美山の森から ~原村移住計画の記録と山遊び~

やっと理想の土地を手に入れました。
長年の夢だった森の中の暮らしの実現まであと少し…かな?

HONJO

2007-06-13 | BIKE
今までBIKAEネタと言えばマウンテンバイクばかりだったので、今回はロードレーサーにしてみました。

といってもコレ、現在我が家で乗れる唯一のロードで…



鳥取のホンジョウサイクルワークスというブランドのもの。



現在はPROの競輪選手に「PREST(プレスト)」と言うブランドでフレームを供給しています。

今は選手供給が中心なので中々オーダーを受けてくれなくなってしまって、頼んでもいつ出来てくるかわからない状態です。

以前はよくアルミやチタンのフレームも作ってくれたんですけど。
チタンのクロカンバイクとか良かったんですけどね。

 

フレームはスチール。
パイプはプレステージやら019,017を混ぜこぜのオリジナルブレンド。

好みの乗り味に合わせて製作してくれます。

 

フレームはラグレスのフィレット仕上げ。

TIG溶接してビードを一度平らに削りその上にロウ盛りをして仕上げると言う手の込んだもの。
この仕上げで接合部分が非常になめらかで美しい仕上がりになります。

 

なのでBB回りやフォークのクラウンもこの通り。

 

そして随所にミリングによる加工。
ステムも事前にサイズバイクでサイズ出しして渡せば加工をしてくれます。

 

基本的にブリッジをつけないチェーンステーは潰し加工で乗り味を調整。

 

非常に細いパイプを使ったシートステーにはこんなブレーキブリッジが。
ミリング加工まで施してあります。

 

ブレーキアウターも内蔵で小物も本城氏自身が手作業で加工をした物です。

 

コンポはカンパ・レコード。

 

8速のエルゴパワーです。

 

ブレーキとヘッドはあえて美しさで旧モデルをチョイス。
コバルトのスモールアーチに旧レコードのヘッドを使ってみました。

最初はデルタブレーキにしてたんですけど…
効かないしメンテナンス性も悪いので変更しました。

 

エンドはストドロを勧められたんですがあえて普通のカンパエンドに。
チェーンも当時のレコードの標準のローロフ。
確かチェーン1本が1万円近くしたんです。

 

クランクももちろんカンパ・レコード。
もうレースには出ないからと選んだギアは51-39T。

 

ハンドルはピストをやっていたころから使い慣れたTTTのジモンディの38。
この微妙な曲がり具合でポジションが一つ増えることが魅力です。



サドルは我が家の定番フライト。
レコードのエアロタイプのピラーにもHONJOのマークが彫られています。

 

ペダルももちろんTIMEでエキップ・マグネシウム。
軽量化よりもあえて色目を合わせると言うことでチタン・マグにはしませんでした。

自分のTIME好きはこのペダルから始まりました。

 

このホイールは3SETあるうちの普段使いのクリンチャー。
カンパ・オメガのリムにコーラスのハブ。

タイヤはドライでしか乗らないのでスペシャの旧モデルのグレータイヤ。
でもコレがストックのラストです。

もう一つ軽量のMAVICのリムにレコードのハブのクリンチャーと、
Fir(フィール)のリムにレコードハブのチューブラーを使い分けてます。



重さよりも色目と言いながらこんなところ(シートピン)や

 

こんなところ(Fメカのクランプやワイヤーのフィキシング)



ここ(Rメカのワイヤーのフィキシング、あえてピポッドはそのまま)や

 

ボトルゲージのボルトなどはチタンボルトを使っています。

 

また細かい部分に

 

ゴールドアルマイトのアルミパーツを使ってアクセントにしてます。

もう10年以上経過してフレームもだいぶヘタって来ていますが、はじめがちょっと硬めの乗り味にしてもらっていたため逆にヘタリがいい感じ。

まだまだもう暫くはこのままでいけそうです。

とはいっても東京ならいざ知らずこっちで使うことを考えると8速では心許ない。
それにスチールなので重量も決して軽くはないわけで…

いまやアルミのロードは普通に組んでも8キロ台は当たり前。
軽いフレームと軽いホイールならアルテグラでも7キロ台になるような時代ですから。

こっちで暮らすようになると八ヶ岳一回りで約110キロ。
上りも十分にありますからネェ。

それに今までロードはカーボン(昔のTVT)とスチールしか持ったことないので…

アルミの軽くてしなやかなロードをそのうちと言う希望もあるんですが。


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リタイヤ(引退)

2007-06-11 | BIKE
まだまだ溜まっているBIKEネタから。

今回はコレ!



MANITOUのSUPER NOVAです。



2000年にミレニアムとして限定発売されたフォークの後継機種で、当時のマニトウの最高峰モデルの一つでした。



クラウンもMRD(マニトウ・レーシング・デベロップメント)製の鍛造品で、軽量で高剛性なもの。

 

アウターケースはカーボン製でグリスホールまで装備されています。

 

コンポジットのアーチも特殊な接着剤で接着されていて非常に頑丈ながら軽量化にも貢献。

 

右肩にTPC+のダイアルと、右レッグの下にリバウンドの調整ダイアル。



左肩にプリロードの調整ダイアルがあります。

 

20ミリアクスルを支えるエンド部分も全てアルミの削り出しで出来ています。

 

特にこの左レッグの作りは接合部の見事さもそうですが…

 

左のエンド部分自体の削り出しの素晴らしさはまさに圧巻。
最近は冷間鍛造やアルミ以外の部材で作られることが多いようで、もう中々見ることが出来なくなりました。

先月まで現役で使われていましたがA&Fの担当さん曰く
「もうメンテナンスは出来ないので…」ということで、このたびめでたく引退・殿堂入りということになりました。

ストローク的にはネガティブも含めて120ミリ、実効ストローク100ミリ強。
軽量でありながら高剛性でストローク感もよく動きも非常にスムーズ。
それぞれの調整機構の調整幅も広く、特にこの時期のTPC+はとてもコントローラブルな利き方をするので好きでした。

またそのうち出番があるかもしれませんが、その時まで暫くお休みと言うことで。

まずは手持ちの消耗品だけで出来る部分のオーバーホールを。
といっても実は消耗部分のスペアはシールも含めて1セットしか持ってないんですけどね。

使っちゃうともう何も出来ないので最後のOHと言うことで。

それにしてもこうして増えていくんですよねモノが…
使わなかったら手放せばいいのに。
また使いたいなとか、また利用することがあるだろうなとか。

コレはあのフレームを再生する時に使うとか決めている物はいいんですけどね。
何に使うとか目的もなく持っている物が多いから嫁さんに怒られるんです。

分かってはいるんですけどね…(苦笑)


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ORIGINAL ~S-Works FSR~

2007-06-08 | BIKE
お山の隠れ家の奥深くに眠っていたフレームを引きずり出してみました。

先月紹介したあのBIKEのオリジナルです。



SPECIALIZEDのS-Works FSRです。

 

S-WorksのORIGINALですからカラーも当然赤に黄色のデカール。
そして…

 

やはりSマークには「WORKS」の文字。

 

そしてこのスペシャオリジナルのダイレクトドライブの文字の下には…
プレステージの文字が。

そうです前三角はタンゲのプレステージパイプを使っています。



結局発売されなかったM2で出来た前三角のモデルとは違って、前三角も細くてスッキリして見えます。



アルミ製のリヤバックには「FSR LINKAGE」の文字。

もちろんFSRの基本的な部分は同じですから

 

メインピポッドや

 

リンケージまわりのつくりも同じ。

そしてスタンプジャンパーシリーズのFSRとの大きな違いは…

 

このあたりの作りこみ方。

シートクランプなんかは2回りは大きく作られていて、いかにも頑丈そう。

 

リヤセクションの溶接もビードがしっかりしていて。
いかにもワークスティーム用のレーシングモデルという感じがします。



この当時はまだエンドがリプレイスエンドではなくて一体だったんですね。



裏返してみたらBB裏にシリアルが。
94年なんですね?



カンティブレーキ用のアウター受けも付いてるくらいですからね。

これでDisc台座があってユニットがいまどきの物なら、今でも十分使えるBIKEになりそうですよね。

このところのスペシャ熱のおかげでどうせ再生するならこっちのフレームを使おうかな思い直しています。

どうせならORIGINALだし。

フォークも同じORIGINALのFSX カーボンがもう1本あるし…

やはり先月、最後に紹介したあのフォークを使ってもいいですし。

そういえばまだアウターを黒にペイントしたJUDYも押入れにあったはず。
さすがにエラストマーの新品の予備はないけれど、まだスピードスプリングのリプレイスのバネもあるし。

そういえばWHITE BRO'Sのアルミのカートリッジもあったなぁ…?

でもその前にあのフレームの再生が先かな?

今回は久しぶりに屋内で撮影した画像を使ってみました。


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ROTEC DH

2007-06-06 | BIKE
久しぶりのBIKEネタ。

変わったBIKEの真打登場とでも言いますか…



ROTECのDHです。

 

変わった形をしていますが、モノリンクの9インチストロークです。

 

なぜかデフォルメされたように見えますが…
このBIKEとかこのBIKEと同じでリヤホイールがTwo-Four(24インチ)。
それもこのBIKEは基本的にリヤ4の設計で26インチだと2.1位のタイヤが限界です。

 

届いてSHOPで箱を開けてビックリしたのはヘッドがワンポイントファイブ(1.5)だったこと。
代理店の人も「そうだったんですか?」と言うほどでしたから…
仕方がないのでFSAのアダプターを入れて我が家の定番KINGのヘッドを付けてます。

KINGが1.5のヘッドパーツ出すらしいですけど…
どうせなら1.5→11/8のデボリューション(11/4→11/8はあったんですけどね)を作ってくれればいいのに。

 

フレームにはHOPEYのステアリングダンパー用のダボが作ってあります。
でも高い(確か3万円超)ので付けられません。

 

下側にはクラウンの当り止め?も付けられています。

 

リヤユニットにはFOXのDHX5.0が付いていますが、デフォルトはMANITOUのSwinger6でした。
コレはフォーク(Doradoの200㎜)が手に入らずFOXになったため差額で交換した物です。

 

プロペダルのコントロールにエア圧とエアボリュームによるコンプレッションの調節。

 

リバウンドの調節にプリロードと5つの調整機構が付いています。
(だからDHX5.0ってことですか)

プリロードのダイヤルなんかもいかにもFOXらしいモーターサイクル的なデザインですネェ。



モノリンクのリヤバックとブレーキのフローティングロッド。

 

モノリンクのメインピポッド?はBBと同軸なのでこんな作り。
おかげでBBの長さも長くなってチェーンラインを出すのが大変でした。

 

なのでe.thirteenのデバイスもスペーサー入れたりして大変な思いをして取り付けました。

 

フォークはコレもFOXの40RC2。
ストロークはデフォルトの180㎜のままですが、結構ヘッドが寝てます。

 

正立としてはゴツく見えますが、意外に軽く(といってもそれなりですが…)出来ています。

 

インナーチューブの径が40㎜なので前から見るとまんまモーターサイクルですわ。

 

トップキャップのダイアルでリバウンドとプリロードの調節。

 

そしてRC2のC2である部分がココ。
この黒い樹脂製のキャップを外すと現れるブルーにアルマイトされたダイアルが2ステージのコンプレッション調整のダイアル。

 

根元の大きなダイアルで高速側、先端の小さな方のダイアルで低速側のコンプレッションを調整します。
このに付いていたTALASの36RC2と同じで、非常にセッティングの幅が広いのでいじると楽しいです。
同じコースでもやたら乗り難かったりから、やたらコンフォートだったりとか。

 

そしてFOXで一番有難いのがココ!
シャフトの取り外しが全て5㎜のヘックスで出来ると言うこと。



ブレーキはコレも我が家の定番XTのM-755。
8インチのローターでアダプター無しでそのままOKなのも有難いです。

でも世の中はポストマウントになってきて今年(07モデル)はROCKSHOXもポストマウントに。
その流れで来年(08モデル)はFOXもポストマウントになるらしい。
セッティングが楽になるので歓迎です。



相変わらずRACEFACEのクランクにe.thirteenとTIMEのペダルと言うクランクまわりに…



ハンドル周りも定番の旧PROTAPERにAZONICのSHORTYデラックスの組み合わせ。



グリップはアン・オーソライズドで最初はPinkにしようかとも思ったのですが、汚れが目立つのと可愛くなってしまいそうだったのでフレームに合わせてRedで。

 

前輪は使い回しのDeeMaxにMICHELINの2.5か2.2の組み合わせ。

 

後輪はフローティングと言うこともあってローウィルハブにSUNのDoubleWideの組み合わせに

 

ARROW RACINGのPRIME WIDE2(スローリバウンド)の24X3.0と言う組み合わせ。
このタイヤなら低圧(最小1.8キロ)でも使えて、ガレ場でも気にせず真っ直ぐに行けるのがGoodです。

もうDHのレース自体出ていないのでシーズンに3日か4日しか使わないですが、いまだに戦闘能力は高いです。
でも今はオヤジダウンヒラーのコンフォートDHマシンになっているので、楽してそれなりに早くAコースを走る事がメインの用途になっています。

でもネェ、最近「重い!」んですよね…このBIKE。
BとかCで走ってると重くて疲れちゃって…

なのでAコースを走りたい時だけ出動すると言うことが多いので、ますます乗車機会が少なくなりそうです。

ただもうダウンヒルBIKEはコレで打ち止め。
この先は下り系はFRになっていくことが目に見えてますからね。

ストロークも6~7インチあれば十分だし、ダブルクラウンも重いだけなのでシングルクラウンで。

今のところはエアユニット化したGEMINIがあるし…

当分下り系BIKEは作ることはないでしょうね。

それにココ最近コメントを頂いたりとかしてまたスペシャ熱が再燃しそうな雰囲気だし。
といっても古いBIKEの再生ですけどね。

Discブレーキも付かないスチールのフルリジッドにFSR。
再生させる方向で…


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ROCKSHOX JUDY FSX

2007-05-29 | BIKE
レースネタの後は…

古い部品ネタ。



ROCKSHOX JUDY FSXです。



SPECIALIZEDが自社のBikeに使うためにスペシャルチューンでROCKSHOXにOEMさせていたのがフューチャーショック(FS)シリーズ。
その中でも最上級モデルがカーボンを使用したFSXカーボンで、基本的にはS-WorksのBikeに使われていました。

これはJUDYをベースにしていますが、MAG21をベースにしたFSXカーボンもありました。



JUDY SLを基にしてアウターケースをカーボンにして軽量化を図っていますので、ブレーキスタッズもちゃんとSLのチタン製の物が使われています。



クラウンはKokopelli用のJUDY SL同様、ACのクラウンに変更してあわせてボルト類もすべてチタンボルトに換装してあります。

クラウンの上に出ているプリロードの調整ダイヤルが通常と違いますが、これは中身のエラストマーとカートリッジを外してイングランドのTotal Air Systemを入れてあります。

中身をそっくり入れ替えてエアサスにしてしまうサードパーティー製のパーツで、重い物を樹脂とアルミ製のエアカートリッジにしてしまうので大幅に軽量化されます。
確か200g近く軽くなったんじゃなかったかな?



ブレースもKokopelliのときと同じSHOCK BONEのカーボンブレースをつけていますが、こっちはKokopelli用のとは違ってVブレーキ用のアウター受けのないタイプが取り付けてあります。



付けたままになっているステムもRingleの135㎜なんていう長い物。
これをC-C(芯~芯)555㎜のM2のフレームとかで使ってたんですから、今では信じられないポジションですよねぇ?

まぁ、今ほどショックの性能もタイヤの性能もよくなかった時代ですから。
しっかりフロントを押さえられないと曲がれなかったということなのかも知れません。
特にSPECIALIZED製のタイヤは傾けないで上からしっかり押さえるような乗り方が合っていたので、自分のような上半身の力で押さえつけるような乗り方には合っていたのかも知れません。

今はそんな乗り方はしなくなったしレース(XC)もやらなくなったのでこんなポジションは取らなくなりましたが…
当時は「遠く低く」というハンドルポジションでした。

若いから出来たんでしょうけど…

このフォークもまだちゃんと動いてます。
イングランドは当たりハズレが大きくて、ハズレはエア漏れがひどかったのですが。
自分の手元に来た3Set(JUDY用2SetにMANITOU3用が1Set)はいずれも当たり!で。
今でもエア漏れもなく十分使える状態です。

きちんとバラして組み直しが基本で、リビルト時にしっかりラバーグリスなどを入れてあげておくことが最低条件ですけどね。

シールのOリングなどもちゃんとメンテしておけばそう簡単には痛まない物。
メンテしてエアを抜いてシール部分に圧が掛からないように保管しておけば大丈夫。
まだ当分使えそうなので何かフレームを引っ張り出して組んでみましょうか?

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Amp FSR?

2007-05-25 | BIKE
本日の遠足は朝の段階で中止。
来週の金曜日(6月1日)に順延ということになりました。

やっぱりみんなの日頃の行いが良くなかったということですね。

そういうことで、今日のBlogネタがなくなってしまったので…

またまたBikeのご紹介ですが、このBike何処か変?



5月18日の日記で紹介したAmpのBikeです?

いえいえ、実はこれSPECIALIZEDの初代FSRです。



というのもこの初代のFSRというものは元々Amp RESEARCH社で開発されたものなんですね。
前三角がCr-Moでリヤバックがアルミです。



T2(Todd・Turner)がその開発のメインテスタートしてテストライドしていたプロトにはAmpのデカールが張ってありました。
(残念ながらその後トッド・ターナーは事故で他界)



FSRリンケージ最大の特徴はエンドがアッパーアーム(シートステー)に付いていること。



デフォルトではもう少し小さなリンクプレートにEye To Eyeのもっと短いFOXのALPS4というエアユニットが付いていました。
今はDH用に使っていたときにロングストローク(確か3インチが4.5インチになったんじゃなかったかと)にするリンクプレートと、このWhite Powerのユニットに変更してあります。
確かこのSETで10万以上したような…



パノラマの現在のAコースがオープンした当初はこれにWhite Bros'のDC-110というダブルクラウンを付けてDHしていました。
もちろんDisc台座なんて付いてないのでVブレーキでした。



今はロングストローク(通常より+15㎜だったかな?)にしたROCKSHOXのMAG-21SLが付いています。
ブレースがKOOKAのアフターパーツに換えてあります。
元々のリンクプレートとRissieのエアユニットをキープしてあるのでそれに交換して再生するつもりなんですが…



付いている部品も当時(90年代半ば)のまま。
クランクもロープロファイルになる以前のTNTの削り出し。
BBも122㎜なんていう長さが付いています。



保管のために便宜上取り付けてある車輪もハブにPAULや初代のKINGのハブで組んだ車輪が付いていたりします。

まだマート・ローウィルがいた頃に基礎となった4バー・リンケージを開発して、それを実用化させたB-5。
その発展型としてより長いストロークを狙ったものだったようです。

ちょうどその頃Amp社は資金難でその支援をしたのがSPECIALIZED社。
そしてFSRリンケージのパテントを買い取るという方法でAmp社に投資?したわけです。

その後FSRリンケージはSPECIALIZEDリンケージという名称になり、INTENSなどのリヤバックにもSPECIALIZEDのパテントのシールが貼られることになったのです。

実はこのBikeフレームはオリジナルの塗装ではなく元はグレー。
スタンプジャンパーFSRがベースなのですが…

実はオリジナルのS-Worksのフレーム(もちろん前三角はスチールパイプ)も持っていたりするのでどうしようかと考えているんです。
本当は前三角がM2のものがあってそっちが欲しかったんですけどね。

高かったのと確か結局日本に入ってこなかったか、コストがかかり過ぎて実際に生産されなかったんじゃなかったかな?
M2のメタルマトリックスのパイプが太くてかっこよかったんです。

そういえばあの頃はどこのメーカーもトップモデルは本社工場などアメリカ国内で作っていたんですよネェ?
その後台湾が下請けで安いモデルを作り始めて…
気が付いたらどのメーカーも大部分が台湾製になってしまったし。

最近は吊るしでいいなぁって思うフレームを作っているところが少なくなりました。
また3Dでクリスにでも作ってもらうかな?

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出来た…INTENS TAZER FS

2007-05-23 | BIKE
5月13日の日記に書いたINTENS TAZER FSが完成しました。



コレで今度の日曜日に行われる「Freeridegames Vol.3」に参加してきます。



今回はチェーンデバイスにe.thirteenを使ってみました。



MRPもそうでしたがこうしたチェーンデバイスは基本的に現物合わせで組み付けになるのでちょっとだけ(結構?)加工して取り付けてます。



クランクは以前DHに使っていたRACEFACEのLP-DHにRACEFACEのDHリングの42Tをセット、ペダルはトォサンの定番TIMEのZが付いています。



フォークはそのままミニッツを使いましたが130㎜のストロークだとヘッドが寝すぎてしまうので、一番短い110㎜ストロークにして使います。
リヤのストローク(4インチ)からすればこれで十分だし。



ハンドル周りはこんな感じでモンキーライトのカーボンバーにXT(BL-M756)のブレーキレバー、シフターは今回初めてSAINTを使ってみました。

このブレーキもDHで使っていたものなのでちょっとフロントのホースが長くて…
切ればいいんですけどネ。
ブリード(エア抜き)までしている時間がなかったので、今後の課題にします。



SAINTはブレーキレバーの外側に取り付けられるのでブレーキレバーも追い込めて、バーも少し狭くしています。



ステムはカァサンのBikeで使っていたのと同じAZONICのSHORTY、今回は70㎜と長めのにしてみました。



リヤメカも使いまわしのRD-M953(ローノーマル)のSGS。
壊れない限り変速系は使い回しが基本です。
プーリーがハーシーのアルミプーリーに換えてあります。



サドルはこれも下り系で定番にしているTIOGのXL-Ⅱ。
ピラーは代えようがない(このBikeに合わせて切ってしまっているし)ので、THOMSONをそのまま使っています。



ブレーキキャリパーもDHの頃からの流用でM-755のまま。
MAGURAがいいのは十分に分かっているしMAGURAにしたいのは山々なんですが…
台数が多いのでメンテナンス性を考えるとどうしても同じものを使えた方がありがたい。
全部(Discの付いたBike6台)をMAGURAにするともう1台軽ットラが買えちゃいますからネェ。



フロントはBike自体とその用途的なことを考えて170㎜のローターにしているのでSHIMANOのローターを使っていますが、リヤのローターはこれもトォサンの定番のBRAKINGの160㎜を付けています。
これでリヤは他のBikeにも使い回しができるというわけです。

今回は高峰のフリーライドパークが会場なので、タイヤはミシュランのATチューブレス(グレーのデュアルコンパウンド)を使用。
DHタイヤほどハードなタイヤを必要とするコースではないし、軽い方がありがたいですから。
それにこのタイヤ昨年ふもとっぱらのラダーでもグリップを実証済みなので信頼感もありますから。

しかしこのBike程用途が限定されてしまうのはないですね。
このポジション以外にはどうにもなりません。
4X・DSL専用に開発されたわけですから仕方ないですが…

逆に言えば用途を限定してしまえばこんなにいいBikeはないわけで。
パノラマで着々と整備が進んでいる4Xのコースなどでは設計の古さを感じさせないほどの走りができます。

これからは高峰&4X専用で活躍してもらうことになるでしょう。

それにしても今日は暑かったですネェ。
お山でも昼間は半袖で過ごせました。

お天気が気になります。
明後日は坊ちゃんの幼稚園の遠足で所沢の航空公園に行きます。
あまり暑くなられても困りますが、雨は降らないで欲しいところです。

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SPECIALIZED S-Works Cr-Mo

2007-05-21 | BIKE
またまた赤いBike繋がりで…



SPECIALIZEDのS-Works Cr-Moです。



同じS-WorksのBikeとしてはM2やM4などのメタルマトリクスのBikeとは対極のしなやかなつくり。



TANGEのプレステージパイプを使ったフレームはスマートでシンプル。
BB周りもとてもオーソドックスに出来ています。



ヘッドはオーバーサイズでKINGの旧企画のTEAMを使用。
フォークはもともとS-Worksには設定がなかったため、スタンプジャンパーのフォークをS-Worksカラーに塗り直して使っていました。



そしてトップチューブには「ネッド・オーバーエンド」の直筆サイン。



中途半端についている部品は使用していた当時のまま。
この状態でスペシャライズドカップの「ファットボーイ・クリテリウム」用のBikeとして使っていました。

それにしても赤いBikeが多いですよね。
元々イメージカラーが赤だったということもあるのですが、たまたま前に紹介したAmpもこのS-Worksシリーズもイメージカラーは赤。
INTENSのTAZERもカタログモデルは赤で出ていたし。

一時期は使っているBikeが全部S-Worksという時期もあって、そのときは車に積んで行くBike全てが赤ということも。

まぁ、YETIなんかは元々チームカラー黄色グレーなど、モデルによってイメージカラーが違っていたものもありました。

ここ最近はほかの色もいいかなと思うこともあり、黄色も乗っていますし。

どうしてもチームカラー的なモデルを手に入れると周りの人と被る確立も高いし。

次のBikeはちょっと変わった色、例えば黄緑とかピンク系なんかも面白いかも。

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JUDY DHO for AS-LT

2007-05-19 | BIKE
赤いもの繋がりで思いついたのがコレッ!



ROCKSHOXのJUDY DHOです。

4月21日に紹介したYETIのAS-LTに使うつもりでストックしてあります。



一応ブレーキのスタッズも付いていますが、当時としては画期的だった20ミリアクスルでDisc台座もあるのでDiscブレーキでもOKです。

ただAS-LT自体にはリヤバックにDisc台座がありません。
モデルイヤーを合わせるということではM-950/951のVブレーキを使うつもりでいます。



ヘッドはいつも通りKINGを用意してありますが、AS-LTは11/4インチのエボリューションサイズでDHOは11/8のオーバーサイズ。
ということで最近はなかなか手に入れることが難しくなってしまったデボリューション(エボリューションのヘッドチューブにオーバーサイズのコラムを取り付けることの出来るもの)をKeepしておきました。



はっきりいってほとんど使っていなくて…
組んだまま飾っておいたような状態からバラしておいたので、デカールにもほとんど傷もなくて。

今のところ見た目のコンディションと同じで、中身もちゃんと作動しているのですが。
いかんせん古いエラストマー/オイルカートリッジですからそろそろ不安もあります。

一応Speed Springのアイバッハ製Multi Kitをストックしているので、実際にBikeに取り付けるときには一度見直しをしましょう。

来年の夏にまたFRG in Fujimiで「ビンテージクラス」が設定されれば、このフォークを使ってAS-LTを組んで出走しようと考えています。

タイヤもパナのDHマジックが前後あったはずだし、車輪はもちろんフロントハブはRingleのDHOで組んだものがある。
ドライブトレインとブレーキ系はM900/910もM950/951もある。

後はシート周りとハンドル周り。
ポジションが出るかどうかでストックしてあるものから、時代的なものを考慮して選ぶしかない。

まぁ、サドルはFliteがあるしピラーはXTRでもSyncrosでもいいとして問題はバーをどうするか?
フラットかライザーかでステムも変わってくるわけだし。

まだ3ヶ月あるのでゆっくり悩めばいいか…

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AmpRESEARCH B-3

2007-05-18 | BIKE
今日はBikeネタ。

BONTRAGER RaceLite BMX以来赤いBikeが2台続いたので赤いBike繋がりということで…



AmpRESEARCHのB-3です。

ちょうど10年ぐらい前までは里山トレイルや、緑山や幕張に千葉のエアロビクスセンターあたりのレースで耐久種目などに出るときに活躍してくれていました。



パイプは全てアルミ(多分アルコアあたりじゃないでしょうか?)。



ヘッド周りやシート周りはこんなガゼットが入っていてなかなかカッコイイ。



最近はこういう加工のフレームって見なくなりましたよね。



リヤユニットはこんなオイル封入のスプリングユニット。
ストロークは60㎜とかじゃなかったかと思います。

BBハイトを少しでも稼ぎたくてヘッド用のスペーサーを入れてます。
といってもせいぜい数ミリBBが高くなるかどうかですけど…
このへんは気持ちの問題。



メインピポッドも今では考えられないくらい華奢な作りで、折れそうなくらい細いシャフトとメタルのライナーが入っていてイモネジで止めているだけ。



リヤのリンケージ(後にSPESHRAIZEDにパテントを売却しFSRリンケージとなる)もこんなにコンパクト。
リヤメカのケーブルはアウターごとチェーンステイの中を通ります。



リヤバックの作りもこんな感じですから、タイヤのクリアランスもそれほどなくて。
確かKUJO(IRC)の2.3がギリギリだったような気がします。



でもこのチェーンステイ、裏から見るとこんな感じで肉抜きされていて。
(下から写してしまったので見難くてすみません)
ちゃ~んと削りだしで作ってたんですよネェ。

当時はこのBikeにJUDYのDHとかSHOWAのグラビエあたりを付けて、房総や筑波の方のトレイルを下りに行ったり。
HIRAKI CUP(ヒラキカップ)や草レースの4時間耐久とかに出ていました。

特に緑山のレースなんかは長い登りがないかわりに細かいアップダウンが多かったので、一人で長く走るときなんかはこの程度のストロークでもとても助かってたんですよね。

でもさすがにこのバックの細さですからハードな下りでは後ろがヨレるのがよく分かります。
パノラマで下ることとかは考えずに里山をのんびりツーリングなんていう使い方が一番合っているBikeです。

そのうちまたリビルトして乗りたいなぁと思って手放さずにいるんですけどネェ。
なかなか組むチャンスもなくて最近までずっと箱の中に入れっ放しで、「この箱なんだって…?」と開けてみてあったことに気が付いたぐらいですから。

それにもうAmpのDiscブレーキも手放してしまって久しいし。
このストロークのVブレーキ仕様ではもう出番はないのかも知れません。

おっと、こんなこと書くとまた嫁さんに「処分しなさいっ!」ていわれちゃうかも…

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