倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

ラモー・アカデミー (フランスバロック講習会)

2017年08月26日 | 音楽
今年もフランスバロック音楽講習会で
講師兼伴奏者としてお仕事させて頂きました。
フランスバロック漬けの
濃い3日間!

場所は
ロンドン北部
ハイゲートに近い
ラウデダーレハウスです。

お庭が素敵!


フランスバロックのみならず
イギリスで第一人者の
バロックヴァイオリ二スト、
ロイヤルアカデミーの教授でもある
ニコレット・ムーネン先生と
一緒に室内楽の指導に携わり
私も大変勉強させて頂きました。
彼女は絶大な経験、技術、知識を
持ちながら
生徒に押しつけることは一切せず
常に生徒が自分で考えるように
導く教え方をなさいます。

チェンバロの生徒さんは
ケンブリッジで宇宙物理学の博士課程と
オルガンを両立しているE君。

エンジニアだけどバロックダンスマスターの
M氏。(チェンバロは初心者)

2人共多才!
秀才E君、
1を言って10を知ってくれるので、
教えるこちらが
ひたすら脱帽でした。
M氏もチェンバロは未だ不慣れですが
ダンスを熟知しているので、
こちらも教え易く
大助かりです。

歌手のコーチングでは
フランスバロックの
装飾法の講義も担当し
装飾のコンセプトを
説明させて頂きました。
途中突然頭の中が
真っ白になった瞬間もあり、
ちょっと焦りましたが、
熱心に聞いて貰え、
温かい生徒さん達で
ホッとしました💧

ラモーの権威である学者のサドラー氏の
トークもありの
豪華な講習!
ラモーがヴィヴァルディから
随分影響を受けている事を
立証して下さり
とても興味深い講義でした。
こちらがお勧めの彼の著書



3日間の締めくくりは、
コンサート。
シャーポンティエのアクテオンと
室内楽を披露です。

アクテオンは、
ロブ・ホワード氏の指揮の元での
エネルギッシュな演奏。

室内楽は
クープランのLa Françoise と
マレーの鐘。
2曲共生徒さん達
ニコレットの指導を受け
一皮も二皮もむけた
素晴らしい演奏をしてくれました。


今年は3台チェンバロを
ウダーセン氏から講習会が
借りたので、
チェンバロ運搬に
悩まされる事なく
終演後のパブに私も
参加でき、
余韻に浸ることが出来ました。

実は3日間中
アレコレと
ハプニングや揉め事も勃発。
無事終了して
安堵です。
皆さんお疲れ様!
















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