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中国マフィアが「日本の不良」を“爆買い”している!?

中国マフィアが「日本の不良」を“爆買い”している!?

2016年05月19日 07時30分 公開[週刊大衆2016年05月23日号]

中国マフィアが「日本の不良」を“爆買い”している!?

 闇勢力が“ワルのエリート”をヘッドハンティングしている。悪のノウハウごとお買い上げとくるからまったく恐れ入る。

「爆買い」。来日した中国人観光客が大量に商品を買い込む姿があちこちで見られ、昨年の「流行語大賞」にも選ばれた言葉だが、この爆買いが家電商品や粉ミルク、オムツに止まらず、なんと裏社会の「人材」にまで及んでいるという。

「2013年3月、警察庁は関東連合、怒羅権などの半グレ集団の取締り強化に乗り出しましたが、中国裏社会の“人材の爆買い”も、その頃から顕著に なってきましたね」 こう解説するのは、裏社会に詳しいフリーライターの下河原弘達氏だ。「彼らのような、いわゆる不良は、以前は“反社会的組織”が吸収 していました。ところが、11年10月の東京都を最後に全国で暴排条例が施行され、徹底的に締めつけられ、この受け皿が機能しなくなった。そこに、中国の マフィアが手を伸ばしてきているのです」(前同)

 下河原氏は背景には犯罪の国際化があると指摘する。「日本国内の締めつけが厳しくなれば、活動拠点が海外に移っていく。振り込め詐欺の電話の発信地が中国が主流になっているのも、その典型。日中間に犯罪人引き渡し条約が締結されていないのも、彼らには好都合なのです」

 さらに、中国のマフィアが“金さえ稼げれば方法は問わない”という方針であることも、人材の爆買いが増えた一因でもあるようだ。ある関東の反社会 的組織の幹部が言う。「奴らは手っ取り早く儲けられれば、なんでもする。仁義なんてありゃしない。逆に、何をやっても儲ける奴が偉い。若い奴らも、かつて 我々がやってきたような下積みをやらなくていいんだから、あっちに流れる。ついこの間まで下っ端だった奴が、上海じゃマフィアの幹部だっていうじゃない か」

 手っ取り早く儲けるため、中国の裏社会はノウハウや人脈ごと人材を“お買い上げ”。そして、香港、マカオ、上海などで、元半グレたちは“幹部”と して「大きな顔をしている」(前同)という。こうして中国マフィアと通じた者たちは数々の闇ビジネスに携わっていくことになる。取材を通じて明らかになっ た実例の、ごく一部を紹介しよう。

 数年前から、中国人女性の間で美顔、美白にいいと“プラセンタ注射液”が大人気。高値で取り引きされているという。この注射液、本来は更年期障 害、肝機能障害改善のための医薬品。したがって診療を受け、処方箋をもらわなければ購入できない。「そこで小遣いが欲しい製薬会社の不良社員、借金漬けの 医者などのコネを開拓し、横流ししてもらう。正価1本約200円のところ、末端では15倍の3000円ほどで、いくらでも捌ける。違法薬物ほどヤバくない から、いい商売だよ。副作用の心配!? 客が欲しがるんだから、知ったことじゃないよ」

 こううそぶくのは、族上がりのA氏(30)。美顔、美白といっても、それは薬の副作用で肌の色が白くなるだけの話。死者も出ていて、世界保健機関 (WHO)も警告しているが、どこ吹く風だ。だが、このA氏によれば、彼らの数十倍を荒稼ぎしている者たちがいるという。「うちの顧客は日本に来ている中 国人だけ。奴らは、もっと大きな購入ルートを持っていて、コンテナで中国に密輸して捌く。現地のマフィアは中国の税関にワイロを渡しているから絶対、摘発 されないそうだ。月に軽く数億円の稼ぎがあるみたいだね」(同) また近年では、中国に若い女性を送る裏ビジネスもあるというのだ。

 

本誌の取材に応じた半グレ組織に属する40代のB氏が、女性を送り込むメリットを、こう解説する。「今は中国で働いたほうが、女性も稼げるよ。向こ うでは日本人が人気で、相場は2時間で6万円。3人相手で1日18万円。20日稼動で月に360万円。飛行機代や宿泊費などの経費は知れているから、女性 たちも頑張れば200万円ぐらい稼げる。帰国まで全部、こちらで費用は見て、帰国後、手渡しで、まとめて支払う」

 送り出す場所は、マカオ、福建省の主要都市だという。送り出しを管理するB氏らと、中国のマフィアで、女性の報酬の残りの約半分を分け合うのだと か。同席した40代の元・反社会的組織代表C氏が続ける。「向こうの店は100%、中国マフィアの息がかかっている。彼らが警察に根回ししてくれているか ら心配ない。女性は観光目的と偽って中国に行き、1か月働いて帰る。正規の出国だから、密入国のリスクもなければ、パスポートを奪ってタコ部屋に閉じ込め るなんてこともない。リスクは低く、今のところトラブルはないね」

 聞けばC氏は、数年前まで関西方面の有力組織に属していたが、警察の締めつけで完全に行き詰まっていたところ、B氏の誘いで組織を辞めたという。 ある現役の反社会的組織代表は、こう漏らす。「日本の反社会的組織は総じて海外に出遅れている。その点、半グレのほうが早いのでは。うちは早くから中国側 と組んでいたから、なんとかやれているけどな。中国で偽ブランド品工場を経営して、日本に輸出している社長の面倒なんか見ているんだよ」

 そして、現地の“空気”について、こう嘆息する。「中国では子どもの臓器売買まで、金になるなら何だってやるだろう。裏社会はもちろん、一般人 だって、見つからなきゃ何をやってもOKという発想。とてもじゃないが、日本人の堅気では対抗できないよ」 つきあいのある人物をも呆れさせる貪欲さは、 日本のみならず世界を飲み込んでいくのだろうか。

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