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レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

プレデター2

2005-06-30 19:37:06 | 映画
プレデター1を観てない人にはなんのこっちゃわからんレビューになってるかもです。

舞台を前作のジャングルからLAに移し、プレデターに立ち向かう勇敢な戦士は、コマンド兵士のシュワから、中年刑事のダニー・グローバー。

のっけから、街頭で銃撃戦。ま、やりすぎの感もあるが、アメリカならありえなくもない、と思ってしまうのは映画の観すぎってわけじゃない。たぶん。
何を言いたいかというと、アメリカってホントきな臭い国だよなー、ということ。あくまでエンタテイメントってところが眉唾なわけで。エンタテイメントの名のもとに、あれだけの銃撃戦を、何の説明もなく映画の冒頭に持ってくるっていう発想自体がどうかしてる。死体を横目にジョークを飛ばし、正義感あふれる刑事は友の復讐しか眼中にない。いや、エンタテイメントだから深く考えるな、と言うかも知れない。entertainmentを辞書で調べると、「楽しみ,気晴らし,慰み,娯楽」だそうだ。うーん、そうか。気晴らしか。ふ~ん。

話を本質に戻そう。前作の「プレデター1」は、徐々に仲間が犠牲になっていく、まぁ言ってみれば「エイリアン」型。ラストのシュワとの対決に徐々に焦点を絞っていく、シンプルで無駄の無い構成。対してこの2作目は焦点がぼやけっぱなし。人間の数は増えたが、ドラマ性は乏しい。刑事の復讐ドラマになりきれてない。上司との確執があったり、FBIとの攻防があったり、プレデターとの地下鉄戦に巻き込まれた女性刑事が妊娠していたり、といろいろとドラマは盛り込まれてはいるものの、どれもこれもが中途半端。復讐ドラマに絞ればいいのに、と思ってしまう。

「エイリアンVS.プレデター」のレビューはこちら


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