どんぽのばぶさん61~

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甘えられること、もしくは甘えてもらえる関係

2016-10-01 08:17:43 | 保育ネタ

保育園の中にある一時保育室です。
毎日登園してくるお子さんの顔触れが変わります。
いろいろなお子さんがいます。
同じお子さんでも、毎日登園してくる保育園児とは違いますから、その時々で機嫌やら心持加減やらの「安定」と「不安定」の振れ幅が大きい子もいます。
このお子さんたちの場合の保育は多少厄介です。
けれども『その子なりに落ち着けるような条件やきっかけ』は何だろうかと思い描き、周囲も含めて整えて自然な流れで『その子の安定』へいざなえられると保育担当者としては仕事をしているという充実感となり思わず「やったぁー」なんて心の中でガッツポーズします。

押し並べてどんなお子さんが気がかりかというと、自分を出さない子、自分を出せない子です。
心を閉ざしているお子さんの心を開くのはその子自身ですから、そのお子さんにとって安心できる関係の大人としてあるいは安心できる空間(保育室)として認めてもらえるように保育しながら焦らずに待ちます。

強烈に「やだあ」と泣きわめいたり暴れたりするお子さんは実際手がかかり厄介ですが、それでもまだ救いがあります。
何がどのような功を奏するか早々には解りませんけれども、「いやだ」と拒否されているときには、その「いや」に対して「いや」の丸ごとを「そうなの、いやなんだね」と認め受け止めます。
だからといって「いや」をとりのぞけない場合も多々あるわけで、仕方ないですものね。
時にはその子の「やだやだ」をおちゃらけでなく一緒に「やだやだ」と言っちゃい共感します。

能面のように無表情でいる子、おとなしくしている子と心をつなげられるようになるのは相当時間がかかります。一見手がかからないのでついつい見落としがちです。見落とさないようにと自戒しつつ、心がけ、気にかけ、目をかけ、声をかけ、手をかけ、あと何をかけ…?複数で担任をしている場合には複眼で見ているのですからそれぞれが知り得た感じ得た情報を密に交流して、その子への理解を立体的に構築していきます。カチカチの氷の塊だって常温の空間においておけばだんだん溶けていきます。頑固な氷はなかなか解けませんがそれでもいつか溶けます。きっとそのお子さんとつながれる時が来ると希望を持ち続けて保育をします。なんくるないさぁの精神です。

自分を出せているけれど気がかりなお子さんというのもあります。
おもちゃやものや周囲の他のお子さんに八つ当たりする子、顔の表情がきつく言い方がきつい子、気持ちがとげとげしてたり、気持ちががさついていたり、自分でも自分の抱えているイライラを対処できずにいる子、こんがらがっている糸の塊は力技では解きほぐせませんから、焦らずじっくり付き合うしかありません。

あまったれちゃん、「ねえ、これどうやんの?」「わかんない」「やってぇ」etc。これまた厄介です。
ちっとは自分の脳みそで考えてごらんよといいたい気持ちも起こりますがこらえて一緒に考えます。

日頃はしっかりしている子が、妙に甘えたりしてくる場合があります。
まず、無条件に受け入れます。抱っこやおんぶのスキンシップは理屈抜きに癒し効果があります。
甘えることで、あるいは甘えながらエネルギーをためているのです。自動車はガソリンスタンドで給油します。小鳥は止まり木に留まって羽を休めます。船は港に停泊して次の準備をします。
エネルギーが溜まると自分から降りて遊びだします。実に明快です。
ここで見られる厄介なケースとしては、際限なく甘えるかのごとき(?)お子さんです。あまえがエネルギーになっているように思われない・・・う~む、難問といえば難問、さてここが思案のしどころです。
そのお子さんの背景に日頃甘えきれない条件がある場合はどうでしょう。
たとえば満3歳にならないうちに弟や妹が産まれたという家庭の場合、どうしたって下の子に手がかかりますから、お兄ちゃんお姉ちゃんにはついつい甘えを我慢してもらう場面が起こります。
そこがストレスやプレッシャーになっていることだって十分考えられます。
子どもは健気なのです。自分に期待されていることが何なのかと判ると、その期待に対して健気に答えようとするものです。ですからせめて保育室で補えるものならば…と条件が許す限り抱っこやおんぶで対応します。
が、一番甘えたい人の代用である限り満足度の点で十分には至れないのは仕方のないことです。
「おにいちゃん」「おねえちゃん」ということばかけを控え目にしてみたらどうなるでしょうか、より一層本物の「おにいちゃん」「おねえちゃん」に成長できるためのタイムラグ・・・模索してみようと思います。
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