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'080730 ギョーザ事件 捜査進展せず 日中の主張平行線 

2017-04-07 20:01:51 | 事件
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’08/07/30の朝刊記事から


ギョーザ事件 捜査進展せず 日中の主張平行線 
発覚半年 五輪後に期待の声


中国産食材への信頼を大きく損なった中国製ギョーザ中毒事件の発覚から30日で半年。
5月と7月の日中首脳会談で捜査協力の強化などで意見が一致したものの、実際の捜査は暗礁に乗り上げた状態だ。
警察庁は北京五輪後に、改めて中国側に協力を呼びかける。



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警察庁はこれまでに日本国内での操作をほぼ終了。
混入されていた有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は中国の製造段階で混入されたことが確定的としているが、中国側は「中国で混入された可能性は極めて低い」と主張している。


日中の捜査当局は連携して捜査を進めるため、情報交換会議を設置。
今年2月から4月まで相互に4回にわたって会議を開いたが、その後の開催のめどは立っていない。
「情報のやり取りだけは継続させている状態」(警察庁幹部)という。



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しかし、真相究明がなかなか進まないことに、捜査を進めてきた千葉、兵庫の両県警からは苛立ちの声も聞かれる。
千葉県警の幹部は「おびただしい数の毒物がある中で、苦労してメタミドホスを特定しただけにやりきれない」とこぼす。


ある警察庁幹部は「日中首脳会談で(胡錦濤中国国家主席が)事件解決に向けた発言をしている以上、それを信じるしかない」と、五輪後の中国側の姿勢の変化に期待を寄せた。




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中国製ギョーザ中毒事件
昨年12月から今年1月の間に中国の天洋食品が製造し、日本たばこ産業(JT)子会社のジェイティフーズと日本生活協同組合連合会が販売した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が有機リン系中毒になった。
商品から最大で残留農薬基準の10万3千倍の濃度の殺虫剤メタミドホスが検出され、故意に混入された可能性が高いとみられている。
日中両国の警察が共同で捜査に当たっているが、全容解明のめどは立っていない。




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