安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レイ・ブライアント POTPOURRI

2017-07-16 10:04:22 | ピアノ・トリオ

7月1日付で職場の人事異動があり、送別会など宴会が続いて今月の上旬は体調を崩していました。居酒屋でやった送別会で、クーラーの風が直に体にあたったのが原因だと思いますが、肩凝り、頭痛、倦怠感など風邪に似た症状が出て、元気のない日が続きました。医者の薬や接骨院でのマッサージが効いて、中旬になり回復してきましたが、クーラーの冷風には要注意です。暖かみのある演奏を。

RAY BRYANT (レイ・ブライアント)
POTPOURRI (Pablo 1980年録音)

   

レイ・ブライアント(p)には、ハードバップ期から録音が多数ありますが、1970年代以降も多くのアルバムを作っています。基本的に演奏には変わりありませんが、スケールが大きくなり黒っぽさが増して、ブルージーになっています。このレコード(輸入盤)は、そういった特徴に加え、ひたすらスイングしたものです。 

メンバーは、レイ・ブライアント(p)、ジミー・ロウサー(b)、ミッキー・ロッカー(ds)。ブライアント(p)のソロ演奏を目の前で聴いたことがありますが、もちろん悪くないものの、リズムがほしくなりました。その点、このアルバムは気心の知れた2人が参加していて、演奏もやりやすかったと推測します。

曲は、ジャズオリジナル中心のスタンダードです。「D.B. Blues」、「One O'Clock Jump」、「Milestones」、「Undecided」、「In Walked Bud」、「In A Mellow Tone」、「My One And Only Love」、「A Night In Tunisia」(チュニジアの夜)の8曲。 曲と演奏について、ピアニストのベニー・グリーンがライナーノートで解説をしていて、鑑賞の参考になります。

最初の「D.B.Blues」から最後の「A Night In Tunisia」まで、レイ・ブライアント(p)のスケールの大きいご機嫌な演奏が続き、楽しめるアルバムです。広い音域でピアノを扱えるブライアントなので、「One O'clock Jump」や「In A Mellow Tone」といった本来はビッグバンドの曲も面白い。取り上げられたのがちょっと意外な「Milestones」では、切れ味の鋭いリズム感に驚かされました。バラード「My One And Only Love」のプレイは、抒情的で美しく、曲の良さがしみじみと伝わってきます。ベース、ドラムスともに繊細さもうかがわれ、好演をしています。

【紅茶】

胃も荒れ気味だったので、こののところ職場では紅茶を飲んでいます。珈琲は体を冷やし、紅茶は体を温めるらしいので、冷えた時には紅茶がいいみたいです。ティーバッグに入ったダージリンを使っています。

   

   

    

紅茶には砂糖を入れたくなります。余分な糖分はいけないのですが、少し砂糖があったほうが美味しいので、悩みながらついたくさん入れています(笑)。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パブロ・レーベル (azumino)
2017-07-17 17:59:39
dukeさん こんにちは

レイ・ブライアントに限らず、当時Pablo盤が大量に出ましたが、大量にあり過ぎ、しかもジャケットが面白くないので、買う気が全く起きませんでした。

しかし、いま聴いてみるとよいアルバムも多く、モダンスイング系のミュージシャンを当時録音した功績は、さすがだと思います。これもその一枚です。
マイルストーンズ (duke)
2017-07-16 19:12:13
azumino さん、こんばんは。

札幌も暑い日が続いておりますので、どの店もクーラーが効いております。外に出ると温度差にやられます。

このレコードは国内盤が出たとき、「マイルストーンズ」のタイトルでした。「ポプリ」では売れないでしょうね。タイトルの付け方はさすがです。この辺りのスタンダードの解釈は見事です。

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