安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ルイス・ヘイズ ICHI-BAN

2017-06-18 09:53:30 | ベース・ドラムス

ジャズ批評誌の2017年5月号(隔月誌です)は、「ジャズ100年の名曲&名盤」と題し、ジャズライターやミュージシャン、ジャズ喫茶店主ら60人にアンケートした結果が載っていました。各人10枚のアルバムを挙げてあり、それぞれ自由に選んでいて、統計をとっても「一番」は決めかねる結果で、頗る興味深かった内容です。「Ichi-Ban」という曲が入っているアルバムを聴きます。

LOUIS HAYES (ルイス・ヘイズ)
ICHI-BAN (TIMELESS 1976年録音)

   

ルイス・ヘイズ(ds)とジュニア・クック(ts)の双頭バンドのアルバムです。この二人は、ホレス・シルヴァーのグループで1959年から60年まで一緒に演奏をしていた仲ですが、1975年には、ルイス・ヘイス=ジュニア・クック・クインテットを結成して本アルバムを残しています。ホレス・シルヴァー繋がりの豪華なメンバーが特徴です。

メンバーは、ルイス・ヘイズ(ds)、ジュニア・クック(ts)、ウディ・ショウ(tp)、ロニー・マシューズ(p)、スタッフォード・ジェイムス(ds)、ギレルミ・フランコ(per)。ウディ・ショウもホレス・シルヴァーのところにいたので、卒業生が集まっています。

曲は、ロニー・マシューズ作「Ichi-Ban」、セロニアス・モンク作「Pannonica」、テックス・アレン作「Brothers and Sisters」、ウディ・ショウ作「The Moontrane」、ウォルター・ブッカー作「Book's Bossa」の5曲。「Ichi-Ban」は、ロニー・マシューズがアート・ブレイキーの日本ツァーに参加した際に覚えた日本語の「一番」で、言葉の響きが気に入って曲名としたものだそうです。

モーダルな曲想の曲が多く、ウディ・ショウ(tp)の鋭いソロ・フレーズも入り、全体に熱くタイトなセッション。「Ichi-Ban」は、日本的な響きがするのが面白く、ギレルミ・フランコ(per)が参加した「Brothers and Sisters」は、ラテンナンバーといってよく賑やかで楽しい。「The Moontrane」はショウの代表作ですが、ショウとマシューズ(p)が爽快なソロを繰り広げています。「Book's Bossa」も、各人のソロが聴きもの。リーダーのヘイズ(ds)は、縁の下の力持ちといった役割で、ジュニア・クック(ts)もバラード「Pannonica」でフューチャーされています。

【ジャズ批評2017年5月号】

   

以下、僕と嗜好がある程度似ていると思われる3人が挙げた1~5番までのアルバム。曲名は省略します。

(高田敬三さん) マット・デニス、ナット・キング・コール、メル・トーメなど

   

 (武田清一さん) リー・ワイリー、べヴァリー・ケニー、ビル・エヴァンスなど 

   

(宮川 純さん) オルガン、ピアノ奏者です。大野雄二ルパンティック・シックスで聴きましたが、グルーヴィーで、かっこいいオルガンプレイをしていました。注目すべきミュージシャンです。ハンコック、ケリー、ブレイキー、ラリー・ヤングなど

   

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4 コメント

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響きがいい日本語 (duke)
2017-06-18 11:22:15
azumino さん、こんにちは。

日本ハムのレアード選手は、「そうですね」と「スシ大好き」を覚えてヒーローインタビューでよく使います。「一番」同様、響きがいい日本語なのでしょう。

工夫があるようでないジャケットですが、全体に勢いがあって演奏内容は申し分ありません。
日本や日本語に因んだ曲名 (azumino)
2017-06-18 21:43:44
dukeさん こんばんは

来日ミュージシャンは、かつては全国を公演して回るなど、日本に長く滞在していまた。現在は、ジャズクラブでの短期公演が主で、滞在は短めだと思います。

したがって、日本や日本語に因んだ曲名をつけるといったことも少なくなっているように思います。ハロルド・メイバーン(p)は、「Nightlife In Tokyo」という曲を作っていますが、例外ですね。
ジャズ批評 (itumojazz)
2017-06-20 19:37:59
こんばんは。
ジャズ批評のこの企画は、アンケートに回答した人の嗜好が判って面白いですね。
僕も真似して10曲を選びブログに書込みましたが、azuminoさんが選んだ10曲も見てみたいです。
拝見しました (azumino)
2017-06-20 23:08:54
itumojazzさん こんばんは

貴ブログの記事は、アップされた時に読まさせていただきました。特徴的なアルバムと曲があり、こだわりが感じられました。

10曲選ぶのは難しいですね。僕の場合は、歌物とハードバップ曲で、H・カーマイケルの「Stardust」(キング・コールの歌)、マット・デニスの「Angel Eyes」(本人の歌)、モンクの「Round About Midnight」(マイルス・デイヴィス演奏)といった広く知られたものになると思います。

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