あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

1月25日 男が集えば・・・・

2014年02月03日 | 日記
 第二回の「おやじサミット!」開催。
 かほく市の誇る「西田幾多郎記念館」の大ホールを借り、助言者に北陸学院大の金森先生にお招きし「男の遊び講座」を目玉として、子育て支援財団にバックアップを得て経費や県内の各園への連絡に万全の体制で実施。(但し「男性保育者研修会」なので「おやじ」色は抜いて下さい・・・と釘を刺されたけれど。)

  

 「男性保育者研修会」が表看板なので、男性保育者の研修記録も報告をする。
 前日の夕方から作り始めて途中仮眠を入れ、完成したのがこの日の11時。おお~やったぜ~という我ながらいい出来に自己満足(まるでどこかの園の発表会で前日に日付変更線を越えてお話の『絵本』を仕上げて自己陶酔していた某男性保育者そっくりである)。
 しかし当日スライドショーにしたところ、勝手にどんどん進んでゆく・・・。おいこらまって・・・・・。どうも木の花の園紹介スライドショーを母胎にして作ったので、自動切り替えになっていたらしい・・・。喋りたいことも中途半端で悲しいねえ。まあそのほうが早く終わってよかったんじゃないの・・・と男性保育者たちには慰められたけど(揶揄されたけど)・・・・(当日天国から地獄へと慌てふためく展開もそっくりで困る)。

 あんまり口惜しいからここでちょっこし紹介しとこ・・・。

 男の背中を魅せようぜ! 男たちの旅路~男性保育者の会~

「プロローグ~さあ、歩き出そう・・・」
「第1章 自然と遊ぶ」
「第2章 一発必笑」
「第3章 職人技」
「第4章 ときどき“勉強”・・・」
「第5章 東北へ」
「エピローグ~飛べ、男たち!夢をのせて・・・・」

ぼちぼち増え始めたしかし、各園で孤立する男性保育者たちの現状。しかし一人一人が集えば・・・というプロローグで始まる。

しかし自らを見つめ直し鍛え直すために大自然の場へ。
手取川や白山山系への自転車ツーリング&登山、サバイバルキャンプ、川下り、白峰での雪だるま祭りへの参画、そして河北潟でのおやじレガッタなどのボート・・・石川県内の自然環境の場での研修実践が第1章。大自然に飛び出そう、男ならここまでやれる・・・という生きる力を試す「道場」。山岳地帯で豪雨と雷で死にかけた輩もいたそうだが・・・。

そして一芸を極める研修が第2章。皿回し、けん玉から、腹話術、ウクレレ、クライミング、体を張ったちょっと笑える運動遊び・・・。女性ばかりの保育の世界に足りないんじゃないの・・・と思える男たちの道化師ぶり、その技を磨く・・・・。

その技を本物の道具を駆使して極める、職人芸としての大工、料理を競う研修が第3章。家具職人の工房で本格的に創作、女性保育者や栄養学の専門家先生を審判員に招いた男の料理対決(買い物から調理、試食会まで)など、男たちが本気を出す創作の「本物」ぶりは保育現場で欠かせない・・・(失敗も山ほどあるけれど。)

時には「いのちの教育」の金森先生や「遊びの達人」の竹井先生などからの助言を仰ぐ「お勉強」系研修が第4章。竹を使った遊具、自然素材としての「種」、紙飛行機、大型積み木などを実際と理論(知恵)を融合(できたかな?)。幼稚園、保育園の園長先生を審判員に招いた女性保育者と弁論(詭弁?)と論理(口論?)を競うトークバトルなども。

そして岩手、宮城、福島の東北の被災地の幼稚園、保育園を回る東北ボランティアツアーが第5章。個々にそれぞれの被災地域に出向いていた男性保育者たちだが、準備から含めて男たち集うと何が生まれるか?旅を通じて何を感じ学んだのか?得意芸を織り込んだ創作劇団の一座の旅物語。

そしてこれから・・・。

 女性か男性か・・・みたいな議論もあったけど、男性保育者は、おやじたちを保育の場に引き寄せる、足を踏み入れやすくする「仲介者」になれると思う。こどもっぽい遊びを楽しむ男性保育者の支え手であり、なおかつこどもらしい遊びや保育の「引き出し」を拡げてくれる味方でもある(と感じる)。次回何か具体的なテーマを設定の上でトークバトルをやろうと、サミットの「晩餐会」で衆議一決。男性保育者研修で行った女性保育者とのトークバトル、みたいな感じでいかがでしょう? 
 本音で語ることで、男性保育者とおやじら、おやじら同士とも関係が深まる、そこからもレガッタもそうだけど、もっともっと「おもろい絵」が描けそうな気がするんだけど・・・。


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