安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケニー・バレル BLUESIN' AROUND

2018-01-21 10:00:22 | ギター

今年度は、町内会の役員になっているので、休日に行事に出席することが多く、14日の日曜日には町内会の新年祝賀会に参加しました。事前の準備や後片付けなども行いましたが、育成会など関連団体も含めて120人以上の方が出席し賑やかにコミュニケーションが図れたので、よい催しでした。ミュージシャン間のコミュニケーションが図られているアルバム。

KENNY BURRELL (ケニー・バレル)
BLUESIN' AROUND (COLUMBIA 1961年、62年録音)

   

ケニー・バレル(g, 1931年~)は、近年も新規録音を行っていて、長きにわたり活躍を続けています。録音したレーベルもBlue Note、Prestige、Verve、Concordなど多岐に渡っていますが、Columbiaへの録音はこれと「Weaver of Dreams」の2作だけで、しかも当アルバムは、1983年になって初めて発売されたものです。内容が悪くないだけに、会社のポリシーとあわなかったのかもしれません。

メンバーは、ケニー・バレル(g)、イリノイ・ジャケー(ts)、ハンク・ジョーンズ(p)、メイジャー・ホリー(b)、ジョージ・デビュビエ(b)、オシー・ジョンソン(ds)、ルイス・ヘイズ(ds)、レオ・ライト(as、1曲のみ)、ジャック・マクダフ(org)など。4回のセッションを収録してあるので、メンバーにも異動があります。イリノイ・ジャケー(ts)が5曲で吹いていますが、バレルとのコラボも非常によくて、よい人選をしています。

曲は、ケニー・バレル自作の「Mambo Twist」、「The Switch」、「The Squeeze」、「Bluesin' Around」の4曲、トラッドの「Bye And Bye」、ベニー・モーテン作「Moten Swing」、リチャード・ロジャース作「People Will Say We're In Love」、レイ・チャールズのヒット曲「One Mint Julep」、エリントンの「Mood Indigo」の全9曲。バレルの自作は、ギター演奏に適した曲想をもつものばかりです。

理屈抜きにスイングしてブルースを感じさせるバレルの隠れた好アルバム。最初の「Mambo Twist」は、ロックンロールのような調子のよいノリノリの曲で、このへんはColumbiaが期待したところかもしれません。「The Switch」におけるバレル(g)とジャケー(ts)のかけあいによるテーマ部と続くソロ、スローブルースの「The Squeeze」におけるバレルの粘っこいブルージーなプレイあたりがハイライトでしょうか。「Moten Swing」には、レオ・ライト(as)が参加し、力強くメロディアスな優れたソロを吹いています。ジャケー(ts)が好調で、豪快さに加えレスター・ヤング張りのスムーズなプレイをしています。 

【町内会新年祝賀会の様子】

町内会長のあいさつ

木遣りも登場

めだたい一節を吟じてくれました

仕出しです。いかにも地区の飲み会らしくてよいです。



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