外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

今日の浦添(3/10)

2012-03-10 20:42:55 | 大学野球
今日の浦添は、「曇り」という天気予報にも関わらず、朝は雨でした。

したがって、またまた室内で練習が始まりました。

もっとも、午後からの降水確率がぐっと下がることを見込んで、野手陣は打ち込み、投手陣は走り込み中心の練習メニューとなりました。

--------

冒頭の写真は、打撃部門を熱血指導される徳武さん(早実)です。

徳武さんのご指導は、打撃にとどまりません。
早稲田でスタメンを任された選手の背負う重圧、そして、その重圧を跳ね返して期待に応えるための、普段の生活と練習における心構えについて、機会あるごとに選手たちにアドバイスされています。

「期待されるということは、本当に辛く苦しいことなのだ」
「しかし、逃げることはできない。」
「1打席・1守備機会が巡ってくる都度、役割を果たすために全身全霊を込めて、努力する。その姿勢が伝わってこなければ、期待レベルを落とすしかない」

ビジネスの世界に生きる私の胸にも、ズシーンと重く響く徳武さんのお言葉です。

--------


こちらは、投手部門を指導されるコーチ陣。
右が安田さん(小倉高校)、左が小宮山さん(芝浦工大付属柏)です。

投手に対するお二人の指導ぶりは、やはりピッチングの道を極めた人ならではの含蓄のあるもので、技術だけでなく、心理面にも及ぶキメ細かい内容です。

そして、お二人の指導は、捕手にも及びます。
例えば、二塁への送球を肘に負担のかかる、力任せで窮屈なスローイングをしている捕手を見つけると、改めて送球の基本をアドバイスしてくださいます。

「捕球姿勢-フットワーク-スローイングという、一連の動作の総合的な技術向上が大切。」
「その地道な努力をしないで二塁への送球時間だけに拘ると、いずれ肩や肘を傷めて長続きしない。」

野球メディアで高い評価を得ようとして、高校生キャッチャーが勘違いしがちな点だと思いました。
------



野手陣に対して、ノックの雨を降らす八木さん(興国高校)です。

八木さんは、私の2学年先輩。
ドラフト候補が何名もいる時代に、主将を務めた方で、東芝を経由してプロ野球に進まれました。

我らがオフ会の終身顧問・Nさん(投手)から、早稲田に入学された時に、遊撃手・八木さんの高い守備力に驚いたというエピソードがあります。
ある日、シート打撃にNさんが登板した際に、三遊間に強い打球が飛んで、「ああ、左翼前ヒットを打たれてしまった」と観念して後ろを振り向いたら、遊撃を守る八木さんが何事もなかったように打球を捌いて、一塁でアウト。
「あの打球が、アウトになるのか」と、Nさんは大学野球の内野陣のレベルにビックリしたそうです。

八木さんは、打球を待つ姿勢、足運び、グラブを差し出す位置と角度、捕球から送球に移る動作、そしてスローイング。
守備指導に関する引き出しを、本当に数多くお持ちの方です。

-------

午前中に雨が上がり、午後は久しぶりにグラウンドでの練習となり、さっそく紅白戦が行われました。

明日も、グラウンドでの練習ができるよう祈ります。
Comment (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の浦添(3/9) | TOP | 今日の浦添(3/11) »
最新の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
カッセーカッセーヤギー (MT)
2012-03-12 08:02:48
兄が八木のファンでした。二文字の苗字は、「八木チャチャチャ」と拍手を入れたり、応援方法を工夫していましたね

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。