B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

全然大丈夫

2010年08月31日 | 日本映画 評価4
2007年 藤田容介監督
    出演 荒川良々、木村佳乃、岡田義徳 他
『20代半ばの男性の友達二人組。
 ひとりはアルバイト暮らしのいい加減な男。
 もう一方は真面目で気弱なサラリーマン。
 そんな二人が同じ女性に同時に恋をした。』

新評価 4.0

どうも普通を演出した映画は共感できません。
例えば「間宮兄弟」とか「かもめ食堂」など。
でもこの映画は不思議と波長があって共感。
そうそう恋って地味なもんです。

でも恋の相手が超ドジで地味な女性で、
それを演じるのが木村佳乃とは随分無茶ぶり。
好みじゃないけど充分に美女じゃないですか。
しかも冴えない男にかっさらわれてしまうし。

そんなもんだよね・・・。
自分(達)もそんな冴えた男じゃなし、
しばらくしたら忘れるもんだし。
また二人で楽しく遊べば良、佳、善。

キャストの名前で遊んでますか?
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TOKYO NOIR トウキョーノワール

2010年08月26日 | 見た映画 評価2
2004年 石岡正人、熊澤尚人監督
    出演 吉本多香美、中村愛美、吉野きみか、関彩 他
『いろいろ訳有りで風俗に足を踏み入れた彼女達の、
 3話のオムニバス・ムービー。』

新評価 2.0

熊澤監督にひかれて見ましたが、
男性として見てもイマイチかも。
女優はひとりを除いてすっぱり見せてくれますが、
展開不足の物語では意味がないかと。

出し惜しみもあれだけどね。
少なくとも3話をリンクさせるとか、
何の工夫も無かったのが残念です。
結構、個性的な俳優を揃えたのにな。
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テネイシャスD 運命のピックをさがせ!

2010年08月25日 | 見た映画 評価2
2006年 リアム・リンチ監督
    ジャック・ブラック主演
    出演 カイル・ガス、JR・リード 他
『ロックのスターを夢見てアメリカの片田舎から、
 ハリウッドに向かった家出少年。
 しかしハリウッドの場所を知らず全米を放浪、
 やっとロスにたどり着いた時には中年に・・・。』

新評価 2.0

全米のハリウッドを放浪して十数年?
ロスに着いたデブな少年はJBに変貌。
そんなバカな冒頭から、ずっとバカのしっぱなし。
でも下品なだけで笑えないなぁ。

どうも笑いのベクトルがだいぶ違っているようです。
もしベクトルがあえば大爆笑でしょうね、コレ。
メタルで悪魔崇拝の文化的下地も知らないし。
何よりアコギでメタルするの?
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守護神

2010年08月22日 | 海外映画 評価4
2006年 アンドリュー・デイヴィス監督
    ケヴィン・コスナー主演
    出演 アシュトン・カッチャー、
    ニール・マクドノー 他
『現場では年を取り過ぎたベテランの海難救助士。
 彼の夫婦生活は彼の仕事第一主義で破綻状態。
 そして、ある嵐の晩の出動で彼はチームを失ってしまう。
 彼は休養も兼ねて新人の訓練センターに行くことに。』

新評価 4.0

公開当時は正直期待していませんでした。
邦題タイトルが「守護神」とは佐々木投手(当時)かよと。
しかも主演が今更のケビン・コスナーですから。
でも今回、何か感じるところがあって見てみました。

人生の問題を抱えたベテランが訓練センターで、
若くて有望で、しかも無謀な新人と出会い・・・。
もう定番で手垢がついていそうな物語でしたが、
グイグイと引きつけられる展開。

主人公の年をとっても現場大好き主義な性格と、
無駄な訓練より実践的な手法を教える姿勢が、
私の気質と同じだからかな。
大事なのはチームワークと仲間を見捨てないこと。

なによりリアルなのは救えない命を描いたこと。
邦画なら上司の命令を振り切って単独で救助とか、
絶体絶命な状況で奇跡的を起こす感動シーンが一切なし。
この映画では救うことが出来る命を助けていく。

助けることが出来なかった後悔を胸に秘めて。
という台詞も良かったのですが、
終盤のベテランとルーキーのペアのエピソードがなお良し。
なるほど、だからタイトルは「守護神」ですか。

でも救いようのない奴は本当居ますよね。
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ヒックとドラゴン

2010年08月20日 | 海外映画 評価5
公開中  クリス・サンダース監督

新評価 5.0

子供となにか映画を見に行く約束をして、
既に子供は「トイ・ストーリー3」は見ているので、
「魔法使いの弟子」とこの映画の2択で、
映画評の良さからこの映画にしましたが大正解です。

失礼を承知で言えばアメリカ版ジブリのような、
ドラゴンハンターになりたい若者の成長の物語。
まぁジブリなら主人公が元気な少女でしょうが、
こちらは少し変わった少年が主人公。

ひ弱な少年が親の期待の沿おうと無理したり、
父親も期待したり嘆いたり我慢したり、
後見役の父親の友人の温かい目や、
同世代からの嘲笑的な態度にふて腐れたりと。

そして運命的な傷ついたドラゴンとの出会い。
もちろん傷ついていても少年より強いドラゴン。
でも少年が他の人間と違うことに気づいたからか、
互いに殺しあうことなく、やがて心を許しあう関係に。

もとが児童文学だからでしょうが、
親と子の切れない関係や、周りの人間の目の適当さや、
でも理解してくれる人(龍も)もどこかには居るといった、
未来への可能性に満ちた物語です。

こんな良い映画なのに興行成績では10位以内に入らず。
惜しいな。
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ティアーズ・オブ・ザ・サン

2010年08月19日 | 海外映画 評価3
2003年 アントワーン・フークア監督
    ブルース・ウィリス主演
    出演 モニカ・ベルッチ、コール・ハウザー 他

『ナイジェリアでクーデターが起き内戦が発生した。
 米国政府は同国に残る米国市民の救出のため軍隊を派遣。
 ある大尉が率いる海軍特殊部隊は女医の救出のため、
 教会に向かうが女医は自分ひとりの救出を拒否し・・・。』

新評価 3.0

色々と偽善的だな~なんて突っ込みは置いておいて、
たとえ紛争地であっても自国民の救出に命をかける。
隣の国に国民が連れ去られても無関心な国よりは、
ある意味で羨ましく頼もしい国のアメリカ。

でも劇中ではさらっと流していますが、
女医は元々米国市民ではなく夫が市民だから・・・、
なんて心情的なわだかまりのシーンをはさみつつ、
任務で危険地帯での救助におもむく特殊部隊。

ところが女医は職業意識から患者も全部助けろと。
なるほど元々の米国市民でない彼女だから、
そんな無理難題を吹っかけられるということか。
と言うことは普通はそんな事にはならないと。

しかし途中で隊長の大尉が人間性・道徳心に目覚め、
受難のナイジェリア国民を助ける行動に出る。
この心情の変化が何故か全く分かりませんでしたね。
悲惨な戦場を渡り歩いてきた人が今頃に哀れみを?

ともかく男前のブルース・ウィリスをみたいなら、
有無を言わせずこの1本はお奨めですね。
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インセプション

2010年08月12日 | 海外映画 評価5
公開中 クリストファー・ノーラン監督
    レオナルド・ディカプリオ主演
    出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット、渡辺謙、
    マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、
    トム・ハーディ、ディリープ・ラオ、
    キリアン・マーフィ 他

新評価 5.0

ひさしぶりに映画らしい映画を見た気がします。
TVの特番ですれば良いような作品の劇場公開や、
CMの特撮場面が全てのような映画に比べると、
適材適所な出演者、うなるような出来た脚本、
予想外の映像と三拍子揃ったまさに別格。

「ダークナイト」の監督作との触れ込みですが、
未見の私にはノーラン監督は「メメント」の監督さん。
あの映画に比べれば随分と分かりやすいですが、
早い展開を追うのに?となる箇所も無くもなく。
ゆるい映画ばかり見てる人には理解は無理ですね。

人の夢に入り込んで情報を盗み出すアイデアから、
夢のなかで情報を植えつける(インセプション)になり、
相手にばれないように夢の中で夢を作り出す、
そらディカプリオならずとも眉間に皺が寄りますけど、
でも最近は悩める役が多すぎません?

トム・ベレンジャーやマイケル・ケインなんて渋い役者が、
若者ばかりの画面を引き締めていましたが、
やはり日本代表の渡辺謙もよかった。
普通あの様な偉い立場の人は現場には行かないので、
出番は少ないと思いきや、沢山出ていましたね。

さて、東京であともう1本映画が見られるかな。
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みたまを継ぐもの

2010年08月08日 | 日本映画 評価3
公開中 松田雄行監督
    出演 大柴隼人、森田このみ 他
『就職をしたものの激しい業務についていけずに、
 社会からドロップ・アウトした25歳の青年。
 ある日、祖母から叔父の供養を頼まれて、
 恋人と嫌々に靖国神社を訪ねるが・・・。』

新評価 3.0

靖国神社の遊就館で鑑賞です。
落ち込んだ若者が戦没者の御霊に触れ心機一転。
ってな単純なお話ではなかったのですが、
恋人の女性がぶっ飛んだ設定のお話でしたね~。

恋人は父親の事業失敗で一家離散となり、
今は叔父の家で仮暮らしの真奈美さん。
障害者施設で明るく働いているが、
落ち込んだときは特攻隊員の遺書を読む一面が。

彼らの苦労に比べれば私の苦労なんて・・・と。
でも比較対象として相手が大きすぎませんか?
遺書を読むと勇気が沸いてくる彼女は怖すぎです。
本棚に特攻本ばかり、青年にも読めと勧めます。

ところが今どきの青年はすぐには感化されません。
彼の一番の悩みは再就職活動なのですから。
青年の父親は冷酷な企業戦士。人より業績が第一。
最初は尊敬していたが、だんだん疑問が沸いてくる。

人を命を粗末にして何のための金儲けかと。
そこで再び特攻隊員の遺書に若者は戻ってくる。
父親が恋人に「変なとこに引き込んだのはお前か」と、
怒り出すのは普通と思いますが違うのかな。

物語はニュートラルに持って行きたいからか、
右姿勢なのに、左にかぶれたりと危なかっしく、
低予算からくる映像の悪さもあったりして酷く、
途中退席の人もちらほら居ましたね。

私は評価は2→1→2、でも映画は最後まで見なきゃ。
なんとか最後はまとめたので3としました。
彼女が「ミリおた」ならぬ「ミタマおた」ではね。
あんな娘は絶対居ないでしょう?
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ソルト

2010年08月03日 | 海外映画 評価4
公開中 フィリップ・ノイス監督
    出演 アンジェリーナ・ジョリー、
    リーブ・シュレイバー 他

新評価 4.0

仕事帰りに時間があったので再び川崎109に。
スパイが身分を隠し敵地の社会に潜み時期を待つ。
偶然にもアメリカで美人スパイ逮捕の事件があって、
話題性がました映画です。

そんなロシアの休眠スパイが活動を開始する。
目的はアメリカとロシアを戦争させること(笑)。
なんてバカらしい物語。ですがジェイソン・ボーンごとく、
テンポが良いアクションはとても面白い。

ヒロインが復讐の鬼という点もいいですね。
難しく考えずに見るには良い映画でした。
しかも続編を作る気まんまんです。
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必死剣鳥刺し

2010年08月01日 | 日本映画 評価5
公開中 平山秀幸監督
    出演 豊川悦司、池脇千鶴、吉川晃司、
    戸田菜穂、村上淳、関めぐみ、岸部一徳

新評価 5.0

藤沢周五原作の時代劇を川崎109で鑑賞。
藩政を狂わす藩主の側室を覚悟で害した藩士。
過った行いを正そうとする男の物語。
私好みの物語じゃないですかと。

そもそも家臣たちは根性無しで不満を陰で言うばかり。
知らない聞かないふりは男じゃないです。
ところが彼の処分は寛大なうえに数年後には出世まで。
この上司が岸部一徳。こいつは悪い奴に違いない(笑)。

今の社会でも過去に失敗した人を出世させるのは、
上にひと腹持っているケースが多いですからね。
まぁ恩義を感じて下に無茶する場合もあるのですが、
彼の場合は不請不請に藩に忠実たろうとします。

ところが使い捨てにする為に出世させる場合も。
お役目で殿様の領民思いの弟に間違いを犯した彼。
最後の殺陣のシーンは壮絶の一言です。
サラリーマン諸氏。腹黒い上司にご注意ですよ。

必死剣は今の世も必要ですよ。
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