式年遷宮とは・・・・伊勢神宮

2013-01-17 22:14:48 | 歴史に関する雑学

最近よく聞く言葉・・・・「式年遷宮(しきねんせんぐう)」

今年は、伊勢神宮の式年遷宮の年です。

正式には「神宮式年遷宮」といいます。

 

神宮・・・・伊勢神宮のこと、正式名称は「神宮」。
他の神宮と区別するために、「伊勢の神宮=伊勢神宮」と呼ばれています。
式年・・・・一定期間のこと。
遷宮・・・・本殿の修理等で、御神体を別の神殿に移すこと。

 

つまり「神宮式年遷宮」は定期的に行われる遷宮のことです。

 

飛鳥時代の天武天皇が決め、

次代の持統天皇の治世に第1回目(690年)が行われました。

その後、20年毎に行われていきます。

戦国時代には長期に渡り、実施できませんでしたが。

 

平成17年からすでに、第62回の式年遷宮は進行中。

内宮、外宮の他、14の別宮の社殿、鳥居など65棟の殿舎、

装束・神宝そして宇治橋までがすべて造り替えられます。

建て替えではなく、修理でもなく、造り替えです。

つまり、今ある社殿の横の敷地に新しい社殿を建てています。

遷宮先は右の更地。左側、現在の正殿(外宮)

撮影:2008年

 

その後、今までの社殿は取り壊し、更地になります。

20年毎に場所が移動するわけです。

今年、平成25年の秋には正遷宮(神体の渡御)が行われ、式年遷宮が完了します。

 

なぜ20年毎の遷宮なのか?

老朽化はケガレであり、神の生命力を奪うため、新しい社に造り替えるとも。

古来から変わらない萱葺きの建物で、柱も白木。

風雨にさらされる建物の耐久年数が、20年が限界だとも。

また20年という期間で、遷宮に必要な資金が調達できるとも、

・・・・諸説あります。

<追記>FBの友達から一言。「宮大工」の育成もあるよと・・・。

そうそう、忘れてた!(^^;)

 

「神宮式年遷宮」は「伊勢神宮」の遷宮の事。

では「式年遷宮」はというと、他の神社でも行われています。

資金面から修理のみの場合が、今はほとんどのようです。

まぁ、文化財保護法などの兼ね合いもあるようです。

(●´∩`)ゞゥーン・・・

 

「式年」ではありませんが、数十年に1度とか、

今までに数回実施した・・・とかいうのもあります。

 

それが「出雲大社の平成の大遷宮」です。

こちらも今年で、建て替えではなく、修理ですが。

平成20年4月、大国主大神が本殿から仮殿に御遷座される「仮殿遷座祭」が行われ、

平成25年5月10日に、修造の終わった御本殿にお還りになる「本殿遷座祭」が行われます。

平成20年には、普段入ることのできない御本殿の特別拝観、

昨年までは大屋根特別拝観がされていたようです。

次の実施は60年後・・・・(lll ̄□ ̄)ガーン!!

残念ながら、行ってません!見てません!

(llllllllllllllll´Д`)【ショォォォォォォォッッッッッック】(´Д`llllllllllllllll)

 

 

平成28年、春日大社の式年造替(遷宮)が行われます。

こちらも20年毎の、こちらは修理です。

 

 

何十年に一度のチャンスです!


是非、この機会に行ってみてはどうですか?

 

伊勢神宮 神宮式年遷宮 http://www.sengu.info/index.html

出雲大社 平成の大遷宮 http://www.izumooyashiro.or.jp/sengu.top.html

春日大社 式年造替 http://www.kasugataisha.or.jp/about/zoutai.html

 

 

 

 

 

 



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