桜の木下のテーブルでブランチの準備中。
午前中の雨が止んだ頃、「ポーランドで一番古い楢の木を見て、森でブルーベリーときのこを集めよう」と義兄が提案してくれました。
娘は「ズージャたちが迎えに来るから、行かない」と言うので、大人3人でいそいそと出かけました(笑)。
樹齢750年以上の楢の木、焼けちゃってます。
まずは楢の木。樹齢750年を超える、ポーランドで一番古い楢の木で、戦火や雷も乗り越えてきたのに、2014年になんと放火されて、
焼けてしまったそうです。なので今はフェンス越しでしか見れない。Tree hugger(木に抱きつく人)としては(?)、そんなに古くて
大きな木に抱きついた感触を味わってみたかったんだけどなあ・・・。
フェンス越しに楢の木説明を読む夫と義兄。
森に行く道路際に、何人もきのこやブルーベリーを売っている人たちが見えました。
公共の森なので、誰でも入れて、木を切らなければ、きのこやブルベリーなどは取り放題。
お小遣い稼ぎに、朝早くに森に入りたくさん摘んで、箱や瓶に詰めて売ってる、とのこと。
きのこの値段は見えませんでしたが、結構大きな瓶たくさんのブルベリーが10ズロチ、260円くらいです。
ワンちゃんと一緒に森に入っていきました。
よく来る義兄は、「もっと先にいい場所があるよ」とどんどん森の奥深くに入っていきます。でも、それほど密に
木が生えていないので、明るいから怖くない(笑)。
ブルーベリーです。見えるかな??
「このへんがいいかな」と義兄が立ち止まったあたり、下草のように生えているのが全てブルーベリーでした!
まだ早いのか、実はかなり小粒ですが、触るとすぐに汁が出て、指が濃い紫に染まります。
食べてみると、かなり酸味が強い。野生のブルーベリーって、こういう味なんですね。
30分くらいでこんなに採れました。男性二人は慣れているので、私より摘むのがずっと早いです(笑)。
「後でピロギ・ゼ・ヤゴダミ(ブルーベリー入り餃子)を作ってもらおう」と夫も義兄も嬉しそう。
色鮮やなのは毒キノコというのは、世界共通ですね。
これは美味しいキノコ。
場所を移動して、今度はキノコ探しです。
本当は8月がシーズンらしく、まだあまりありませんでしたが、それでも目ざとく義兄が結構見つけてくれました。
大きなキノコは切って、中に虫がいないかチェック。
考えてみると、私にとって生まれて初めての森でのきのこ&ブルーベリー狩りでした!
楽しいもんですね!
プチェムクフの中心地。
帰り道、プチェムクフの中心地にある酒屋さんでビールを買いました。
ここを歩くのは初めてです。
またプチェムクフの中心地。
3、4人の子供達が私を見てクスクス笑いながら「ジン・ドブレ!(こんにちは)」と声をかけてきたので、「ジン・ドブレ!」と
返すと、嬉しそうに手を振りってきました。アジア人を見るのは珍しいんでしょうねえ。
さらにプチェムクフの中心地。
ちょっと手を加えれば素敵になる昔の建物を見ながら、ちょっと残念な気分。
義兄や義姉、甥っ子たちも「そうなんだよ、この村には自然があって、うまくやれば観光地としてもっと栄えるポテンシャルはあるのに、
村長(区長?)がろくなのがいないからダメなんだ。
自分の懐を肥やすのに忙しい前村長のおかげで、赤字になったのを今の村長が尻拭いしようとしてる・・・」
しつこくプチェムクフの中心地。昔あったお城の周辺の建物らしい。これは綺麗になっていますが、灰色で壁が剥げ落ちていたりするものがほとんど。
中心地のたった一軒あったレストランは閉鎖し、見るも無残に壊され、まだ整地もされていません。やや離れたところにあったベトナム料理店
も閉店して、居抜きのまま。このベトナム料理店は盛況だったらしいのですが、大麻を育てて売っていたのがバレて逮捕されたらしい!
お庭でのディナーの後、ラジオのダンス・ミュージックで踊る娘と義兄の二人ディスコ(?)。暗くて見えないですね(笑)
きのこ狩りの後、プチェムクフ再開発計画(?)の話で盛り上がりながらのディナーをいただいた後、またグオグフにある一番上の義姉の家に
向かいました。
ひとしきり踊った後「オーム」と心を落ち着ける!?
月曜日から、ヴロツワフとグダンスクへの旅行が始まります。