硬派な生き方を選択しながらも、都会の生き方を忘れずに暮らす「頑固なボス」の痛快辛口日記

誰かがやらなければならない社会貢献がある。利他主義を貫く信条を主張するボスの独り言!

勤労高校生…②

2017-07-11 09:19:50 | 自叙伝

高校生ともなると、体にも変化があり気持ちも多少なりとも成熟してくるものだ。

 

中学生とは明らかに違い、「女性」の見方も変わってくる…同じようなセーラー服でも 「女の子」から「女」になってくるのがわかる。


遠くで暮らす彼女の事は頭から離れない毎日を過ごしていた。

もらったのは、「香りの付いたハンカチ」と「セーラー服姿の写真1枚」のみ…

勉強机の引き出しに大事にしまっておいていたが、取り出して見ない日はなかった。


同じ高校へ行っていれば、どれだけ励みになり毎日の通学が楽しかったろうか…


彼女のライフスタイルは、概ね想像がついた…

遠くの町にある美容院へ住み込みでお世話になりながら、また遠くの美容学校へ通い 帰宅後はお店の手伝いをしながら、見習いとして先輩美容師の技術や接客を学ぶのだろう。

夜は、学校の勉強…


おそらくは こんな感じの繰り返しではなかろうか…

門限も厳しいらしく、遊びに出かける余裕はないらしい…個人的に、そこは安心感があった。


しかし、たまに電話しても取り次いでもらえない事や やっと電話に出ても愛想のない返答だったこともある。迷惑なんだろうなぁ…そんな想いしか出てこない。


事前にきちんと話ができないのであれば、行けばイイ…それしか思い浮かばなかった。

当時は、汽車…SLなので乗り継ぎ時間の悪さもあってか片道3時間ほどかかった。


休日なので彼女もお店にはいるはずだ…

電話して…つながった。

「今、近くの〇〇にいるんだけど…会えない?」 当然彼女の驚いた声が耳に帰ってくる…「えっ? 何で? 何でそこにいるの?」

何でっ?って…会いに来たからなんだけれど、彼女には予想外の事で すぐには事態が呑み込めなかったようだ。


返答は、「行けない」… 彼女のお店は、今いる喫茶店から見え 目と鼻の先だ、

そこに彼女がいるんだなぁと思うと感情が込み上げてくる…が、ここまで来てるのに、会えないのか…虚しいとか 悲しいとかではなく 全身のチカラが抜けた。


いわゆる フラれたんだ。。。でも何故? 俺は何も悪いことしていない…好きな人でもできたのかなぁ そんな事を考えながら、小さな駅で帰りの汽車をひたすら待った。

帰路は往路以上に汽車の連絡が悪く、帰宅したのが夜10時過ぎだった。


明日も早朝に起きて新聞配達がある…が、眠れないし 寝る気分ではない。

休日だったこともあり、お店も多忙で 彼女にも動けない事情があったのだろう…と自分に言い聞かせていたが もう一人の自分が納得していない。


何もかもが上手くいかないものだ…

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