明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ポーグスというといまだにパンク・ロック・ムービーの冒頭で暴れまくるシェインを思い出してしまうのだけど、パンクの映像に飢えていて、食い入るように見たあのシーンは強く印象に残っている。
見るからにチンピラといった風貌だったシェインだけど、ポーグスは絶大な人気を誇るバンドになってしまったわけで。
特別に思い入れの強いバンドではないけど、大好きな曲もあるポーグスの、オリジナル・アルバム7枚をセットにしたボックスが出ました。
リマスター、タイトルによってはリミックスが施されているのだけど、ただそれだけならさほど魅力的なボックスには感じない。
自分がすごく聴きたいと思ったのは8枚目のCDなのです。
極度のアルコール中毒でボロボロの状態のシェインのヘルプで、ジョー・ストラマーが参加した1991年のロンドンでのライブのフル・アルバム、これが聴きたかった。
シェインの状態は悪いけど、ジョーが参加というシチュエーションはお客もバンドも当然エキサイティングな状態。
そんなライブを22曲にわたり収録。
実はポーグスのオリジナル・アルバムをCDで買った事がないのでダブらないけど、たとえ数枚ダブったとしても、ジョー・ストラマーとのライブのためにこのボックスは買ってしまったでしょうね。
この時のライブはJUST LOOK THEM STRAIGHT IN THE EYE AND SAY... POGUE MAHONEという5枚組のCDセットにも3曲収録されています。
デモやライブ、レア曲を惜しげ無く詰め込んでいて、よく探せば今は3000円にも満たない金額で買えてしまう。
ポーグスはオリジナル・アルバムよりラフなテイクのほうが実は好きです。
2テイク収録のマギー・メイなんてポーグスのための曲だったのかと思えてしまいます。
アイリッシュな音がなんとも心地好かったです。