無冠帝王の繰り言=外房御宿の網代湾を朝夕眺めるおぼろ男は、野次馬根性旺盛ですからいろいろと寝ぼけことを繰り返します。

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椿落つ 無冠帝こそわが墓碑銘  安藤 三佐夫

中道・人間優位の政治を民進党に望む

2017-08-15 14:05:30 | エッセー
民進党に期待する視点
 党を支持する私から見ても何ともだらしのない政党ではありませんか!
 国民が安倍政権に疑問を抱いている最中に野党の幹事長や党首が辞めてしまっては、どうにもなりません。何を一体考えているのでしょうか。
 でも、このだらしない政党に奮起を期待する以外に自公維新などの利権集団の岩盤を破壊する力を持つ議員集団は、見当たりませんから仕方がありません。東京都民ファウストなどと言う小池人気にあやかった政党もありますが、ここに集まる人たちに国の全体像を描くきちんとした理念は見受けられそうもありません。
 共産党は、かなり現代的な理論武装はしていますが、本質的には硬直形骸化した時代遅れの唯我独尊政党ですから安心して政権を任せられないのです。それは、崩壊したロシア政権や毛沢東イズムに回帰しようとしている中国を見れば、この党に任せることには国家権力の専横の点で疑念があります。ただ、今の与党勢力よりはましですから選挙協力・協調には反対しません。
 そこで民進党には、次のような提言をします。
1、中道リベラル路線を堅持してほしい。自由人権平等を基底にした活動です・
2、平和外交の基幹として専守防衛・平和憲法の堅持を約束してほしい。ことに軍拡路線は放棄するべし!核兵器の禁止条約は唯一の被爆国日本が先頭をきって締結すべきだったが、今からでも遅くはないのです。
3、国民全体の幸福を中心に福祉国家政策を組み立ててほしい。アベノミクスのようなまやかしの経済政策では格差社会が進むだけで、国の財政は破綻する以外にないのです。
4、北朝鮮の独裁軍拡路線を食い止めるには、今までのような敵視政策では無理だし、現政権のように我が国の国民を扇動して平和憲法改悪と軍拡路線の手段にしようとする企みは、ことに国民を不幸にするだけです。北朝鮮には世界各国のほとんどが大使館を置いているのです。世界平和を理念とするためには、いかなる国々とも協調路線を堅持し、ピョンヤンにも大使館をおいて、隣国としての付き合いをするべきです。その中で拉致問題も解決しなければ、どうにもならないのです。拉致家族は、高齢化していますから緊急の問題ですが、政府与党は、謳い文句だけで実質はお手上げのようです。
5、混迷しているアメリカのトランプ政権とは、是々非々の態度を明確にするべきで、今のような追随路線は世界平和の理念を停滞させてしまうだけです。
6、日本各地の過疎化高齢化と自然の崩壊現象をどうしたら食い止められるか。積極的に政治家は取り組まねばなりません。農山漁村の復興を直視し、食料の自給率回復に向き合わない政治家などは選良失格です。外需頼りではなく内需中心に産業政策を切り替えるべきです。
7、靖国神社と天皇制の問題は、国民全体の意識改革が遅れていますからゆっくりと課題を解決していかなければならないでしょう。誤った萬世一系の国家観と国家神道を克服していきたいものです。