あんなこと、こんなこと

人生もそろそろ林住期にはいりはじめた昭和女ですが、まだまだ現役!

卒業生 1

2009-09-27 21:11:40 | 陶芸
横浜いずみ陶芸学院の卒業生は頑張っています。

1期の小野千鶴さんが瀬戸の平成の招き猫100人展に出品しています。これは気に入った作品をネットで投票して大賞を決めます。
みなさ~ん、小野さんの作品に1票を。かわいい猫ちゃんです。http://www.necomachi.com/100_11/f_100.html

小野さんの展覧会のお知らせ
10月6日~12日 東横線大倉山 ギャラリーかのん
これは抽象というか心象的な作品です。是非見に行ってください。


卒業式

2009-09-26 19:48:01 | 陶芸
9月25日は横浜いずみ陶芸学院の卒業式だった。卒業生は6名出席者は在校生5名に講師4名と私のミニミニ卒業式だ。まるでどこか山村の小学校みたいな規模である。

それでも形式どうりに私や講師からの祝辞(とっても苦手なんですけど)があり、そのあと卒業生、在校生一人一人の挨拶がある。短い人で2年、長い人で4年在籍していたことになるが、それぞれが、短い間でもいろいろ悩みや困難にぶちあたり、継続することの難しさに悩みながらもそれを克服して卒業式を迎えられたことに喜びと満足が感じられた。感極まって涙が出てしまう人もいる。何か物事を成し遂げた満足感、達成感の涙は美しい。そしてそんな涙を流せることは人生そうそうないものだ。

彼女たちもこれから陶芸の世界に一歩踏み出すわけだが、先のなが~い道なので大変だが、今日の感激を忘れずに、そして諦めることなく歩んでいってほしいと思う。(ちょっと照れてしまう上から目線です)

こんな小さな学校の卒業式でも私は胸をはってすばらしい卒業式だと自慢できる。
式のあとは在校生の手作り料理でお別れ会。毎年えんえんと何時間も続く・・・。
別れがたいから?いえいえ、単に飲みたいから(?)・・・。

学校を運営していくには考えもつかないような問題が次々に起きて、気持ちがなえそうになってしまうことも度々だけれど、卒業式を迎えて、学生たちの涙をみるたびに、私はこの感動のために学校を続けているんじゃないだろうかと思う。


色気って

2009-09-19 07:20:37 | 陶芸
昨日は横浜いずみ陶芸学院の卒業制作展の搬入だった。
会期は19日から23日、会場はJR石川町から徒歩5分ほどのところにあるブラフ18番館。ここは明治時代の大使館の館だったので、横浜らしい雰囲気にあふれている所だ。ぜひ多くの方に見ていただきたい。

搬入のあといつものように学生と先生との飲み会があり、私も参加した。日頃学生とは事務的な話ばかりでめったにゆっくり話す時間がないのでこういう時間はとても貴重だ。彼らの本音が聞けたりするから。

飲んでいるうちに何となく学生の作品の話になった。その時ある学生の作品を評して「作品に色気がないんだよね。」と先生が言った。作品の色気・・・。それを聞いた時言いえて妙だと思った。

じゃあ、作品の色気って何?と聞かれたら具体的なことは何もいえない。それは技術的なことではないから。そのあと、どうしたら作品に色気がでるのか、っていう話になったが、結局はわかったようなわからないような・・・。

私自身は陶芸ができるわけではないけれど、作品は人一倍見ていると思う。だから先生の言う意味はすごくよく分かる気がする。技術がしっかりしてくればくるほど、作品にはその人となりが出てくる。彼女たちもこれから試行錯誤の続く長い道のりに踏み出したということだろう。

最後に残った学生が「このいずみが自分のなかで初めてホントの意味での学校だった。目的が同じだから年上の人たちとも違和感なく付き合えたし。これからも相談にのってもらえる先生にも出会えたし、3年間いてよかった。」と言ってくれた。

私をふくめて講師たちにとって最高の褒め言葉でした。

友人 ②

2009-09-18 07:55:51 | 日々雑感
昨日はドイツで日本語を教えている友人が一時帰国したので、皆で集まった。
集まったのにはもう一つわけがあって、彼女がドイツ人のパートナーを見つけたのでそのお祝いもあった。幸せいっぱいのオーラを出してよく喋る彼女を見ていると何年か前拒食症になるくらいやせ細っていた人と同じとは思えないくらいで、嬉しかった。

彼女の人生のように波乱万丈の人生を送っている人は私の周りにはいない。
若くしてご主人を癌で亡くし、その後一年発起して大学院に入り、日本語を研究しなおし、卒業後ドイツで日本語を教え始めた。ドイツに渡ってからも新たなパートナー、親友と次々彼女の周りの人が亡くなり、その喪失感に挫折しながらも何とか立ち上がって、そして今やっと心の平安が得られる新しいパートナーを見つけたのだ。

それだけでもなかなか大変な人生だけど、彼女は日本人女性にはあまり見られないほど、自分の主張をはっきり言うし、まったく自分を飾らず隠すということをしない。ありのままをさらけ出してしまうのだ。そのため、結構敵も多く、はたから見ていてもハードな人生だなあ、と思っていた。

歯に衣着せず、舌鋒鋭い彼女は日本よりドイツのほうがあっていたのかもしれない。今はのびのびしているし、彼女の日本語を教える能力、情熱はすばらしく、私は尊敬している。私はそんなある意味自分とはマギャクの性格の彼女に魅力を感じていた。

ところが見てしまったのだ。私とは究極のところにいるはずの彼女が口角泡を飛ばすように身振り手振りで話していた時、手のひらがチラッと見えた。

そう、ナント彼女も私と同じ手のひらを一直線に横切る筋、ハードな人生を暗示するマスカケといわれる手相だったのだ

秋休み

2009-09-17 07:29:28 | 日々雑感
昨日で日本語学校も陶芸学院も前期が終了して10月4日までロング・オータムバケーション日本語学校の同僚の何人かはさっそく海外へと飛び出した。パリで会う約束をしている同僚を尻目にさびしく学校をあとにした。ギャラリーはあるし、ちまちま雑用もあるし…。でもやっぱり休暇はウレシイ。

日本語学校の友人たちは「一人力」を持っている人が多いので、海外旅行にけっこう一人で行く人も多い。もちろんツアーに参加するわけではない。「お一人さま○○」がはやっているけど、海外旅行お一人さまは私が勝手に考える「一人力」の測定項目のなかでも結構ランクが高い。だから「一人で行くの。」って聞いただけで私はその人を尊敬しちゃう。

5年ほど前、コロンビア大学の英語集中講座に参加するため1ヶ月ほどニューヨークに一人で滞在したことがあった。手続きから何からなにまですべて一人でやって当時カリフォルニアにいた息子とNYで再会したりした。行く前にはすごい決心が入ったけど今、何度思い返してもあの時思い切って行ってよかったと思う。

一人力(ひとりちから)、つまり自立している人、寂しげなく一人で責任もって行動できる人っていう私の勝手なネーミングなんだけど、これは私の永遠のテーマ。


うちごはん 1

2009-09-14 18:30:04 | 日々雑感
今朝の空は早くも秋到来を感じさせた。

秋といえば食欲の秋だ。今年は例年より一足秋が早いだけ、食欲の季節が長くなる計算だ。困ったものだ。

最近の我が家のヒット。
1.知り合いから手作りジェノベーゼを頂いた。
  まずはパスタ。これは定番。
  次にジャガイモを茹でてジェノベーゼト混ぜ合わせる。これが絶品。

2.アボガドご飯。アボガドを1センチ角くらいに切って、炊きたてのご飯に混ぜ  る。同時に鰹節とあればジャコを一緒に混ぜ、醤油をかける。
  実はこれは昨日家に来た人から教えてもらったのだが、三人がそれぞれ自分の  茶碗に作り、自分の好みの味にしてからお互い茶碗を交換して味見。驚いた   ことにたったこれだけなのにそれぞれの好みが出ていて面白かった。皆自分の  が一番美味しいち言った。ちょっと楽しいゲームだった。

3.干し杏の黒ウーロン茶漬け。本物の干した杏は固くて噛み切れない。そこで黒
  ウーロン茶に付ける。ウ~ン、美味しいデザートの出来上がり。

4.これは最近私がハマッタお菓子(?)
  塩トマトの甘納豆。最近トマトは果物のように美味しくなっていろいろな食べ  方が出てきた。ドライトマトは食材だけど、これはそのままでオ・イ・シ・   イ。お勧め度100%

どれもこれも料理というにはおこがましいものばかりだけれど、是非ご賞味あれ。

成長

2009-09-05 23:20:15 | Weblog
今晩は久しぶりにきれいな満月。こんなきれいな月はやっぱり一人じゃなくて誰かと見たいものだ。東の空に大きくて、赤く、ぼうっ、とした春の月が好きだけど、秋の澄んだきりッとした印象の満月もやっぱりいいな。ホソイ糸のような新月から始まって、三日月、上弦の月、十三夜、十五夜、十六夜、居待ち、立ち待ち、寝待ち、二十三夜…月の呼び方もいろいろ。風情があるものです。

話は変わって、3月に引越してからいったい何人の友人を我が家に呼んだだろう。
その中である友人が「植物がよく育ちそうな家ね。」と言ってくれたのが印象に残っている。新居の感想の中で一番嬉しかった言葉だ。植物がよく育つ家…風の通りがよくて、日当たりがよくて、当然人間に悪いわけがない。それでウンベラーダもご覧のように私の背丈を越し、どんどん成長している。

と、共に私も成長してしまっている・・・ヨ・コ・ニ

友人①

2009-09-01 09:41:21 | 日々雑感
昨日は台風接近の大雨の中、友人の家に出かけた。

彼女は今、ヘッドスパの資格をとるため、勉強中なのだ。資格をとったら、自宅でやるそうだ。それで私ともう一人の友人が練習台になるべく行った。超音波を使って1時間ほど、マッサージなどをする。髪の毛が弱点の私は大いに期待している。頭、肩などをやってもらい気分がリフレッシュ。

彼女は実は今年前期高齢者に仲間入り。それなのに新しいことを始めようとするパワーがスゴイ。年がとか、自宅なんかじゃできないとか、リクライニングの椅子がない・・・とかマイナス要素なんかいっぱいあるのに気にしない。つねにプラス志向。プラス志向の人を見ているのは気持ちいい。

彼女がすごいのはそれだけじゃなくて、料理とテーブルコーディネート。もうこれはちょっとそこらのレストランなんて目じゃない。昨日はヘッドスパのあと彼女のアフタヌーンティまで堪能。ランチョンマット代わりにメキシコのタイルを並べ、その上に大きなガラスの皿、皿には生姜の葉を敷いて次々に珍しい料理が…。言葉も出ない、っていうのは嘘で私たち二人は感嘆したり、作り方や食材の質問攻め。

私の周りにはアラ還の友人が多いが、皆元気なこと!貪欲に人生を楽しんでいる。
それぞれ悩みやストレスがまったくないわけじゃないけど、そんなこと微塵も感じさせないほどパワフル。

そんな友人に恵まれている私はシアワセ。美味しい食事と元気の素をもらって帰路についた。