鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

鳥海山をつくる

2016年02月10日 | 鳥海山
先日、前の晩から胸が苦しく、あくる日仕事中も苦しく、と、突然かがみこんでしまって口もきけなく動けなくなってしまった。
かかりつけの医院まで連れて行ってもらって診察してもらったら、発作性心房細動による不整脈だって。
かかりつけが循環器専門だったものだから命拾い。こりゃ、鳥海登山は厳しいなあ。
というこで鳥海山をつくってみました。
"ヤマツミ"というシリーズでいろんな山が、いろんな作成難易度で発売されています。
作っていると夢中になりやめられなくなります。
小学校のとき、夏休みの工作の宿題で鳥海山を等高線毎に切り抜いて重ねていったことがありますが、この年になってまたそれが、しかも
より精度の高いものを作ることができるとは。

写真右手の平坦な所は河原宿ですね。赤い線は登山道。河原宿へ登る赤い線は八丁坂。そこから山頂への急な登りは薊坂。
左の赤い線はボタ池(右手の水色)と左の月山森を通って幸次郎沢を下り、千畳ヶ原へと続く道。

上から見たところ、空撮とでもいいますか。
右手、百宅口、上は矢島口登山道、左の崖っぷちの赤い線は康新道ですね。康新道は見事なまでの鳥海衾(チョウカイフスマ)の大群落があります。
それに岩袋(イワブクロ)も見事な群落を見せてくれます。

左手、康新道が走る外輪壁。右上ちょっと高くなっているところは笙ヶ岳。右手えぐれているところは奈曽渓谷。その上の赤い線が一番登山者の多い象潟口。
真ん中の山頂からなだらかに下方へひろがるのは中島台ですね。噴火により溶岩が流れていったことがわかります。
また、爆裂火口の新山、これができるはるか以前の鳥海山は富士山より高い3,000m級の山だったという説も読んだことがあります。
また新山のできる前は山頂に瑠璃の壺という池があったという言い伝えもあります。

つくっている途中も面白いし、できてからも見るたびにそれぞれの景色を思い起こさせてくれます。
皆さんもぜひお試しあれ。

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