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小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

加齢なる幸せ

2017年02月06日 | Weblog
身体のそこかしこがガダピシとする昨今だ。昨夏からの五十肩も治らず、諸々の不定愁訴は、すずめ医者に「まあ加齢のせいですね」と一蹴された。ご存知かな、すずめ医者。藪に近づこう近づこうとする雀、つまりはやぶ医者以前の下手な医者だということ、なんて憎まれ口の一つも叩きたくなるほど小さな不具合がいたるところに出る。はてさて加齢とは情けない…
と思っていたけれど、あー歳を重ねていてよかったと思ったこと。先日テレビで「祝!中村屋 ファミリー 独占密着」というのがあった。今月の歌舞伎座で息子2人が襲名初舞台を踏むまでの一年のドキュメントだ。バースくんは泣いたよ!いたるところで鼻の奥がツンとして困ったよ。まだ亡くなったことを信じたくない18代目勘三郎が、小山三さんが、懐かしい17代目勘三郎が、そして7代目芝翫が映像の中動いていた。動画は一気に記憶を呼び覚まし、うれしくて、切なくてたまらなかった。
ひと足早く成駒屋は、親子4人で襲名をした。ずらりと口上に居並んだ息子たちの頼もしいこと!あの橋之助くんがいまや当代の芝翫ですよ。
そして中村屋!!中村勘九郎兄弟は、本当に奮闘してよい役者になった。息子たちのこれからを大きな力で引っ張っていくことだろう。二人の演目「門出二人桃太郎」を見ると、あー君たちのお父さんとおじさんのときにそっくりだと手を打つ。そのときのことをボクはしっかり覚えているからね。あのとき汗だくになっていた18代目勘三郎が印象的だったっけ。それから小山三さん、上からみておられるだろうけど、小三郎さんはしっかり中村屋を支えておられますよ。
自分が歳を重ねて、こんなふうに團菊爺になれるなんて、なんとうれしいことだろう。30代の頃、劇場でお隣の席に座られていたおばあちゃんが「先代に似てきたね」なんて言われるのを、とてもうらやましく見たものだった。
それが今、先代がこれを見たら…なんて思えるボク。加齢にも幸せはあるのだ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

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