ババキューピット復活第2回 in 徳島
BHC会員の方々を対象に再開した「ババキューピット」という出張ライブ企画。
2009年12月~2011年8月に不定期で行っていた企画で、
各地の放送局や新聞社を通じて視聴者や読者の皆様から希望を募り、
その方が歌を届けたいお相手に馬場俊英が生歌を届けるという内容です。
2015年3月27日 徳島
【亡きご主人の残されたうどん屋さんをお義母様とずっと二人で切り盛りしてきたお友達にエールを贈りたい。】
<ご依頼内容>
私が馬場さんの歌を届けたい人は徳島に住んでいる友人です。 彼女は亡きご主人の残されたうどん屋さんをお義母様とずっと二人で切り盛りしていましたが、京都と東京で働いていた息子さん達が徳島に戻るのを機に、お店をリニューアルして定食屋さんとして再スタートを切りました。 それまではお店の定休日が土日祝日だったため、私と一緒に関西での馬場さんのライブに度々参加していましたが、リニューアル後は日曜日のみのお休みで忙しくなったため、彼女は馬場さんのライブに参加出来ていません。今回、ババキューピットの企画を知り、久しぶりにYさんに馬場さんの生歌を聴いてもらいたいと思い応募させていただきました。お店は今年の3月にリニューアル1周年を迎えます。 毎日息子さん達とお店で頑張っているYさんに、お店の1周年記念のお祝いとして歌いに来ていただけないでしょうか?
<馬場俊英コメント>
徳島公演の前日に時間が作れそうだということで、ババキューピット徳島に行って参りました。よく晴れた金曜日のランチタイム営業が終わった午後にお店におじゃまいたしました。現在の店主(ご長男)が5代目というお店は現在の店舗に移転してからももう50年が経つという老舗。店内は年代を感じさせない清潔でシンプルな店構えで、お店に入った瞬間から皆様のお人柄や日々の呼吸が伝わってくるようでした。
ご主人を10年前に亡くし、それからは義母様とふたりきりで慣れないうどん作りに取りくみお店を守ってこられたとのこと。お店だけでなく、嫁いだ家を守り、年頃のお子さんもいらしてご苦労も多かっただろうなと想像しました。うどん作りは、毎日朝からうどんのタネを足で1時間も2時間も踏むそうです。夏場は汗びっしょりになって。けれど、昨今は材料費も高騰し、チェーン展開のうどん屋さんも増え厳しくなるばかり・・・・。そんな中、昨年関西で料理の修行をされていたご長男が徳島に戻られるのを機に、うどん屋さんから定食屋さんに変えられたとのこと。当初は昔なじみのお客様からうどんをやめてしまうことを惜しむ声や、うどんを食べに来たのにとがっかりされてしまう様子に胸を痛められたそうです。
ただ、自分としては10年間やりきったという気持ちだった、というお話を聞きながら、まるで駅伝のように義母様や旦那様が繋いで来たタスキを、ご主人の突然の病死により不意に自分が受け取ることになり、悲しむヒマもないままに走り出し10年経った今、ご長男に無事にタスキを渡すことができたのだ、僕はそんなふうに思い描きました。自分ひとりだけだったら頑張り切れないことも、前のランナーや次のランナーの存在が自分に力を与えてくれるのですね。
応募をいただいたお友達にも励まされ、お友達もまたその存在に励まされ、お互いに頑張ってくることが出来たとのことでした。年に一度会えるか会えないかだけれど、その存在はいつもそばある。そんな大人の友情ですね。すっかりお店で和んでしまいましたが、いよいよ本題です。お友達がお手紙を読まれました。便箋に何枚も綴られたお手紙には、お友達同士の出来事だけでなく、僕のコンサートに一緒に参加してくれた時の思い出などもたくさん綴られていました。僕は「青空」を歌わせていただきました。距離や時を超えてお互いの存在がお互いに力になるという歌です。この日のことも僕なりにつなげて行きたいと思います。おまけで誕生日祝いのケーキまでいただきました。明るい皆様でした。
これからの日々に、楽しいことがたくさんありますように!!
ありがとうございました。
★ご応募はこちら
(馬場俊英ファンクラブ会員様のみのご応募受付となります)
2009年12月~2011年8月に不定期で行っていた企画で、
各地の放送局や新聞社を通じて視聴者や読者の皆様から希望を募り、
その方が歌を届けたいお相手に馬場俊英が生歌を届けるという内容です。
2015年3月27日 徳島
【亡きご主人の残されたうどん屋さんをお義母様とずっと二人で切り盛りしてきたお友達にエールを贈りたい。】
<ご依頼内容>
私が馬場さんの歌を届けたい人は徳島に住んでいる友人です。 彼女は亡きご主人の残されたうどん屋さんをお義母様とずっと二人で切り盛りしていましたが、京都と東京で働いていた息子さん達が徳島に戻るのを機に、お店をリニューアルして定食屋さんとして再スタートを切りました。 それまではお店の定休日が土日祝日だったため、私と一緒に関西での馬場さんのライブに度々参加していましたが、リニューアル後は日曜日のみのお休みで忙しくなったため、彼女は馬場さんのライブに参加出来ていません。今回、ババキューピットの企画を知り、久しぶりにYさんに馬場さんの生歌を聴いてもらいたいと思い応募させていただきました。お店は今年の3月にリニューアル1周年を迎えます。 毎日息子さん達とお店で頑張っているYさんに、お店の1周年記念のお祝いとして歌いに来ていただけないでしょうか?
<馬場俊英コメント>
徳島公演の前日に時間が作れそうだということで、ババキューピット徳島に行って参りました。よく晴れた金曜日のランチタイム営業が終わった午後にお店におじゃまいたしました。現在の店主(ご長男)が5代目というお店は現在の店舗に移転してからももう50年が経つという老舗。店内は年代を感じさせない清潔でシンプルな店構えで、お店に入った瞬間から皆様のお人柄や日々の呼吸が伝わってくるようでした。
ご主人を10年前に亡くし、それからは義母様とふたりきりで慣れないうどん作りに取りくみお店を守ってこられたとのこと。お店だけでなく、嫁いだ家を守り、年頃のお子さんもいらしてご苦労も多かっただろうなと想像しました。うどん作りは、毎日朝からうどんのタネを足で1時間も2時間も踏むそうです。夏場は汗びっしょりになって。けれど、昨今は材料費も高騰し、チェーン展開のうどん屋さんも増え厳しくなるばかり・・・・。そんな中、昨年関西で料理の修行をされていたご長男が徳島に戻られるのを機に、うどん屋さんから定食屋さんに変えられたとのこと。当初は昔なじみのお客様からうどんをやめてしまうことを惜しむ声や、うどんを食べに来たのにとがっかりされてしまう様子に胸を痛められたそうです。
ただ、自分としては10年間やりきったという気持ちだった、というお話を聞きながら、まるで駅伝のように義母様や旦那様が繋いで来たタスキを、ご主人の突然の病死により不意に自分が受け取ることになり、悲しむヒマもないままに走り出し10年経った今、ご長男に無事にタスキを渡すことができたのだ、僕はそんなふうに思い描きました。自分ひとりだけだったら頑張り切れないことも、前のランナーや次のランナーの存在が自分に力を与えてくれるのですね。
応募をいただいたお友達にも励まされ、お友達もまたその存在に励まされ、お互いに頑張ってくることが出来たとのことでした。年に一度会えるか会えないかだけれど、その存在はいつもそばある。そんな大人の友情ですね。すっかりお店で和んでしまいましたが、いよいよ本題です。お友達がお手紙を読まれました。便箋に何枚も綴られたお手紙には、お友達同士の出来事だけでなく、僕のコンサートに一緒に参加してくれた時の思い出などもたくさん綴られていました。僕は「青空」を歌わせていただきました。距離や時を超えてお互いの存在がお互いに力になるという歌です。この日のことも僕なりにつなげて行きたいと思います。おまけで誕生日祝いのケーキまでいただきました。明るい皆様でした。
これからの日々に、楽しいことがたくさんありますように!!
ありがとうございました。
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(馬場俊英ファンクラブ会員様のみのご応募受付となります)
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