久しぶりに箱根に行ってきました。あいにくの天気で富士山は見えず、大涌谷もかなり霧が立ち込めていました。
今回は小涌園ユネッサンの向かいにあるO美術館に行きました。2013年にオープンした、まだ新しい美術館で、名誉館長が蒐集
した近世から近代の日本画と日本、中国、韓国の陶磁器が中心で、この他にも昔歴史の教科書で見たことのある、土偶や埴輪、仏像や
仏画、蒔絵等が陳列され、大変見ごたえがありました。
そのなかでも個人的に印象に残っているのは「加彩楽舞俑」です。7~8世紀の唐時代のもので、10人の楽人と2人の踊り手の小さな
素焼きの人形で、笙(しょう)、琵琶、シンバル、笛、竪琴のような楽器が確認出来ました。
当時、唐の都の長安や洛陽では、中央アジアからもたらされた音楽と舞踏が流行し、その人形が多く作られ、王族や貴族の墓に
埋納されました。唐王朝の国際色豊かで華やかな宮廷文化の一端をうかがい知ることが出来ました。
これらの楽器のアンサンブルから、どのようなサウンドが出ていたのかを想像すると、時代を超えて音楽が人々の心を
和ましていたかを、改めて知る機会となりました。箱根にいらしたら、是非一度足を運んで見てください。それもたっぷり時間を取って。
PS 企画展示も素晴らしいものでした。次の機会にアップします。こちらも、意外な発見?がありました。
長文、ご精読頂きありがとうございました。
今回は小涌園ユネッサンの向かいにあるO美術館に行きました。2013年にオープンした、まだ新しい美術館で、名誉館長が蒐集
した近世から近代の日本画と日本、中国、韓国の陶磁器が中心で、この他にも昔歴史の教科書で見たことのある、土偶や埴輪、仏像や
仏画、蒔絵等が陳列され、大変見ごたえがありました。
そのなかでも個人的に印象に残っているのは「加彩楽舞俑」です。7~8世紀の唐時代のもので、10人の楽人と2人の踊り手の小さな
素焼きの人形で、笙(しょう)、琵琶、シンバル、笛、竪琴のような楽器が確認出来ました。
当時、唐の都の長安や洛陽では、中央アジアからもたらされた音楽と舞踏が流行し、その人形が多く作られ、王族や貴族の墓に
埋納されました。唐王朝の国際色豊かで華やかな宮廷文化の一端をうかがい知ることが出来ました。
これらの楽器のアンサンブルから、どのようなサウンドが出ていたのかを想像すると、時代を超えて音楽が人々の心を
和ましていたかを、改めて知る機会となりました。箱根にいらしたら、是非一度足を運んで見てください。それもたっぷり時間を取って。
PS 企画展示も素晴らしいものでした。次の機会にアップします。こちらも、意外な発見?がありました。
長文、ご精読頂きありがとうございました。