 鉄道網 再国有化 検討中。2012年(http://www.wsvn.com/news/articles/business/21006809546866/argentine-leader-hints-at-renationalizing-trains/)
スウェーデン 学校の再国有化 検討中。学力低下。2009年(http://www.thelocal.se/22754/20091020/)
民営化真理教の教えでは、民営化したほうがいいとフリードマンの福音書に書かれている。
なぜ再国有化議論が起こるのか?
フランスは特有で、両方の側に正義があると考えることができる大人の国だと思えてきた。枢軸国ではなかったが、1938年くらいに国有化が行われて、
80年代後半くらいに、民営化が日本と似た雰囲気で活性化して、今は、第二グローバル化の期間中で、今回は、行き過ぎているということで
アメリカ化である!再国有化しないと文化破壊になる!というような話が出てきた。この本によると、フランスでは、1938年に、非常に強い左側政権(国有化が好き)が誕生したので、いろいろな産業が国有化されたとされている。既に、ナチスと、イタリアでは、国有化が終わっていた時代だった。
メキシコでは、最近は、もっぱら、民営化=無法化、私物化とされて、民営化しすぎて、麻薬マフィアが支配する世の中になっている。
おお!アフリカのセネガルでも、再国有化が議論されている。(http://www.bloomberg.com/news/2011-08-11/senegal-s-wade-wants-to-renationalize-sonatel-soleil-reports.html)
アフリカ人でさえ分かることが、、どうも、日本の民営化真理教の人たちには理解できないのかもしれない。
ちなみに、世界で一番民営化が急速に進んだ国は?
答えは中国です。。え?中国は共産主義?え?それは昔の話です、、今は国営企業が日本よりも激しく民営化=株式上場 しており、ホリエモンなんてかわいく見えます。
法律の体系として、
英米法)民営化フレンドリー 初期設定が、民営化された社会が前提になっている法体系
ローマ大陸法)国有化フレンドリー 初期設定が王政国家で、国有化された社会が前提になっている法体系
日本は、明治維新で、ローマ大陸法系を選択したので、ドイツとかイタリアと似ていました。フランスも大体これのようです。逆に言えば、英米だけが、特殊なのです。ビジネスマン国家なのです。最初から。ヨーロッパなどは、徳川ハプスブルグ家とか、第一帝国〜第四帝国までヨーロッパ王政幕府が、英米蘭ビジネスマン幕府との間で因縁の対決を続けて、はや、400年。スペイン時代も含めると、500年。
いま、イギリスは、ユーロの巨大化によって、昔からの法体系が危なくなってきており、イギリス(ユーロから)独立党の人が、ユーロ議会で、ローマ法の、コモンロー(英米法)の侵略行為について、非難しています。最近のイギリスでは、本来は国内で議論して決めることが、ユーロ議会で決まってしまって、地元政府や地元業者が、え?聞いてないよ!ということが実際に増えているようです。
ローマ大陸法 VS 英米コモンロー法
一番勘違いしてほしくないのは、英米ビジネスマン幕府では、文化的に、民営化したほうが、人が働くようになるという点と、フランスとかドイツなどの、権威主義国家では、日本と同じで、国の機関のために働いていると知ると、文化的に、より真面目に働くようになるというような文化の違いがあることで、新自由主義の教科書などでは、逆に、民営化しないと、何もしなくなるというようなことが書かれているようですが、必ずしも、そうではないというのが、20年くらい、理解できなくなるという、ある種の熱狂ウィルス、民営化ウィルスが宣教師と共に、世界にゴールドマンサックス幕府という形で、あらゆる、金銭取引の、グローバル管理、といった状況になっており、それが、あまりにも、斬新過ぎて、理解できないという声が出ているわけです。
昔のマルクス真理教もそうでしたが、「おかしい!」というと、「いや、それは、ちゃんとやってないからだ」という教祖が出てきて議論にならないという点では、まるで同じで、フランスが凄いなと思うのは、両方あるんだという、マルクス君(国有化)と、フリードマン君(民営化)の、「両方の正義」を認めているという点で、これは、他の国では、なかなか見られない大人の立場だなと思えるようになってきた。
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