映画や本などの柔らかいテーマで書いている間に、溜まっていた書きたいことをちょこちょこと書いてみたいと思う。
(ココログに映画「ハウルの動く城」の原作「魔法使いハウルと火の悪魔」の感想を書きましたのでよかったら見てください。 )
先日(11/3)のニュース23で、”筑紫対論「北野武」どう生きるか”と題された色々なテーマについてのたけしの発言が、番組中かなりの時間を割いて紹介されていたので、少し紹介してみたいと思う。
まず、北朝鮮への食料支援について聞かれて、「食料支援は続けるべき」だと、止めてしまうと「一番弱いところにしわ寄せがいくようなことはするべきではない」と断言していました。
小泉首相のサプライズについて、「コイズミさんの”芸”は”テキヤ芸”」だと。
「携帯やiPodは世界中の人たちをドレイ化している」
今の日本は、たけしがデヴューした時の、「赤信号皆で渡れば怖くない」という状況そのもので、「バブルを経験している筈なのに、皆が大きな波に乗り遅れることをとても恐れている」
今の時代、「お金」や、「生活の環境の良さ」ばかりに皆の目が向いているが、大事な事は、「品よく生きること」ではないのかと、最終的には「最低限の”品”以外のことで判断するべきではない」と、品のない世の中に向けてか、「品」という言葉を多用していました。
番組ではたけしさんの新作映画の紹介もあったのですが、(映画監督としてのたけしについてはいろいろ言いたいこともあるのですが―彼の女性の描き方などへの不満など―ここでは止めておきます)真面目な批評家としてのたけしの発言を紹介しました。
ところで、これはもう書くのを止めようかと思っていたのですが、また「朝ズバッ!」でのみのもんた発言に対して少しだけ。
例の国連での日朝の拉致問題に関する応酬に関連しての氏の「あの戦争はもう十字軍などと同じように歴史となっている。それをいつまでも持ち出して批判するのはまちがっている。」と、何度も声高に発言していましたが、私はそれは違うと思います。あの戦争が終わってまだ60年しかたってないのです。世界中にまだあの戦争で被害を受けた人や傷ついた人々が生きています。だからあの戦争はまだ決して歴史上の出来事にはなってないのです。そういう自覚に基づいた深い配慮ある発言がキャスターには必要だと思います。それは、拉致問題に関して決然と主張することとはまた別のことだと思いますし、戦略的に見ても、そういう不用意な発言や首相の靖国参拝が相手に言い訳の言辞を与えていることは明らかです。
最後に、上述のニュース23番組中で、故三島由紀夫の「三島憲法草案」なるものが楯の会元幹部によって紹介されていましたが、9条削除などのかなり復古的な内容で、三島研究家の佐久協氏によって「自分の思想を憲法として作品化した」「文学」と評されていたように、リアリズムの欠如と観念性の突出した「作品」という感じでした。
追記:宮沢賢治の言葉
「世界が全体(に)幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
(小学6年生の国語の教科書より)
(ココログに映画「ハウルの動く城」の原作「魔法使いハウルと火の悪魔」の感想を書きましたのでよかったら見てください。 )
先日(11/3)のニュース23で、”筑紫対論「北野武」どう生きるか”と題された色々なテーマについてのたけしの発言が、番組中かなりの時間を割いて紹介されていたので、少し紹介してみたいと思う。
まず、北朝鮮への食料支援について聞かれて、「食料支援は続けるべき」だと、止めてしまうと「一番弱いところにしわ寄せがいくようなことはするべきではない」と断言していました。
小泉首相のサプライズについて、「コイズミさんの”芸”は”テキヤ芸”」だと。
「携帯やiPodは世界中の人たちをドレイ化している」
今の日本は、たけしがデヴューした時の、「赤信号皆で渡れば怖くない」という状況そのもので、「バブルを経験している筈なのに、皆が大きな波に乗り遅れることをとても恐れている」
今の時代、「お金」や、「生活の環境の良さ」ばかりに皆の目が向いているが、大事な事は、「品よく生きること」ではないのかと、最終的には「最低限の”品”以外のことで判断するべきではない」と、品のない世の中に向けてか、「品」という言葉を多用していました。
番組ではたけしさんの新作映画の紹介もあったのですが、(映画監督としてのたけしについてはいろいろ言いたいこともあるのですが―彼の女性の描き方などへの不満など―ここでは止めておきます)真面目な批評家としてのたけしの発言を紹介しました。
ところで、これはもう書くのを止めようかと思っていたのですが、また「朝ズバッ!」でのみのもんた発言に対して少しだけ。
例の国連での日朝の拉致問題に関する応酬に関連しての氏の「あの戦争はもう十字軍などと同じように歴史となっている。それをいつまでも持ち出して批判するのはまちがっている。」と、何度も声高に発言していましたが、私はそれは違うと思います。あの戦争が終わってまだ60年しかたってないのです。世界中にまだあの戦争で被害を受けた人や傷ついた人々が生きています。だからあの戦争はまだ決して歴史上の出来事にはなってないのです。そういう自覚に基づいた深い配慮ある発言がキャスターには必要だと思います。それは、拉致問題に関して決然と主張することとはまた別のことだと思いますし、戦略的に見ても、そういう不用意な発言や首相の靖国参拝が相手に言い訳の言辞を与えていることは明らかです。
最後に、上述のニュース23番組中で、故三島由紀夫の「三島憲法草案」なるものが楯の会元幹部によって紹介されていましたが、9条削除などのかなり復古的な内容で、三島研究家の佐久協氏によって「自分の思想を憲法として作品化した」「文学」と評されていたように、リアリズムの欠如と観念性の突出した「作品」という感じでした。
追記:宮沢賢治の言葉
「世界が全体(に)幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
(小学6年生の国語の教科書より)












”携帯やi-podは世界中の人たちをドレイ化している”というのは、そういうものがまったく無い時間をかなり長く過ごしてきた、たけしや私のような者にとっては感覚的にわかることだと思うのですが・・。
これらのツールによって”いつも何かに繋がれている、繋がっていないと不安な状態”を”奴隷化”と表現したのだと思います。これらのツールがひとびとの精神のありかたに深く影響を与えていることへの旧世代による危惧の表現だと思います。便利なんだけど、それだけではなく、精神にとっては負の側面もあることも知って付き合わないと危険だよ、ということなのではないかと思うのですが。
番組での、この言葉についてのたけしの詳しい説明の言葉は残念ながら覚えていませんが、私も、そうだねと納得しましたです。説明不足でしたらごめんなさい。