Ayako's wai wai room2003~2015

趣味の自転車生活を始め、日常の何気ない喜びを綴っています。

頸城の秋オフ(初日)

2008-11-03 | つれづれ
2008/11/2(日)



本日無事帰ってきました♪

初日、1日の午後から晴れてきた!との情報を得、当初苺狩号で行く!と宣言していたのですが、晴れるなら最近乗り馴れている風花ちゃんにしようかな?という思いがむくむくとおきだし、結局フロントバッグに入れて運ぶ予定だった荷物はマムートのザックで背負って行く事にしました。

朝7時26分初のMAXとき303号乗車。地元駅で往復切符を買っていたので乗り換えがスムーズにすみました。改札で18番線だということを聞き、早速自由席車両の列に並びました。前から3番目でしたが、到着した車両には既にたくさんの人が乗り込み、席は2階建てでしたが、確保するのは難しそうでした。そのまま通路に自転車を置き、しばらく立っていましたが、なんとこの通路には2名分の補助席があり、座れる事を初めて知りました。

そうこうするうちに、8時12分、越後湯沢駅到着です。乗り換えのときにそのまま改札をくぐれるため、列車の案内板をみて0番ホームの列車に乗り込みました。あとで実は同じ列車に乗る予定だった方が2人もいたということを知りました。
8時26分の出発まで少し時間に余裕がある事もあり、車両を撮影したり、運転手さんに「乗り継ぎの料金はどこで払うのですか?」と伺ったりしました。私が降りる予定の駅は無人駅なのです。すると「降りるときに、こちらで受け取りますので、840円をご用意ください」とのことでした。
私は納得して、席に戻りました。
ふと正面を見ると、きれいに紅葉した山が朝日に照らされてなんとも言えない美しさでした。

列車は2両編成で、駅によっては先頭車両の扉しか開きません。私はほかに誰も自転車乗りが乗っていなかったのを不思議に思いつつ、一人景色を眺めていました。

このほくほくせん、実は単線なのですが、新幹線規格で作られているらしく、普通列車でも110キロは出るらしい(特急は160キロだとか)と聞いていたのですが、最初は普通の列車の速度だなぁ。と思っていました。ところが、魚沼丘陵を過ぎたあたりからトンネルに入ったとたん、「ゴーツ」とすごい勢いに変わったのです。私は耳が一瞬おかしくなって、一生懸命つばを飲み込みました。噂は本当だったんだ!と改めて実感しました。

そうこうするうちに、9時16分予定通り、まつだい駅到着、草間弥生さんのオブジェにびっくりしつつも、駅のキンと冷えた空気に寒さを感じました。駅のトイレはちゃんと暖房で暖められていて嬉しかったです。

さて、どこから出るのかな?とうろうろしていたのですが、地図的には反対側から出るのが正しいだろうと思い、ホームを渡って出る事にしました。

自転車を組んでいると、賑やかな人々の声。駅は無人駅と聞いていたけれど、道の駅が隣接されているからか、土産物売り場は賑やかでした。

どこから来たの?細いタイヤねぇ。などと声をかけられつつ、「ほくほくせん発祥の地」という石碑の前で写真を撮っていると、「撮ってあげるよ」と言われ、風花と一緒に撮影してもらいました。

その後、右手にあるセブンイレブンで2日分の補給食を購入し、地図を確認しつつ、池尻まで向かいます。ここで三叉路に分かれており、私が向かう蒲生は上りでした。道ばたの気温は13度と成っていましたが、日差しはまぶしく、フリースをいったん脱いで道なりに上ります。信号で待っている時に、地元の方にお会いしました。そこで、「蒲生の棚田」を見たいのですが、あの道を上るんでしょうか?と声を掛けると、「あの道を上るとあるよ。だけどこの辺りはそこらじゅう棚田だよ」などと言われてしまいました^^;お礼を言って、早速上り始めます。前日の雨のおかげで、田に水が入り、きれいな水鏡ができていました。
今回の旅で初めて見る棚田はとても心に残りました。時計を見ると、まだ出発してから30分しか経っていませんでした。このあとは国道沿いに咲く、満開のススキにうっとりしつつ、儀明でトンネルをさけて細い道を入ろうと思い信号待ちをしていました。
「どこいくの?」と声をかけられて「この道を入りたいんですけど」と説明すると、「行き止まりだよ」とのこと、さらにもう一人孫を連れていたおじいさんも、「トンネルなら下りだから、この裏は上らなきゃいけないよ」と言われ、内心(上るのは構わないんですが^^;とここまででかかった言葉をぐっと飲み込んで)2人の説得に負けて、トンネルの歩道を行く事にしました。
ちょうどこの日は工事中で、入り口に片側通行の案内をしている人が立っていました。
「すみませーん、歩道は入れますか?」すると「歩道はいろいろあって危ないから、この列の車の最後に走ってください」と言われました。
距離は2キロ、思ったより長かったです^^;前半は舗装が平らですが、後半のカーブはスピードを出させないように、段差がつけられていて、少し腕が痛くなりました。幸いにも下りだったので、それだけは良かったです。
私がようやく出ると、待っていた車の列が通され、大渋滞でした。横目でその列を見ながら「ゴメンなさい><」という気持ちはありつつ、ぐんぐん下る道に、今日は意外といい選択をしたのかも?と思いました。
途中ホタルラインや、広域農道など気になる道がありましたが、道なりに進む事にしました。
青空市場到着。
道の駅みたいな感じかな~と思いつつ、場内を一巡。すると「これからお餅つくからぜひ食べて行って!」と声を掛けられました。準備が着々と進み、みんなが集まってきました。
「せーの」「よいしょ」「よいしょ」と、皆で声をかけます。見ている人も、やってみたい人は杵で付かせてもらえました。私は、運良くできたてのきな粉とあんこ餅をご馳走になり、おなかいっぱいになりました。ここでも「どこから来たの?」「今日はどこまで走るの?」とか、「地元の人ですか?私も自転車乗ってましてね」などと、声を掛けられました。

虫川到着。駅はもう少し先のようでしたが、田舎屋への看板が手前にあったので、県道43号線へと進みます。まだ12時過ぎで、ここから車で20分と聞いていたので、もう少しぶらぶらしてから向かおうと思いました。

虫川大杉見学。かなり大きくて、写真に納まりきらないほどでした。
直峰(なおみね)城跡へ「近道」とある地図には載っていない道を上る。うーん、美ヶ原の時に上った温泉からの上り口みたいに急です^^;近道ってだいたいこういう事だよね。。。と思いつつ、ようやく広い通りとぶつかり、この道でいいのかな?と上って行くと、城ノ越という案内が。あ、お城越えちゃうじゃん^^と戻る前に、プチ休憩。見晴らしのいい場所で補給を取る事にしました。

おなかも少し落ち着いたところで、来た道を下り、再度お城の入り口をチェック。うーん、出そうだなぁ。足下の土は水分を含んでいてぐちゃぐちゃ。中へ一人で入る勇気は無く、そのまま下る事にしました。

茅葺き美術館
小さなミニチュアが当時の茅葺き屋根の民家を今に伝える貴重な資料に成って展示されていました。
学芸員さんの勧めでコミュニティプラザも寄ってみました。
地元の人の手作りの品がいろいろと出品されていました。

下る途中で旧三国街道への道看板に出くわし、写真を撮っていると「今日は春日山から歩いてきました」という方が声を掛けてきました。今度大河ドラマ「天地人」の舞台となる場所を実際に本を読んだだけだと理解できないので、歩いてみようとまつだいまで向かっているとのことでした。
ちなみに主演は妻夫木くんだったと思います。妻夫木君もここに来たかな?などと、ミーハーな事を考えつつ、ではお気をつけて!と分かれて進みました。石畳と書いてあったので、この道はスルーしました。

手作りピザ/パンの店ダンケ
黄色い看板がちまっと刺さっています。え!こんな場所で手作りピザ?これはぜひ確かめに行かないと^^と坂を上り始めました。途中、棚田は見えるのですが、行けども行けどもそれらしき建物は無く、香りも無い。これはだまされたかな~と半分思いつつ、とりあえず突き当たりの分岐まで行って、無かったら右の分岐から下ろう、と上り始めました。

この時は、輪行袋を落とした事など全く気がつかずに向かったのでした。

分岐にくる途中は開けた棚田が左右に広がり、とても美しい場所に来られて満足していました。すると、ここでようやく2つ目の看板を発見しました。分岐で左に進み、急坂を上りきったお家兼お店といった場所、そこが探していたダンケさんでした。
やったー
「こんにちはー」網戸を開けても誰もいません、パンが並んでいるだけでした。「すみませーん」何度か声を掛けたところ、ようやく一人のご主人が「いらっしゃいませ」「すぐ気がつかずに申し訳ございませんでした」と丁寧に出迎えてくれました。
ちょうどお昼にしたかったので、「20分ほどかかりますが」と聞かれるのも「大丈夫です、お願いします」と言ってスペシャルピザを注文しました。

待っている間、壁にかかっている色紙を眺めてみると、谷川俊太郎氏をはじめいろいろな方が見えているお店のようでした。ご主人のお話によると、田舎屋さんのご主人ともよく知っている仲だそうで、「結構上りますよ」と教えていただきました。

スペシャルピザは直径20センチくらいの生地に、甘エビ、オニオン、ピーマン、サラミ、マッシュルーム、トマトソース、ナチュラルチーズがたっぷり入っていました。
食後は少しお話をしたあと、別れ、分岐で和田方面へ一気に下ります。下りきった時のことです、ふと気がつくと、「輪行袋が無い!」と気がつき、どこで落としたのかカメラの画像をチェック。

すると、すでにダンケさんの店先で撮影した画像には無く、その前のビューポイントでも無くなっていました。
念のため、今来た道を舞い戻り、坂道を上ると、先ほど下る時には無かった動物の落とし物が道の真ん中にありました。この上りに入る時に、熊注意の看板をみて上ってきていたものですから、少しびっくりしながら上りました。

ダンケさんへの上り口まで戻り、やはり無いことを確認し、分岐まで来た最初の長い道をゆっくりゆっくり下りながら、赤い輪行袋がどこかに落ちてはいないか探しました。

たぶん、ここで落としたかもしれないと思っていた場所には何も無く、もしかしたら茅葺き美術館からの途中かな?と下りきった時に、もう一度画像をチェックし、再び今下ってきた道をまた上ってみる事にしました。

「あった!」
なんと、木の枝に誰かが引っ掛けておいてくれていました。まずは見つかった事にほっとしつつ、畑の奥を見ると人影があります。「こんにちは」と急いで走って行って「拾ってくださったのですか?」と訪ねると「ごめんなさいね、最初傘が落ちているのかと思って中身開けてみちゃったのよ、でもよくわからなくて、立てておいたんだけど、枝が倒れちゃって、もう一度さし直しておいたところなの」とのことでした。
本当に感謝の気持ちがいっぱいで、何かお礼がしたいのでご住所を!と言うと「いえいえ」とおっしゃるので、写真だけ撮らせていただく事にしました。
本当に見つかって良かったです。
さて、ようやく見つかったところで、改めて和田の交差点へ向かいます。時刻は午後3時をまわり、約1時間探していたのでした。
3時を過ぎると寒くなるよ、というダンケさんのご主人の言う通り、あれだけ暑かった日差しも次第に傾き始め、4時までにはなんとしてもお宿へ到着しなければと向かったのでした。
田舎屋さんまでの道のりは、さすが高地さんの選定だけあって、とても不思議な場所にありました。ちなみに昔は小学校だったとのこと、当時の小学生の苦労が忍ばれます。
またまた分岐で悩んでいると、近くで野良仕事をしていたおばあさんが、「この先の七曲がりを上った先に見えるあの建物がそうだよ」と教えてくれました。
お礼を言って、さらに上ります。時速5キロくらいで上りました^^;
3時50分田舎屋到着。「おかえりなさい」とご主人に迎えられ「あれ?今日初めてですか?」と声を掛けられました。
「はい、今日からお世話になります」とご挨拶したところ、「今日は一番乗りですよ、お風呂わいてますからどうぞ」と案内してくださいました。
ちょっと熱めのお風呂でしっかり汗を流し、洗濯機もあったので、早速ジャージを脱水までかけ、部屋でくつろいでおりました。
部屋へ戻る時に、さんぽさんとすどうさんがお風呂で、その後4時をすぎ、5時を過ぎても高地さんやtakiさんが帰ってこないので、心配しました。
6時までに、無事みんな到着し、夕食は6時半からということで、楽しみにしていました。

が、部屋へ戻ってびっくり><、部屋が暖められたせいでなんとカメムシがあちこち止まっています。干していたジャージにも、翌朝着る予定のレーパンにもひっついていて、思わず「わわわ」と振り払ってしまいました^^;

まぁ、そんな事もありましたが、夕食の時間になり、部屋を跡にしたのでした。
夕食はメインが手打ちそばでしたが、とても手間をかけて作られていました。濃いそば湯がおいしかった^^
甘エビも子持ち甘エビは初めてでしたが、とても新鮮でおいしかったです。

食後は男子部屋で、翌日の行程スケジュールの説明と、皆さんの撮影した今回の写真をテレビに映して上映会が続きました。
自分の知らないいろんな町の姿を見る事ができて、とても面白かったです。が、さすがに10時になると、頭痛がしてきて、布団へと向かったのでした。
布団に入ってからもブーンブーン、ポテッ。というカメムシの活動音にびくびくしながら、布団に潜って眠りにつきました。
明日も晴れる事を祈りつつ。(2日目へつづく)

6 コメント

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Unknown (ayako)
2008-11-06 20:31:38
cherioさん、こんばんは
名前が判明して良かったです
Unknown (cherio)
2008-11-06 13:06:33
>Unknownさん

名前書くの忘れてました
Unknown (ayako)
2008-11-04 23:41:18
ぢぞうさん、こんばんは
>珍道中
本当に^^;一人では思わぬ事に出会いますね。
今日は自宅の近くでいたち?みたいな動物に遭遇しました^^;
>カメムシ
今日届いた荷物もよーくチェックしましたが、いませんでした^^
虫は苦手なんですよ。蛾とかもこっそりいる分にはいいんですが、向かってこられると逃げます^^
>ボトルケージ
そうなんですよね。今回自作した袋だったので、留めベルトが着いていませんでした。翌日は輪行用のベルトを1本使ってぎゅうぎゅうに止めておきました。
>続き
お楽しみに♪

Ezさん、こんばんはー
意外と今回の新潟は埼玉から近かったです!
>暖かい心遣い
本当ですね~
諦めなくて良かったです

Unknownさん
>お疲れ様でした!
ども。
>一人旅は色々あったようですね。
そうですね~意外と自転車乗りに優しい人たちがいっぱいでした。
>輪行袋、見つかってよかったですね~
ありがとうございます。
久しぶりにゴミ袋輪行になるかと心配しました^^;
Unknown (Unknown)
2008-11-04 20:14:04
お疲れ様でした!
熊には会わなかったようですが、一人旅は色々あったようですね。
輪行袋、見つかってよかったですね~。なんとも温かくいい感じ。
Unknown (Ez)
2008-11-04 16:22:03
おかえり~
輪行袋、よかったねー
暖かい心遣いに触れると、ほんわか気分になるよね。
1日目、いいサイクリングが出来たみたいで良かったです。
オツカレサマデシタ~ (ぢぞう)
2008-11-04 12:23:56
楽しい珍道中(?)の様子が伝わってきます。
コッチ(秋田)は大雨だったのでウラヤマシイです。
カメムシ、間違って踏み潰さなかったですよね(^^;

輪行袋…ワタシも以前同じコトをやってしまいまして
ボトルケージに入れてから裾止めベルトで止めるよう
にしてからは、なんとか無事に走っております。

続きも楽しみにしています。

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