巨人、台湾人選手に手を出す 今度は最速152キロの黄志龍

2009-11-25 03:48:19 | Weblog
 巨人は20日、最速152キロの直球が武器の黄志龍(20=台湾体育大)と育成選手契約を結んだと発表した。黄とはどんな投手なのか。台湾の野球事情に詳しいスポーツライターの小川聖市氏がこう言う。
「黄は07年に行われた18歳以下のアジア選手権でMVPを取ってメジャーのスカウトもマークする存在になった。すでに巨人に在籍している台湾の2投手より格上で、レッドソックス、マリナーズ、タイガースなどが目をつけていた有望な投手です。先月からの巨人の二軍練習に練習生として参加し、環境面などが気に入ったようですが、育成枠とはちょっと残念です」
 巨人には現在4年目の林イー豪(18)と2年目の李イー鴻(16)2投手が在籍。台湾人の育成選手は黄で3人目となる。
 台湾プロ野球で投手コーチの経験がある巨人の中本アジア地域担当スカウトが、現地の人脈を生かし、選手獲得につなげているようだが、台湾選手をカキ集める巨人のやり方は言行不一致ではないか。
 今年のドラフトで注目を集めた花巻東高の菊池投手はドラフト直前に日米20球団と面談。マスコミが大騒ぎする中、メジャーか国内球団に入るかでファンをヤキモキさせたのは記憶に新しい。現行のドラフト制度では、アマ選手が入団希望の国内球団を指定できないが、海外球団とは直接交渉できることについて、巨人の清武球団代表は「大きな矛盾がある。日本のドラフト制度がこれでいいのかという岐路にきている」と不快感をあらわにしていた。
 昨年、新日本石油の田沢(現レッドソックス)がアマから直接メジャー入りする意思を明らかにすると、巨人の滝鼻オーナーは「そんなことをしたら国交断絶。(メジャーに)なめられたらいかん」と語気を強めていた。
 評論家の堀本律雄氏が言う。
「台湾にもプロ野球はある。若い有望な学生を次々と日本球界へ引っ張っていかれては、八百長問題などでジリ貧の台湾球界はますます空洞化する。そんなことは百も承知の巨人が高校生の菊池を取ろうとした大リーグに文句が言えるのか」

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