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『ヨルダンは危機的状況に陥るか』 *[2017年07月29日(Sat)]

 『ヨルダンは危機的状況に陥るか』 *[2017年07月29日(Sat)]

 


どうもヨルダンの状況が、悪化してきているようだ。その原因はIS(ISIL)のイラク、シリアでの敗北であり、彼らはトルコあるいはレバノン、そしてヨルダンから第三国に逃亡して行くものと、考えられる。*

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ヨルダンのシリア人難民キャンプは以前、IS(ISIL)のリクルートの場所に、なっていたことがある。そして、IS(ISIL)がヨルダンの軍事訓練所で、アメリカやイスラエルの将校から、軍事訓練を受けていた、という情報も伝えられていた。*

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こうしたことを考えると、IS(ISIL)にとってヨルダンは、案外潜入し易い国なのかもしれない。しかも、ヨルダンには多くのイスラム原理主義者がいるのだ。ムスリム同胞団員が最も多くいる国の、ひとつでもある。*

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加えて、ヨルダンには多くの(70パーセントを超える住民)パレスチナ人が居住してもいる、従って、IS(ISIL)にとってヨルダンは、最も潜伏しやすい場所、なのではないのか。*

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ヨルダンがいま危険に向かっている、と思われる兆候は、エルサレムのアクサ・モスク問題がある。パレスチナ人たちはイスラエルによる、アクサ・モスク閉鎖や監視機器の設置などで、激高しているのだ。それはヨルダン国内のパレスチナ人にも影響を与え、ヨルダンでも、イスラエルとの平和な時代は終りにしろ、と叫ぶデモが行われている。*

加えて、ヨルダンの首都アンマン市の、イスラエル大使館で事件が起こり、ヨルダン人がイスラエル大使館の警備員によって、銃殺された。警備員はその後、イスラエルに帰国したが、当然ヨルダン国内では『裁判にかけろ。』という要求が盛り上がっている。

このイスラエル大使館で起こった事件は、ヨルダン国内を騒乱状態に、導くかもしれない。さすがに危機感を抱いたアブドッラー国王は、急遽外国から帰国し、対応を急いでいる。

大分うがった味方が許されるならば、イスラエル政府はヨルダン川西岸地区への、入植活動をほとんど自由にさせており、将来は、ヨルダン川西岸地区の全てを占領し、パレスチナ人を追放する気なのかもしれない。

そのときのパレスチナ人の受け入れ先は、ヨルダンということになろう。以前からヨルダンは本来、パレスチナ人の土地であり、アブドッラー国王の王家は、サウジアラビアのへジャ―ズ地方の出身だ、という事実がある。

物事は劇的にはなかなか進まない。特にイスラエルが展開する手法には、相当の時間がかかる、そして気がつくと新しい状況が、固定化しているということだ。ヨルダン川西岸地区の支配、ヨルダンのパレスチナ国家化は、そうした手法が採られている、ひとつなのかもしれない。

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