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2009-08-24 | 国際的なこと
飲料水の太陽光殺菌法に意外な落とし穴
2009年8月20日 (REUTERS/Tomas Bravo)


 プラスチックボトルに入れた水を太陽光で殺菌する簡易な方法が30カ国以上で利用されている。しかし研究室では問題がないこの方法が、現実ではほとんど効果を発揮しない可能性があるという。
 世界で毎年180万人が下痢性疾患で死亡していると推計されているが、原因としてまず挙げられるのは汚染された飲料水や生活水だ。犠牲者の大半は開発途上国に住む5歳以下の子どもである。

 太陽光を利用した飲料水の殺菌方法、通称「SODIS(Solar Water Disinfection)」は、家庭で簡単に実行できる安価な手法だ。不衛生な水を炭酸飲料など使用済みの透明プラスチックボトルに詰め、直射日光に数時間さらすだけ。すると、太陽からの紫外線とボトル内部の温度上昇により、下痢を引き起こすような病原菌は不活性化する。こうして飲んでも安全な水になる。

 SODISは現在、公衆衛生に携わるさまざまな公共機関や民間団体によって世界中で推進されている。ところが、オンライン誌「PLoS Medicine」誌に今週掲載された研究によると、南米ボリビアの農村地域では、SODISを導入しても下痢の発生率がそれほど減少しなかったという。

 研究チームのリーダーで、スイスのバーゼルにあるスイス熱帯研究所の上級保健顧問ダニエル・モーズザール(Daniel Mausezahl)氏は、「生活現場でのSODISの有効性について研究が進展しない限り、各機関は新たな普及キャンペーンを控えるべきだ」と話す。

 モーズザール氏率いる研究チームは、ボリビアで調査対象の農村を2つのグループに分け、片方のグループだけにSODISを推奨した。調査の結果、SODISを利用した世帯の子どもは下痢にかかるのが年間平均3.6回、SODISを利用していないグループは4.3回だった。利用グループの方がわずかに下痢発生数が少ないが、この差は統計的に有意ではないという。

「問題はSODISにあるのではない。この方法に効果があること自体は間違いない」とモーズザール氏は話す。「SODISは有効な方法だ。どうしようもなく困った状況になったら、SODIS用のボトルに川の水を入れ、最低6時間日光にさらす。そうすれば飲めるようになる」。

 しかし方法に問題がないのであれば、実際に効果が出ないのはなぜか。それは決まり事を守るかそうでないかの問題だという。人々がSODISを一貫して正しく行うように、方法を順守させることが重要なのである。

 例えば、研究対象の約80%の世帯が「SODISの方法を厳格に実行した」と報告したが、研究チームの観察では、実際に守っていたのはその約3分の1にすぎなかったという。

 モーズザール氏は、「いい加減になるのには、いくつかの理由がある」と話す。第1に、忙しくて守っていられないことが考えられる。また、第2の理由としてモーズザール氏は、SODISを利用することが“不名誉”につながるからではないかという点を挙げている。

「ボトルを屋根の上に置くように指示しても、みんなそうしたがらない。SODISは基本的に汚れた水を再利用するものだ。屋根に置いたボトルは、地域のほかの住人に対して“我が家はお金がなくて、十分な塩素殺菌ができない、あるいは十分な給水を確保できない”という事情を示すシグナルになってしまう」。

 スイス連邦水圏科学技術研究所(EAWAG)のマイアーホーファー・レギュラ(Meierhofer Regula)氏は、今回の研究を受けて次のように話す。「決まり事の順守という問題は、介入プログラムを通じて人々の行動を変化させようとするときに常につきまとう。手洗いやコンドーム使用などの場合でも同じで、SODIS普及運動は縮小するのではなく積極的に拡大させていくべきだ。そうすれば習慣になり、違和感がなくなるようになる」。

 欧州連合(EU)の研究プロジェクト「SODISWATER」のコーディネーターを務めるケビン・マクギニャン(Kevin McGuignan)氏も同様にこう話す。「グローバルな普及運動を制限するべきではない。順守水準がこのように低いのはなぜか、どのようにすれば改善できるのか、そういった点について明確に知ることが緊急の課題だ。そのために調査を継続していく必要がある」。

 研究チームのモーズザール氏も次のように話す。「現在の運動方針は、そのような調査・研究を行う絶好のチャンスだ。我々の伝え方が悪いのか、もともと現場に適さない方法なのか。研究段階では何ら問題はないのだが」。

Ker Than for National Geographic News
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冗談みたいな事を研究していますよね。

でもこれが現在の地球文明の現実。

物凄く汚染された“中国”の水なんかは、勿論、こんなワザじゃ意味無いですけどね。

世界中にはきれいな水を手に入れられない為に死んでしまう人たちが毎年、何十万人もいるわけです。

日本って幸せな国ですね。

それ程、環境に差がある以上、文化にも差があります。

日本はいつも考えなければいけない。

誰と仲良くするのか。

誰を日本に受け入れるのか。

日本の現状を見せるだけで、日本は嫉妬されてしまう。

土地が狭い?資源が無い?

とんでもない。

豊かな自然がある国。

それが日本なんです。

日本人は考えなければいけない。

今と未来の日本の子供達の事を。

美しい日本の文化の事を。

それらが無くなった時、“日本”は無くなるのですから。


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