プチ車谷長吉ブームだったわたくし、
「忌中」ていう小説集が怖かったの。
それこそ夫婦で借金苦から互いに子どもを一人ずつ殺してから
夫婦で死ぬ一家心中の話とか、
妻の腐りゆく死体を隠したまま借金をして
他の女に入れあげた末に自殺するとか、
どれも実話が題材なようで。
特に夫婦で殺した子どもをホテルに置いてから
車で死にに行く時、最後にみたフロントの人を
あれが最後に見る人間の顔か、とよく見るといった描写。
マーチさんがコメントして下さったが近松の、
この世の名残り、夜も名残り、なんてのも
朝が来るまではこの世にいないのだからという
悲壮な気持ち、良く生きてて書けるもんだなぁって。
徳兵衛の借金というのは300万くらいのものらしい。
当時としては死んでお詫びの額かもしれないけど
ふっと生きることを諦め、でもこの世への未練、
これはすごいドラマだよねぇ。
「忌中」ていう小説集が怖かったの。
それこそ夫婦で借金苦から互いに子どもを一人ずつ殺してから
夫婦で死ぬ一家心中の話とか、
妻の腐りゆく死体を隠したまま借金をして
他の女に入れあげた末に自殺するとか、
どれも実話が題材なようで。
特に夫婦で殺した子どもをホテルに置いてから
車で死にに行く時、最後にみたフロントの人を
あれが最後に見る人間の顔か、とよく見るといった描写。
マーチさんがコメントして下さったが近松の、
この世の名残り、夜も名残り、なんてのも
朝が来るまではこの世にいないのだからという
悲壮な気持ち、良く生きてて書けるもんだなぁって。
徳兵衛の借金というのは300万くらいのものらしい。
当時としては死んでお詫びの額かもしれないけど
ふっと生きることを諦め、でもこの世への未練、
これはすごいドラマだよねぇ。