先頃栃木県塩谷町の佐貫石仏(佐貫観音)を訪れた。
当地は彼の親鸞聖人が越後から常陸の小島の草庵(現下妻市)
に向かわれる途中、しばし留錫されたといわれる霊場
である。
親鸞の曽孫覚如が著わした「口伝鈔」によれば、親鸞一家は
「下野国さぬき」に滞在し、とある。一方1922年に親鸞の妻
恵信尼の手紙が発見され、そこには「さぬき」は武蔵国か上野
国であるとあったのである。現在では、佐貫は群馬県(上野国)
板倉町であったことがほぼ確定している(下野と親鸞:今井雅晴)。
訪ねたときは、石仏の下の”祭壇?”を発掘調査中とかで、調査員ら
しき人から岩壁正面に彫られた観音様の顔を教えてもらったりした。
親鸞さんについては、あまり意識はないようであった。
佐貫石仏の岩壁(観音様が彫られているかよくわからない)👇
同上のパンフレット説明図👇