山本馬骨:たそがれジジイの呟きブログ

タイトルを変更して、これからは自分勝手なジジイの独り言を書くことにしました。

不可解なことだらけ

2017-08-17 00:43:32 | つぶやき

 今の世には不可解なことが多い。不可解と不思議とでは雲泥の差がある。「不可解」は人間世界の人の言動であり、人をだます要素大だが、「不思議」は人知の理解・想像を超えた現象であり、人為のやらかす部分が殆ど無い。つまり今の世の不可解は、それをやらかしている人間どもが、わざと行っている人道違反行為が多いのだと思う。

 その一つに、少し前に己の抱えている政策秘書を罵倒の限りを尽くした女性代議士がいる。驚くべき行為だったと思うけど、盗聴器ならぬICレコーダーを仕掛けた秘書という人間にも相当の非は在ったのかもしれない。そのレベルがどれほどだったのかは、当事者でない我々には見当もつかないことだが、代議士のセリフや態度が常軌を逸していることは誰にでも理解できることであろう。どこかに雲隠れしている代議士ご自身だって、取り返しのつかない言動をしてしまったことを反省しているのかもしれない。

 しかし、これらの、もはや単なる興味本位の範囲にしかない堕落千万の話題を、更に上塗りする人物が政治の世界に現れたのは不可解としか言いようがない。これには開いた口が塞がらない以上に怒りを覚えずにはいられない。

 何なんだ!と言いたい。青森県の板柳町といえば、津軽のリンゴのふるさとではないか。何度も訪れていてそこがどんな町なのかをよく知っている自分としては、その町の町議の一人の何とかいう人が、よりによって現在も雲隠れ中の代議士の政策秘書に就任したという。一体これはどういうことなのか。マスコミが騒ぐまでもなく、その事実を知ったなら普通の人間なら不可解の疑念を抱かぬ者はいないだろう。何で青森は津軽の町議が、今このタイミングで遠く離れた新座市辺りを母体とする代議士の政策秘書に就任するのか。しかも代議士自身とは一度も会ったことがないという。そのような状況で、何故、どうして政策秘書となりうるのか。不可解としか言いようがない。仮に代議士の代わりの人からの依頼であったとしても、それを受けての詭弁なのか方便なのか、二股かけた行為をしゃあしゃあと話している姿は、この国を運ぶ責任を有する代議士の補佐に値する人物とは思えず、又肝心の板柳町で選ばれて町の発展を期す責任を有する議員に相応しい人物とも思えない。

 詳細な事情は知らない。だけどこのタイミングでのこの行為は、わが国の政治のあり方を愚弄しているとしか思えない。それでなくても政治の、政治家の信頼が軽々しいものとなりつつある今日において、このような世間をバカにした行為が、より一層政治をおちゃらかす方向へ持って行くことになるのは、明らかなことだ。

 この人物も然ることながら、この二股行為を許すルールがあるということにも、不可解の深刻さを思わずにはいられない。世間の悪評を受けて謹慎中の、代議士行為を放棄中の人物が、政策秘書を必要としているとも思えず、この話はもしかしたら町議の賃金よりも倍以上の額となる政策秘書の賃金・手当を騙し取るための詐欺行為なのではないかとも疑ってしまう。とにかく呆れ返る話である。

 政治の世界に巣食っている不良分子は税金にたかる蠅ほどに多いのだろうが、この人物は蠅より一段レベルが上の虻くらいの力があるのかもしれない。町議も国会議員も税金で賄われている公僕の存在である。このようなわけのわからない人物は、蠅であれ虻であれ、早急に正当な手段で排除すべきである。それにしても不可解である。


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