麻布十番未知案内 BLOG編

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★ 方丈記

2017年03月25日 | 店声仁語

 方丈記
 春分のたよりにこんなReメールを頂き感激しています。

 「季節のお便り有難うございました。貴殿と同じ感想を仏教の無常観の視点から描いた作家がおよそ800年前におりました。『方丈記』の作者鴨長明です。ご存じと思いますが、その原文を観てみました。
 『たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人の住まひは、世々経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。』   時代を経てもあまり変わりないものなのですね。75年は夢の如く過ぎてしまいましたが、もう少しこの世を楽しんでみたいと思っています。」
 小生の拙文から方丈記を思い出された方、同じFBを読み同じ新聞を読み同じTVを見て、それぞれ考え方見方の異なるのは当然ですが、何も感じことなく通り過ぎる人。

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」 若き日を懐かしむひとときでした。 

 2017.3.21

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